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2018.09.14

大学院

大学院での学びについて

臨床心理学専攻には、福岡女学院大学心理学科出身の学生だけではなく他大学出身の学生も進学し、互いに協力しながら学びを深めています。そこで今回は、本学心理学科と筑紫女学園大学出身の院生に、「大学院での学び」を振り返ってもらいました。Iさん、Mさん、ありがとうございました。

大学院での学び

大学院では座学のみならず数多くの実習を行います。実習を通して感じたことや学んだことを、本学では先生方も交えて意見交換し合える場が設定されています。この環境は、私にとって非常に大きな成長の体験だったと思います。学んできたことをしっかり言葉にすることによって実感が大きく膨らみ、それに対して先生方が意見を返してくださることで自分に対する知見が広がり、自分の器が広がっていくのを感じました。最初は発表することにも抵抗がありましたが、回数を重ねる中で“自分が感じたことを素直に大切にしていいんだ”と思える感覚が芽生え、少しずつ人前で話すことへの抵抗は薄れていきました。

また、実習を通して“人”と触れ合う機会が増えたことで、関わりの中で自分自身を見つめる時間が多くなりました。自分をしっかり見つめなおすことで自分の癖や関わり方を知ることができ、自身を顧みることができているように思います。このような学びは、本学の学びのプログラムや丁寧に指導してくださる先生方のおかげで得られた視点だと思っています。
(修士2年Iさん、筑紫女学園大学出身)

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ー大学院生の仲間達と共に学び、共に歩いてー

大学院では、少人数授業や実習が行われているため、1人1人が積極的に発言でき、実習の振り返りや指導もきめ細やかに受けることができます。先生方や先輩、後輩との距離も近く、グループ活動では活発に意見が交わされ、お互いの話から刺激を受けることも多くあります。大学院では自分の意見や気持ちを話すこと、主体性をもって関わることが求められます。

私は大学院に入学する前は、どちらかと言うと消極的で、人前で話をすると緊張するところがあったため、入学当初は大学院での学びに不安を感じる面もありました。しかし、最初の実習先である小学校で、勉強や生活面での難しさを抱える子どもたちと出会い、私の意識も徐々に変化していきました。自分が子ども達のためにできることは何かを考えて関わっていくうちに、誰かのために一生懸命になること、心から相手を思う気持ちが一層強くなったと思います。今では日々、出会いがあること、人と関わっていけることが楽しく、自分自身の人との接し方にも成長を感じることが増えました。大学院での学びは、人に寄り添う臨床心理士を目指す上で、私にとって大きな財産になったと思います。将来は、福祉や学校領域など、子どもと関わる職場で働きたいと考えています。
(修士2年Mさん、福岡女学院大学出身)