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2018.12.07

心理学科

派遣留学制度を利用した留学体験

 心理学科3年生の学生さんが、アメリカの大学に留学をしました。その体験を記事にしてくれましたので、読んでください。
(担当:福留)

 

 私は2年生の前期の6か月間、本学の派遣留学制度を利用し、アメリカのセントラル・ワシントン大学に留学しました。留学を体験して自分の世界が広がったように感じます。
 
s_today181207n1.png元々、留学をしようと思った理由として、英語が話せるようになりたい、外国人の友達がほしい、外国の雰囲気を楽しみたい、などが挙げられます。しかし、一番の目的は「自分の価値観や固定観念を見直し、様々な経験を通して理解力を高め、臨機応変に対応できるようになり、自分の“世界”を広く豊かにしたい」でした。そしてそのきっかけとして“留学”は、当時の自分に与えられている機会の中で最も適していると考えました。
 留学初期は、「言葉」の壁に突き当たりました。自分の知っている単語だけでは会話が儘ならず、相手の話を聞くにしても言っていることが聞き取りにくく、生活するのが困難でした。ただ、それでは長い時間とお金をかけてまで意味はなく、自分の力でどうにかしようという気持ちが芽生えました。その結果、普通に会話をすることができるようになりました。英語が話せることにより、話せなかった時とは比べ物にならないほど、自分の世界が豊かになりました。
 その後、英語が話せることをきっかけに、アメリカ人だけでなく、韓国人や中国人、メキシコ人、サウジアラビア人など多くの人々と異文化交流をすることができました。言葉や食べ物、遊びや作法、宗教、歴史など多くの面で、国々の事情を知ることができました。それらのおかげで、私が日本の中だけで経験していたことはほんの一部であると改めて確認することが出来ました。また、外国によっては、日本で常識とされていることでも、常識とされず、反対に外国での常識が日本では失礼にあたることもありました。どうしても受け入れることが出来ないこともありましたが、“理解する”という面は少しだけ培われたと感じます。
 留学を終えて、私は初めの目的を達することが出来たと感じます。もちろんまだまだ知らないことや経験していないことは数多くありますが、自分が留学の中で経験したものの多くは、目的に沿っていると思います。また、留学を経験したことにより、人々の考え方や信条が違うことにより興味を持ち、これからもっと多くのことについての理解を深め、”世界”を広くしていきたいと考えています。
 
心理学科3年 I.M.さん
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