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2019.03.28

【教員の研究活動】田中英資准教授の著書(共著)が刊行されました。

文化遺産研究/社会人類学を専門とする田中英資准教授の著書(共著)が2冊刊行されました。
 
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3月に刊行された『トルコ共和国 国民の創成とその変容:アタテュルクとエルドアンのはざまで』(小笠原弘幸(編)九州大学出版会)では、第6章「国民国家トルコとアナトリアの諸文明:イスラム化以前の遺跡をめぐる文化政策」を執筆しています。トルコに残る様々な古代文明の遺跡とトルコ共和国という国家のあり方の関係について、社会人類学の観点から論じたものです。なお、この論考の内容の一部は、田中准教授が研究分担者として参加している科学研究費「遺跡・遺構からみるアナトリア都市文化の通時的分析」(基盤研究C 課題番号:17K02025)の成果の一部です。
 
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また、2月に刊行された『地中海を旅する62章―歴史と文化の都市探訪』(松原康介(編)明石書店)では、第2章「ロドス〈ギリシャ〉―『太陽とバラの島』に残るヨーロッパ中世の街並みと文化の重なり」を執筆しています。こちらは学術的というより、一般の方々向けにギリシャのロドス島の旧市街の文化遺産を紹介する内容です。

なお、現代文化学科の人気科目のひとつに、海外フィールドワークの研修旅行科目「フィールドワーク現代文化」があります。田中准教授は世界遺産をテーマにした研修旅行をこれまで企画しており、2012年度にロドスの旧市街やアテネ、トルコのイスタンブール旧市街を訪れる研修旅行を実施しています。
〔ロドス旧市街でのフィールドワークの様子〕
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