小学校の先生は基本的に小学校全科を教えるため、各科目ごとに初等教科教育法という授業があります。
子どもたちによりよい授業をするために、教材研究を行い、指導案(授業の計画)を作成して授業を行います。
また実際に実習に行くと子どもたちの前で授業をしますが、大学の講義では学生同士で授業を行う模擬授業を重ねることで、指導力をつけていっています。
今日は、石井健作先生が担当されている初等教科教育法(理科)を紹介します。
今日の授業は13時間目(全15時間)になります。
グループ毎に指導案作成、教材研究を重ねてきました。
担当グループは先生役として模擬授業を行います。
その他の学生は、子どもの立場で授業を受けてもらいます。
今回が6回目の模擬授業でした。
本時は小学校5年生 理科「もののとけ方」の学習で、
食塩とホウ酸の溶ける条件について調べる場面の指導でした。
5年生で使わせたい「理科の見方・考え方」について、しっかりと考え指導する姿が見られました。
回を重ねるごとに、教材研究の深さや先生としての指導技術の向上(心構え?)
が随分と見られるようになっており、大変感心しています。
また、毎回、模擬授業後には協議会を行っています。
こちらも、初めのころに比べ、活発で質の高い協議会になってきています。
秋からの小学校教育実習に向けての心構えも随分とできていることが伝わってき
ます。
学生の中にも算数や理科が苦手な方がいるようですが、実際に模擬授業を見ていると、みんな楽しそうにかつ真剣に取り組む様子が見られます。
秋には実習にいきます。子どもたちの前で楽しい授業をしてくれることでしょう。