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2019.03.26

ベトナム フィールドワーク (その6/6) (授業紹介)Global English Fieldwork

 
ベトナムの食と歴史と文化に触れる

今回は8名の本学学生が、ハノイ4日間、バリア・ブンタウ6日間の滞在期間中に体験したベトナムの食・歴史・文化体験の一端をご紹介いたします。

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朝陽に映えるハノイの街並み
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バリア・ブンタウの海

ベトナムの歴史・観光資源に触れる

ベトナムは仏教国であるため、多くの寺院や中国の偉人(孔子、孟子、荘子など)を祀った建築物があります。また、ハノイには建国の父であるホーチミンの巨大な墓(ホーチミン廟)がベトナムの国会議事堂の正面に据えられており、多くの観光客が訪れています。

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ホーチミン廟の前で
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孔子廟にて
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孔子廟内の「金の亀」像の前で、フィールドワークの成功を祈る学生たち

バリア・ブンタウは、フランス統治時代の古い建造物や、寺院、そして常夏の気候風土と長大な海岸線を活かしたビーチ・リゾート資源が豊富にあります。今回は、限られた時間内での駆け足訪問になりました。

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フランス統治時代の外国要人の接客のための迎賓館
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仏教寺院の中に座した大仏
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海を見下ろす山の頂に立つ巨大なイエスの石像
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バリア・ブンタウの海

ベトナムの食文化に触れる

ベトナムには、多くの種類の麺料理があります。北部でポピュラーな麺料理で、米粉から作られた真っ白い麺が非常に特徴的で、コシがない平べったいフォー(phở)をはじめ、粘り気がありもちもちビーフン状のブン(bún)、春雨面のミエン(miến)、黄色い色のラーメンによく似たミー()、主に南部でポピュラーな麺で、ブンを少し細くしてコシを持たせたフーティウ(hủ tiếu)など。加えて、ハノイでは海と川で取れた豊富な魚介料理が楽しめます。ハノイの路上にプラスティック椅子を並べた、屋台料理屋(Bia hơi)をはじめ、海鮮料理屋、喫茶店などがあり、今回のフィールドワークでも学生達は吹きさらしの外気に晒されながら美味しく、かつ信じられないほどに安価なベトナム大衆料理を堪能しました。

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ベトナム名物の麺料理、フォー(ハノイにて)

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もう一つの麺料理、ブン・チャー・カー(ハノイにて)
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ハノイのローカル市場の店先に並ぶフルーツ
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ハノイのおかず指差し大衆食堂、コム・ビン・ザン(Cơm Bình Dân)
外国人観光客の姿は・・・見当たりません
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コム・ビン・ザンではお好みのおかずを指で指してご飯の上に乗せてもらいます
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これにスープが付いて、日本円にして約100
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屋台海鮮料理屋の茹でエビ
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貝料理とエビ
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ハノイの屋台料理屋(Bia hơi)で牛鍋(Lẩu bò)を堪能。
ここでも
外国人観光客の姿は・・・見当たりません

ホーチミン市の戦争博物館

1970年代に全世界を震撼させた、第二次インドシナ戦争(ベトナム戦争)の凄惨な悲劇が撮影された、多くの写真がこの博物館に展示されています。

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博物館の正面に据えられたかつての米軍機
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博物館に展示された当時の凄惨な戦争の記録
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枯葉剤(エージェント・オレンジ)の被害者の記録

訪れた学生たちは、皆一様に複雑な思いに囚われていました。このような悲劇が、今後二度と繰り返されてはいけません。

参加学生の声

ここで、今回のフィールドワークに参加した学生の声をご紹介しましょう。
 

Y.Y.さん(鹿児島県立出水中央高校 出身)

私は今回が初めてのベトナム訪問でした。一番最初にハノイについた時の感想は、「暑い」、でした。日本よりも湿度が高いのでとても蒸し暑いのですが、夜、また日によっては昼間でも寒いと感じる日があったり服装が難しかったです。バリア・ブンタウは常夏ということもあり、常時暖かく南国気分を味わうことができました。今回ハノイとバリア・ブンタウで四つの機関と二つの大学を訪問しました。中央経済管理研究所(CIEM)や国際協力機構(JICA)、またタンビン・フーミー社、バリア・ブンタウ省ジャパンデスクの四機関全てで共通してベトナムのGDPをあげることを目標の一つとされていました。ベトナムのGDPは高くなってきているものの、まだ伸び代があります。また、バリア・ブンタウ沖では原油もとれるそうです。日本の企業がベトナムを支えていくことに感銘を受けました。また、日越大学訪問ではベトナムの正月料理や、アオザイに触れる機会を設けて頂き、ベトナムならではの体験ができて嬉しかったです。バリア・ブンタウ大学では日本語専攻の学生さんたちと交流することができました。皆さん、留学経験がないのに流暢な日本語を話されていて、尊敬するとともに自分の英語に対するモチベーションも上がりました。ベトナムでの十日間、食に困ることは一度もなく、三食すべて美味しく今では恋しいくらいです。ベトナムには狂犬病があるので、生まれて初めて犬が怖いと思いました。日本の医療が進んでいることに改めて気づくことができました。十日間という短いフィールドワークでしたが、四年生になる前、就活の始まる前にまた新しい世界を知ることができ、それと同時に当たり前が当たり前じゃないことやまだまだ日本についても知らないことがたくさんあると気づかされました。
 

M.N.さん(福岡県立田川高校 出身)

今回、私は初めてベトナムを訪れました。ベトナムを訪れる前の印象は、ベトナムは発展途上国であり日本とは違うので不安が大きかったです。また、あまり話したことのない友人や、学科が違う人もいたのでみんなと仲良くなれるのかという緊張もありました。今回のフィールドワークに参加してベトナムについて多くのことを感じ、学ぶことが出来ました。まず、発展途上国の中でも経済成長が近年とても著しいということです。前半に訪れたハノイでは高速道路があり、宿泊先のホテルの近くには高層ビルが建っていました。しかし、近くにはローカルなお店があるなどと、とても不思議な光景でした。次に、私はベトナムの物価の安さに驚きました。ローカルなお店で昼食や夕食を食べても1食が約200円前後でした。海鮮を食べたりベトナムビールを飲んでも、日本の1回の食事に比べて、とても安く感じました。また、ベトナムの食事はとても美味しかったです。どの食事もくせがなく、私にはとても合っていました。特に食事の中でもフォーを含め、麺類はどれも美味しかったです。最後に、ベトナムの人たちは優しかったです。企業や大学訪問をした時は、どの企業の方も学生も笑顔で歓迎して下さいました。また、買い物をしている時に言葉が理解できなくて困っていた時は、笑顔とジェスチャーで助けて下さいました。特に私が印象に残っていることは、フィールドワークの後半で訪ねたバリア・ブンタウ大学の日本語学科の学生との交流です。授業交流後の夜、皆さんで写真スポットをまわったり美味しいスイーツを食べました。どの学生も日本語がとても上手で、お互いの文化や今の流行についてたくさん話すことができました。今回のベトナムでのフィールドワークは私にとって本当にとてもいい経験になりました。今までほとんど知らなかったベトナムについて多く学ぶことができました。また、友人や先生とも仲良くなることができ、協力して何かを成し遂げることの楽しさを感じました。今回のフィールドワークは一生忘れることのない思い出となりました。

M.K.さん(福岡県立北筑高校 出身)

このベトナムのフィールドワークは、私にとって一生記憶に残る思い出深いものとなりました。ベトナムを訪問するのは今回が初めてで、行くまでに企業を訪問することはもちろんのこと、生活面でも食事は口に合うのか、言語は通じるかなどの不安はありました。ベトナムに着いてすぐに、湿度の高さとバイクの多さに圧倒されました。バイクは2人乗りが非常に多かったのですが、最大で4人乗りをしているのを見た時はさすがに危なさとすごさで笑いが出ました。先生のおかげで、地元の人しかいない食堂にも行けて現地のご飯をたくさん食べることができました。様々な種類の麺料理を味わうこともできました。今回私たちは、ベトナムの二つの都市を訪れました。前半はハノイへ行き、後半はバリア・ブンタウという海洋リゾート地を訪れました。ハノイとバリア・ブンタウでも、様々な違いを感じることができました。どちらの都市もお店の方々は非常に優しかったのですが、比較的ハノイの方のほうが、ニコニコしているように感じました。ベトナム語は自己紹介と挨拶しか喋れないのですが、言語は同じながらイントネーションが少し違い、日本でいう訛りのようなものがあるのだという、面白さも感じられました。全部で4つの機関、2つの大学へ行き、合計6箇所を訪れました。JICAを訪れた際、何をしているか大体のことは理解しているつもりでいましたが、自分が考えていたよりも更にすごいことが行われていて、ベトナムの都市を良くしようとたくさん考えておられる事実に、非常に感銘を受けました。日本に比べると道路の状態や、交通機関が整っておらず、それらをこれから良くしていこうとしているのを理解することができました。バリア・ブンタウ大学では日本のことについてプレゼンテーションをしました。私のグループは日本の伝統的な衣装を着る文化について発表したので、持参した浴衣を着用して発表しました。バリア・ブンタウ大学の日本語学科の学生がすごくフレンドリーで、夜ご飯に誘ってくださり、放課後何十人という学生と、私たちで公園へ行った後、ベトナムのデザートを共に食べながらお話をしました。ベトナムの友達もたくさん増え、すごく貴重な体験となりました。彼らの日本語力が素晴らしく、自分も英語を頑張らなければいけないと、ひしひしと感じました。

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Y.I.さん(福岡県立筑紫高校 出身)

私は、今回のベトナムへの海外フィールドワークを通して、ベトナムと日本の関係や経済、文化など多くのことを学びました。中央経済管理研究所(CIEM)や国際協力機構(JICA)などのベトナムの政府機関への訪問はとても緊張しましたが、ベトナムが抱えている問題や取り組んでいるプロジェクトについて、直接伺うことができ、なにより普段関わることのない方々とお話しすることができたことは、とても良い経験になったと思います。また、日越大学やバリア・ブンタウ大学へ訪問した際はとても楽しく交流することができました。日越大学では、ベトナムの旧正月について紹介してくれましたが、旧正月で食べるというもち米でできた伝統的なケーキを用意してくれたり、伝統衣装のアオザイを着させてくださったりと、多くのベトナム文化に触れることができましたし、おもてなしにベトナム人の暖かさを感じました。バリア・ブンタウ大学では日本語の授業が必修で、皆さんとても日本語が上手でした。改めて、私も英語学習の意欲が湧きました。また、私たちからのプレゼンテーションは「福岡女学院大学について」と「日本の文化について」でしたが、夕食後にみんなで集まり、プレゼンの練習を行ったり、一つの部屋に集まって皆でゲームを楽しむなどして、普段話さないような友人とも仲を深めることができたのもとても良い思い出です。そして、バリア・ブンタウ大学の学生に夕食後に遊びに誘われて、イルミネーションが綺麗な近くの公園で話したり、学生がよく行くというデザートのお店に連れて行ってくれたりと一緒に過ごすことで、お互いの国の文化や習慣についてたくさんの話をして仲良くなることができました。ベトナムに行く前は、発展途上国で現在急成長している国という漠然としたイメージしかありませんでしたが、実際に10日間生活し、現地の人と関わることでベトナムに対するイメージは大きく変わりました。以前のバイト先にベトナム人が多かったため、ベトナムを身近に感じていましたし、人は優しく、料理は美味しいとは知っていましたが、衛生面や料理が口に合うかなど不安でした。しかし、実際は現地の方々はとても優しく、料理はとても美味しかったし、ヘルシーで値段も安かったので大満足でした!引率の先生がローカルなお店に連れて行ってくださったので、現地の人に交じって食事をすることもできました。麺類が多かったのですが、フォーやカニうどんはとても美味しく、海鮮料理もとても美味しかったです。特に海鮮料理は貝の殻などは床に捨てるというベトナムのルールで食事ができたことは、とても面白く良い体験でした。今回は旅行としては行くことのない政府機関や大学、ローカルなお店に行くことができ、とても良い思い出です。機会があれば旅行としてもまたベトナムに行きたいです。

Y.I.さん(福岡県立香椎高校 出身)

私は今回初めてベトナムに行きました。ベトナムは発展途上国であるということもあって、とても不安でした。しかし、実際に行ってみるとベトナムに対するイメージが180度変わりました。特に印象深かったのは、交通量、食事、現地の方々、ベトナムで働く日本人です。まず、ベトナムではバイクが非常に多く、それに伴う排気ガスもすごかった印象です。2人乗りのバイクに4人で乗っているのも多く見かけたり、常にどこかでクラクションの音が聞こえたりしていました。道路を横断する時は、歩行者がバイクの運転手とアイコンタクトを取りながら横断していて、はじめはとても怖かったのですが、慣れるとむしろ楽しかったです。しかし、あと10年で地下鉄が通りバイクが禁止になると聞いて国の発展とともに失うものもあることを知りました。次に、ベトナムの食事は全体的においしくて200円前後でお腹いっぱいになるものが多かったです。中でも、夜にみんなで打ち上げをしたときに飲んだベトナムビールと海鮮料理がおいしかったです。通常の観光旅行では足を踏み入れることのない、現地の食堂に行ってプラスチックのテーブルでごはんを食べたりして、普段経験できない貴重な体験ができました。そして、今回のフィールドワークでは現地の方と関わる機会が多かったのですが、バリア・ブンタウ大学の方たちとの交流がとても印象的でした。現地で日本語を学んでいる学生に、日本の文化についてプレゼンをして色々なお話をしました。現地の学生たちは、みんな積極的でベトナムについての話も聞くことができましたし、交流の幅が広がり、より言語学習に対する意欲が増しました。最後に、ベトナムで働く日本人の方々にもお話を聞くことができました。皆さんに共通していたことは好奇心が旺盛であることだと感じました。目的や目標が明確でそれを達成するために一生懸命で、私もそのような大人になりたいと思いました。今回のベトナム・フィールドワークを通じて、ベトナムの現状を自分の目で確認して、日本とはどのように違うのか、また、日本とのかかわりを学ぶことができました。今後のベトナムがどのように発展していくのか楽しみです。

K.R.さん(福岡県立光陵高校 出身)

およそ10日間にわたる今回のフィールドワークは現地の人々との交流を通してベトナムの文化に触れる機会が多く、とても充実したものでした。第二の故郷はベトナムだとおっしゃる先生が組み立てたフィールドワークのスケジュールに沿って、現地の経済研究所や、ベトナムの国的発展を支援するため現地で働く日本人の方々に話を伺い、お互いの意見を共有できました。訪問させていただいたすべての企業の方々が、私たちのいかなる疑問にも耳を傾けてくださり、丁寧に説明をしてくださりました。外国で働くということは孤独に感じるだけでなく、上手くいかないことも多いそうです。しかし一つのプロジェクトを成功させるためには現地の人々との信頼関係が必要不可欠であり、その課題を共に乗り越えたときに次へ挑戦する原動力に繋がっていくということを伺うことができました。また、現地の大学生との交流では日本に興味、関心を持ってくれている人の多さに驚きましたし、彼らの話す日本語の堪能さに感激しました。それと同時に私たち自身が日本独自の文化を改めて学ぶ機会にもなりました。企業の方々とのディスカッションや現地の人々との交流の中でのプレゼンテーションが豊富なフィールドワークで、緊張する場面は多かったものの、実際に現地に行ったからこそ発見できる、学べることは数えきれないほどあります。今回のフィールドワークに参加して本当に良かったと思います。

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G.R.さん(福岡市立福翔高校 出身)

私は今回のフィールドワークで、今現在急速に発展していくベトナムについてより知識を得ることができたと思います。これまでの私の認識では、人口の多さや若さなどがベトナムの強みであると考えていました、しかし最初の中央経済管理研究所(CIEM)訪問でその考えは覆されました。ベトナムでは日本と同じく少子高齢化が進んでおり、現在では平均年齢も大幅に上昇しています。過去平均年齢20歳とされたベトナムも2015年の調査では30.4歳が平均年齢として算出されていました。では、ベトナム発展の強みとは何だろうか。私はそれを土地であると感じました。同じく人口ボーナスのあるフィリピンでは高層化が進んでおり、立体交差する道路も多い、しかしベトナムでは都心部でも高層化する建物は少なく感じました。また民家においてもそれぞれの土地の大きさが異なったような印象を受けました。フィリピンでは住宅も隣同士の距離が近く、二階建て三階建ての住居が多い、しかしベトナムでは住宅間もひろく、平屋の家が主であると感じました。ベトナムの土地は未開発の地も多く、そこを有効活用したものとして今回訪問させていただいたフーミー3が挙げられると思います。総面積999haのうちの7haという広大な土地に浄水設備、下水設備、電気関係など、完全に管理された工業ベースを、工業製品輸出に利用される港湾近傍に作り上げて実際に運用していくことは、なかなか適した土地は少ないのではないかと思います。また、CIEMで挙げられた問題として、ベトナムの法整備がまだ不十分で、ひとつひとつの手続きがややこしく時間がかかることがありました。その点が海外企業がベトナム進出をする際の障害であるとのことでした。各企業がベトナムの法律の専門家を雇用し、現地語の堪能な社員を雇用してまでベトナムに進出するかというと、それは容易な話ではないと思います。タンビンフーミー社はそこに工場を置く会社に対してそういったサービスも提供することによってより海外企業の進出を促していました。ベトナムだけではなく、発展途上国全体に言える問題点ですが、国内外で技術者を育てても、国内に技術者が働ける環境がなく、海外に人材が流失してしまう点が挙げられます。JICAではODAを用いて大学などの教育支援や技術支援を行いそういった人材の育成に尽力しています。フーミー3のような工業団地により良い企業がベトナム進出をすることで、現地で高い技術が求められ、教育を受けた技術者は国内で雇用されることができます。このようなサイクルが繰り返されることにより、国全体の技術力、生産力が増加して国が発展していくのだと実際に自分の目で見て実感することができました。

今回の10日間のベトナム・フィールドワークを通して、参加した学生それぞれに深く思うところがあったようですね。ベトナム・フィールドワークは、来年もまた継続して実施されます。


国際英語学科では、異文化交流を通してグローバルな視点を備えたビジネスパーソンの育成に、全力で取り組んでいます。