福岡県ではアジアを舞台に福岡県の企業や自治体が活躍している現状を県内の青年に体感、認識させることで、国際的な視野を持ち、将来、企業や団体等での中核的な存在として活躍できる人材の育成を目標として平成10年度から海外青年派遣事業「福岡県グローバル青年の翼」を実施しています。
国際キャリア学科からは学科が開設された2014年度から以下のとおり学科生が毎年、最年少団員として選抜され、同研修に参加しています。
「福岡県グローバル青年の翼」の団員に選抜された国際キャリア学科生
〇2014年度:M.Iさん(福岡県立八幡高等学校出身)
〇2015年度:Y.Iさん(久留米市立久留米商業高等学校出身)
〇2016年度:M.Kさん(福岡県立八幡高等学校出身)
K.Mさん(福岡県立春日高等学校出身)
〇2017年度:N.Yさん(福岡県立光陵高等学校出身)
M.Hさん(福岡県立久留米高等学校出身)
そして、今年度も国際キャリア学科2年生のN.Tさん(大分県立国東高等学校出身)と1年生のA.Kさん(福岡海星女子学院高等学校出身)の二人が団員として選ばれ、社会人や他大学の学生と一緒にマレーシアとミャンマーを訪問しました。以下では、発展を続けるアジアの新興国で様々な貴重な経験をしたN.Tさんからの報告を紹介します。(写真提供:福岡県青少年育成課)
「福岡県グローバル青年の翼」研修に参加して
国際キャリア学科2年 N.T
私は、福岡県主催の青年海外派遣プロジェクト「福岡県グローバル青年の翼2018」の団員に選抜いただき、国内研修を経て、さる11月4日から11日までの8日間、ミャンマーとマレーシアでの現地研修に参加してまいりました。ミャンマーでは、農業を通じた人づくり・国づくりを目指して国際協力を行っている公益財団法人オイスカ(The Organization for Industrial, Spiritual and Cultural Advancement-International)の研修センターで農業体験を行い、同世代のミャンマーの人との意見交換会や夕食交流会に参加し、伝統化粧品タナカなども体験させていただきました。また、ミャンマーで活躍されている日本人の方々と意見交流会や現地の小学校の訪問、戦没慰霊碑の訪問なども体験しました。
オイスカ研修センターでの農業体験(下:右端がN.Tさん)
ミャンマーの小学校を訪問、子どもたちが民族衣装を着て伝統的なダンスや楽器演奏でおもてなししてくれました!
ミャンマーに駐在されている方々との交流会、団員を代表してご挨拶しました!
マレーシアではハラル産業公社、マレーシア政府観光局などの政府関係機関や華人系小学校、SEGi大学などの教育機関を訪問したほか、日系企業のオタフク・ソースやピューター製品を製造するロイヤル・セランゴールの工場を見学し、マレーシアの大学生とも交流しました。
マレーシア政府観光局での研修
SEGi大学訪問、講義を聴講し、SEGi大学生と交流しました!
マレーシアの華人系小学校を訪問!
ピュータ―製品を製造するロイヤル・セランゴール社の工場を見学!
今回の現地研修を通して、発展著しい東南アジアの現状を知るとともに、さらなる可能性を見出すことができました。この経験を活かして、将来、アジアと日本・福岡を結ぶ人材、企業や団体等で中核的に働ける人材になれるよう勉学に励みたいと思います。また、「福岡県グローバル青年の翼2018」で出会えた人々との関係をこれからも大切にしていきます。本当に貴重な経験ができました。福岡県庁の方々をはじめ事前研修から現地研修までご指導いただきました皆様、そして本研修への参加を後押ししてくださった先生方に心からお礼を申し上げます。
一緒に研修に参加した団員たちと!