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2019.02.08

心理学科

「学ぶことは、自信と勇気を与えてくれます」~社会人編入生のN.さんのインタビュー~

 今回は、企業での勤務や子育ての経験を経て本学に入学されたN.N.さんのインタビューをご紹介します。N.さんは今年度の卒業研究発表会で最優秀賞を獲得されました。彼女の学びに対する真摯な姿勢は、多くの教員の評価するところであり、また周囲の学生の良い刺激となっていました。
 大学で「学ぶ」ということはどのようなことでしょうか?心理学の学びは、皆さんに何をもたらすのでしょうか?その問いへの答えは一つではありません。
では、N.N.さんは、本学での「学び」を通して何を見出したのでしょうか?                                          
(担当:白澤)
 
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◆最優秀賞◆【養育者の被養育経験と子育てに関する研究
      -ポジティブな世代間伝達に注目
して-】
 
卒業研究発表会での最優秀賞獲得、おめでとうございます。受賞の感想を。
 本当にありがとうございます。正直、名前を呼ばれた時は驚きました。表彰を受けている時に、この論文を執筆するにあたり、ご指導いただいたゼミの先生をはじめ、大学関係者の皆さんや家族等、沢山の方から励ましのお言葉をいただいたこと、そして何より質問紙調査等にご協力いただきました沢山の皆さんのことが思い浮かび、改めて感謝すると共に感激で胸が一杯になりました。表彰式の後、他の学生から「泣きそうでしたね」と声を掛けられました。本当に嬉しかったのだと思います。
 
卒業研究テーマと、卒業研究に取り組んで得たもの、また苦労などお聞かせください。
 卒業テーマについては、やはり悩みました。しかし、「何のために研究するのか」ということを念頭に置き、自分のやりたいことは何か、そして自分の研究が少しでも学生の皆さんや現在子育て中の方に、何かお伝えすることが出来ないか、という思いで研究に取り組みました。研究を進める中でうまく考察をまとめることが出来ず時間ばかり費やしたようにも思います。また今回の研究は、質問紙調査を学外の子育て経験者対象に行ったため、ご協力いただけるのか等の不安もありました。
 
一旦社会人になってからの大学生活は、いかがでしたか?(この2年を振り返って)
 大学生活は、毎日が新鮮でした。「学びたい」という強い思いで入学したものの、やはり学問です、腑に落ちない内容もあり、そんな時は先生に直接質問に行き分かり易く教えていただいたり、また他の学生の皆さんに助けていただいたことも数知れません。いずれも「学びたい」という気持ちがありましたから必死でした。さらに、社会人になってから「暗記」や「試験」から遠ざかっておりましたので単位の取得を確実にできるかは不安でした。しかし、年齢差を感じさせない位、自然に私と接して下さった学生の皆さんに支えられて、毎日楽しく充実した学びを得ることが出来たと感じております。
 
今後の進路と抱負をお聞かせください。
 大学卒業後は、大学院へ進学予定です。本学大学院は実習の多さに加え、きめ細やかな指導を受けられると伺っております。大学で学んだ知識をさらに深め、大学院で多くの実習を経験し、さらに自分が今まで経験した会社生活や子育てを生かし、心に問題を抱えた方の力になりたいと思っております。目標は、臨床心理士、公認心理師になることを目指してます。
 
これから福岡女学院大学に入学する皆さんへのメッセージ、また社会人からの再入学を検討している皆さんへエールを。
 本学は人との繋がりを大切にする、大変面倒見が良い大学です。入学後に何か心配なことがあれば、一人で悩まず、友人や先生または学生相談に声を掛けて下さい。きっと解決への道があると思います。私は長い社会人生活を経験して本学に編入しました。確かに不安はありましたが、この選択は間違っていなかったと今は確信しております。何より、学ぶことは自分に自信と勇気を与えてくれます。そして前向きに取り組むことできっと道は開けてくると信じてます。人生100年時代と言われています、学び直しに遅すぎることはないと思っております。皆さんの入学を心からお待ちしております。