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2019.01.15

心理学科

卒業生紹介:臨床心理士として活躍中のMさん

 心理学科を卒業後、本学大学院で学び現在臨床心理士として活躍中のMさんに、現在の仕事と後輩へのメッセージを紹介してもらいます。
(担当:重橋)

自己紹介と仕事紹介

 私は福岡女学院中学校・高等学校を卒業し、福岡女学院大学の心理学科を卒業したあと、福岡女学院大学大学院を修了しました。福岡女学院で過ごした12年間が、私の青春だったなと思います。
 大学院を修了したあとは、精神科病院で、臨床心理士として働いています。外来でのカウンセリングや心理検査の実施はもちろん、担当している入院病棟での小集団運営や、発達障害を持っている青年期の方を対象としたコミュニケーションプログラムの運営など、多くのことを経験させていただいています。また、4月からは近隣中学校のスクールカウンセリングも行う予定です。

福岡女学院での学びと後輩へのメッセージ

 仕事をする中で、大学院時代に学んだことが生きていると感じることは多くあります。その中でも特に、「集団の中の自分」を意識できるようになることは大切なことだと感じています。大学院では、先生や先輩の集団運営を観察したり手伝ったりしながら運営を学び、自分たちが運営を任されるようになります。運営する側それぞれが独りよがりな考えで動いても、集団はまとまらないし、誰も楽しくありません。どのような目的の集団なのか共有したうえで、周囲の人はどのような役割を担っていて、自分は何をするべきなのか…これは心理学関係の仕事に限らず、組織に所属すれば大切になってくることです。大学でも、基礎クラス、サークル、ゼミなど、集団はたくさんあります。自分はこの集団の中でどんな位置にいるのか…思い出した時に少し考えるだけでも、集団生活がスムーズになったり、もっとその集団を好きになれるかもしれません。
 「集団の中の自分」を考えることも含めて、心理学は人間関係のヒント、自分を知るヒントがたくさんあります。大学院に進んで心理学の専門職を目指すのもよし、一般企業に就職するものよし。大学生の皆さんには、可能性が無限にあります。勉強したり遊んだりアルバイトしたり…たくさん経験して、たくさんの人と出会って、自分の好きなことを見つけてほしいと思います。

(修了生:Mさん)
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一緒に学んだ仲間たちと卒業旅行で