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2018.11.27

国際キャリア学科

(授業紹介)「Current Business」:ヤマハ発動機との提携講義①MC事業本部小原グループリーダーによる講義

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国際キャリア学科では、グローバル企業と提携したプログラムとして、昨年度からヤマハ発動機株式会社との提携講義を実施しています。今年度は、前期(6月)に国際キャリア学部1年生を対象とする「フレッシャーズ・セミナー」と同3年生を対象とする「Japanese Industry(日本産業論)」の合同授業として、同社の柳弘之代表取締役会長による特別講義を開催しました。
 
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ヤマハ発動機 柳代表取締役会長による特別講義(6月)

後期は国際キャリア学科3年生を対象とする「Current Business」で同社で活躍されている女性社員の方による講義を二回シリーズで開催しています。
 
IMG_6870.JPG第一回はヤマハ発動機本社のMC(モーターサイクル)事業戦略部のグループリーダーを務められている小原智美様から「仕事を通じての自分の成長」と題する講義をいただきました。小原様からは初めに同社の概要について、①2017年には1兆6701億円に達した連結売上高のうち9割を海外市場が占めている、②リーマンショックの影響を受けた2009年の落ち込みから回復し、売上高、営業利益とも年々、上昇を続けている、③ひとまわり・ふたまわり大きな「個性的な会社」を目指していると、わかりやすく解説いただきました。

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続いて、ご自身の入社後のお仕事とそこで学ばれたことについて、ご自身が駐在されたヨーロッパやアメリカのおすすめ観光スポットなどの楽しい話を織り交ぜながら、次のとおりお話しいただきました。

①大学入学時には検察官になるという夢を持っていたものの、自動車やオートバイが好きだったことから、車・バイクメーカーに絞って就職活動を行い、ヤマハ発動機に入社。
②新入社員研修の後、営業の経験を積むために関連会社のヤマハ発動機販売に出向し、大阪の西日本PAS営業部で総合スーパー向けの電動アシスト自転車の営業に従事。そこでは「お客様にとっては私がヤマハ」と自らがヤマハ発動機を背負っていることを常に意識して対応することを学んだ。
③出向を終えて、本社人事部に異動し、人事制度の運用や社内教育、海外人事などを担当。そこではひとつの塊の仕事をゴールから逆算してスケジューリングし、それに沿ってやり遂げていくこと、そして会社組織の全容を学んだ。
④「海外で働きたい、そのためには財務の仕事に従事したい」と思っていたところ、社内の海外実務研修制度に合格して、オランダに駐在。そこではヨーロッパ全域に展開するヤマハ発動機の拠点の連結決算のサポート業務に従事。期待していた仕事だったが、初めての業務で自分で仕事の進め方をマネージできない焦燥感と無力感を感じたまま帰国。
⑤帰国後は経営管理部で全社的な財務報告をまとめる仕事に従事。そこでは一転、中堅社員として期待され、ヨーロッパで得た連結決算の知識が活かせ、自信を回復。
⑤続いて、アメリカ駐在員に抜擢。アメリカの拠点であるYMUSの連結予算や実績管理に携わる。そこでは現地スタッフを巻き込んでの仕事の進め方や、論理的な説明や全体調整を学んだ。
⑥3年のアメリカ駐在の後、本社に異動。RV(レクリエーショナル・ビークル)事業部で予算管理を担当。そこでは海外拠点と本社の双方で積んだ経験や財務、経営報告についての知識が活かせた。
⑥その後、管理職に登用され、現在のお仕事に従事。

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IMG_6867.JPGそのうえで、現在のチームリーダーのお仕事について「部下のやる気をどう引き出し、どう育成するのか、日々、悩み、葛藤していますが、その一方で部下とともにチームとして仕事をしていく楽しみも感じ始めています」と話され、最後には「英語はツールです。英語を使って将来、どんな仕事をしたいのか、考えてみてください」「行動あるのみです。興味を持ったら、ますは行動しましょう」「嫌なことも一生は続きません。必ず変化が来ます」と、グローバル企業の現場での豊富なご経験を踏まえたアドバイスをいただきました。

学生たちは、山あり谷ありのまるでテレビドラマのような臨場感あふれる小原様のキャリアアップとそこから導き出されてきた貴重なアドバイスに真剣に聴き入っていました。
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以下は聴講した学生の感想(代表)です。

S.Aさん(福岡県立筑紫中央高等学校出身)

質疑応答のなかで小原様は、求める人材、欲しい部下について「自分で考え、指示を待つのではなく、想像力を働かせて自ら行動する人」とおっしゃっていました。社会で通用する人になるにはまさにその通りだと思いました。私も失敗を恐れず、行動力を培っていき、積極的な人材になるように努力していきたいです。

C.Aさん(福岡市立福翔高等学校出身)

小原様の講義は私にとってとても興味深く、学べたこと、将来、参考にしたいことがたくさんありました。女性管理職として活躍されている小原様は私にとって憧れの対象であり、いつかはそうなりたいと思います。小原様は行動力があり、海外赴任にしてもそれに向かって行動して、成し遂げる意志の力、そしてストイックに学び目標に向かう強さをお持ちで、私たちも積極的に真似していくべきだと思いました。

A.Aさん(福岡県立筑紫高等学校出身)

IMG_6857.JPG常に目的に向かって行動することが大切だと思いました。日々の生活においては目の前のことをこなしていくことでスキルが身につく、そして後々、思い返すとそうした積み重ねが大きな変化につながるのだと、小原様の体験談を聞いて、知ることができました。私も「将来、海外を飛び回る仕事に就く」という目標に向かって、知識を積み重ね、場数を踏み、歩んでいこうと、改めて思いました。とてもためになる講義でした。本当にありがとうございました。

C.Iさん(長崎県立佐世保南高等学校出身)

小原様の講義ではヤマハ発動機について詳しく知ることができただけではなく、企業のなかの組織や目標を立てることの大切さなど様々なことを学ぶことができました。私も小原様のように目標から逆算して、キャリアプランを組み立て、それを実現し、いつかはそのなかで培った知識や経験をいろいろな人に共有できるようになりたいと思いました。

K.Iさん(鹿児島県立大島高等学校出身)

小原様の講義を聴いて、社会で生きていくうえで大切なことや企業の仕組みや経営など、多くのことを学ぶことができました。講義の最後に小原様は求める人材として、「想像力を働かせて自分で考えて、動ける人」と述べられました。私もそのような人材になれるように精進していこうと思います。

A.Iさん(長崎県立長崎北高等学校出身)

IMG_6975.JPG女性として国際ビジネスの世界で活躍されてきた小原様に尊敬の念と憧れを抱きました。「目標を持ち続けていれば、チャンスは自分の方に向かってくる」「志を持って目の前の仕事をひとつひとつこなすことが、いずれ自分の揺るぎない強みになる」ということを、これまでの小原様のキャリアや人生観を聴いて、学ぶことができました。また、ヤマハ発動機の企業理念を聴き、PR動画を見て、そのお仕事にとても魅力を感じました。ヤマハ発動機は「誰かの心に感動を与えたい」という情熱を持つ企業で、私自身もこうした情熱を持って将来、仕事をしていきたいと思います。

M.Uさん(福岡県立古賀竟成高等学校出身)

小原先生はまさに私が理想とする社会人でした。ご経歴のお話のなかで、本当に辛かったであろうお話もしてくださいました。しかし、小原先生はそこで諦めず、努力をし続けてきたからこそ、今があるのだと言えます。辛いことや「もうだめだ」と思うことがあっても、もうひと踏ん張りしてみることが大切だと学びました。

H.Uさん(福岡県立春日高等学校出身)

最後のまとめで小原様がおっしゃった「行動あるのみ」「必ず変化が起きます」という言葉がとても心に響きました。「興味を持ったら、やってみたいと思ったら、行動しましょう」という言葉には小原様の人生の実体験が詰まっていました。「もっと自由に」「もっと挑戦的に」、そんな思いが生まれた講義でした。

S.Nさん(福岡県立春日高等学校出身)

小原様の講義を聴いて、興味を持ったら、自分で考え、行動していこうと強く思いました。「嫌なことは一生続かない、必ず終わりが来る」という言葉もとても印象に残りました。私も最後まで諦めず、途中で投げ出さずに物事に取り組んでいこうと思います。

S.Bさん(弘堂国際学園出身、ネパール出身)

小原様の講義でヤマハ発動機の事業展開や技術力について学び、小原様の18年間の経験も聴けて、大きな学びになりました。特に、小原様の海外勤務のお話には力づけられました。私も一生懸命、頑張って日本で就職し、社会に役に立つ人材になりたいと思います。

M.Yさん(福岡県立伝習館高等学校出身)

小原様の講義を聴いて、将来の自分のなりたい姿が見えてきたと感じています。小原様のように何事にも前向きで、行動力のある女性になりたいと思います。

E.Sさん(福岡県立北筑高等学校出身)

小原様は私が理想とするキャリアウーマンそのもので、私も将来、小原様のように国内だけでなく、海外でも活躍できるような女性になりたいと心底、思いました。

S.Fさん(佐賀県立神崎高等学校出身)

私も小原様のように仕事を通して自分自身を成長させ、入社時にはまったくわからなかった分野で専門的な仕事ができるまでに成長できる人になりたいと思いました。「行動あるのみ」という言葉のとおりに、様々なことに挑戦していきたいです。
 
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