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2018.09.20

国際キャリア学科

(授業紹介)国際ビジネス・フィールドワークを実施しました!②

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国際キャリア学科では、国内及び海外の国際ビジネスの「現場で学ぶ」カリキュラムの一環として、北部九州地域の企業、公的機関、産業関連施設などを訪問し、国際ビジネスとそれを取り巻く環境について実地で学ぶ「国際ビジネス・フィールドワーク」(国際キャリア学科3年選択科目、担当:山口)を実施しています。

今年、参加したのは国際キャリア学科3年生を中心とする28名で、製造業が集積し、日本を代表する企業が立地している北九州と地元産品の海外市場開拓や観光振興などを通した地域経済活性化が奏功している佐賀で、国際ビジネスやその促進に携わっている製造業企業(安川電機、日本水産、アイム電機工業、アイム製作所)、貿易商社(ドーワテクノス)、金融機関(佐賀銀行)、ホテル(リーガロイヤルホテル小倉)、航空会社(日本航空)、官公庁(門司税関、佐賀県庁)や公的機関(独立行政法人日本貿易振興機構)などを訪問し、研修を受けたほか、安川電機のロボット技術を紹介する安川電機みらい館、門司税関の田野浦出張所と大型X線検査装置、北九州空港における日本航空の航空機離発着やカウンターでの業務の現場、日本水産のニッスイ・パイオニア館とグループ企業のニッスイマリン工業が運営している洋上サバイバル訓練のための日本サバイバルトレーニングセンター、佐賀銀行本店、佐賀県庁本庁などを見学し、経済のグローバル化とともにまずまず重要性を増している国際ビジネスについて、その第一線で学びました。

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以下では参加した学生の感想(代表)をご紹介します。

K.Iさん(福岡県立久留米高等学校出身)

とても貴重な体験となりました。今まで私は興味のある職種、業種ばかり調べていましたが、今回のフィールドワークを機に様々な職種、業種にも興味を持つことができました。特に、佐賀銀行様での研修ではお年の近い女性行員の方とお話することができ、就職活動の参考になるとともに、銀行業務への関心が深まりました。佐賀銀行様では、女性が働きやすい環境を整えられているところにも、とても魅力を感じました。私たちがこれから働くうえで産休や育休はとても重視されるものだと思います。これから就職活動が本格的に始まるまで、広い視野を持って業界研究を行っていきたいです。

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Y.Iさん(鹿児島県立志布志高等学校出身)

IMG_6067.JPG国際ビジネス・フィールドワークでは、様々な業種の企業様を訪問させていただき、多くの貴重なお話をうかがいました。佐賀銀行では、銀行業務についての講義に続き、女性行員の方との座談会、本店窓口や貸金庫などの見学をさせていただきました。最近、よく聞く地方創生に銀行も力を入れられていることには少し驚きました。座学のなかで、銀行業務において最も大切だと言われたのはお取引先との「コミュニケーション」「信頼関係」でした。座談会では、女性行員の方とお話させていただきました、就職活動のことや銀行業務のことなど、様々なお話を聞けて、銀行業務に対する意識が変わりました。研修の最後に、人事企画部の井手様に最近の新入行員で多いマイナス面をお聞きしたところ、やはり積極性のなさやリスクを冒さないところ、受け身なところなどを指摘されていました。私自身も受け身な部分や消極的なところを感じることがあります。やりたいこと、挑戦したいことに向かって行動し、成長していかなければならないと痛感しました。

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M.Hさん(福岡県立博多青松高等学校出身)

IMG_6072.JPG国際ビジネス・フィールドワークでは、これまで視野に入れたことがない業種や職種について学ぶことができ、改めて自分を見つめ直し、就職活動について考え直す機会になりました。特に、印象に残ったのは佐賀銀行様でした。フィールドワークに参加する前は銀行に関して、窓口での業務くらいの知識しかなかったので、地域に根付いてその発展のために様々な取組をされていたり、お客様の海外展開をサポートされたりするなど、とても興味深い活動をされていて、驚きました。また、ライフパートナー、ビジネスパートナーとして1人1人、1社1社に合わせたプランを提案されるなど、お客様との間に信頼関係をしっかりと結ぶことを目標とされていて、素敵だなと感じました。女性の活躍や産前・産後、子育ての対策もとても整っていて、魅力的でした。また、座談会では女性行員の方から面白い話をたくさん聞けたので、とても楽しかったです。

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M.Uさん(福岡県立古賀竟成館高等学校出身)

IMG_6020.JPG私はこのフィールドワークで自分の視野を大きく広げることができました。安川電機様やアイム製作所様など、これまで訪問したことがなかった製造業企業でも研修を受け、実際に製造現場を見学したことで、自分の将来の選択肢がより広がったように思えました。この貴重な経験を無駄にせずに、これから自分が何をすべきかをしっかりと考え、実行し、自分の思い描いているキャリアプランが実現するように努力したいです。

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A.Uさん(福岡県立浮羽究真館高等学校出身)

今回、訪問させていただいた企業・機関様には共通点があると思いました。それは、お客様のことを親身に考えて行動されているところ、今の状態にとどまらず、常に成長や変化を求め、時代を変えていこうとされているところです。こうしたところが素晴らしく、とても魅力的な企業であると思いました。これから就職活動が始まっていくなかで、こうした考え方を持った企業を見極め、自分もその考え方を見習いたいと思いました。

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N.Kさん(福岡県立香住丘高等学校出身)

IMG_6000.JPG様々な業種の企業様を訪問させていただき、多くのことを学ばせていただきました。特に、ドーワテクノスの小野社長のお話を聴いて、同社の経営理念、お客様やお仕事に対する考え方にとても好感を持ちました。それだけでなく、高い目標を掲げて、新しいことに挑戦されているお姿、人材育成や海外事業に力を入れられている点、社長さんと従業員の方々の距離感の良さなど魅力的なところが多くありました。小野社長が掲げられている「200年企業」の目標もきっと達成できるのではないかと思います。

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R.Kさん(宮崎県立妻高等学校出身)

このフィールドワークを通して、社会人になる上での心構えができ、就職活動へのモチベーションが上がりました。私は、将来どういう職業に就きたいかまだ決め切れていないのですが、今回、様々な業種の企業様を知り、これまでは選択肢になかった業種、職種にも可能性と魅力を感じました。特に、アイム電機工業様の業務を知り、同社のように社会のインフラ整備に大きく貢献するような職業に就きたいと思いました。これから積極的にインターンシップなどに参加し、業界研究を進めていきたいと思います。

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S.Kさん(福岡県立北筑高等学校出身)

IMG_5983.JPG今回の研修を通して、これまで知らなかった職種や業種について近くで学び、知ることができ、本当に参加してよかったと思いました。特に佐賀県庁で産業労働部コスメティック構想推進室の夏秋様がご紹介くださったジャパン・コスメティックセンター(JCC)の取り組みは大学の経営学分野のゼミでもお世話になっている機関だったので、その業務や地域資源の活用、国際取引、企業誘致などの取り組みについて詳しく学べてよかったです。

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M.Sさん(福岡県立三池高等学校出身)

IMG_6172.JPGこの研修を通して、特に印象に残ったことが三つあります。まず訪問させていただいた全ての企業、機関に共通して言えることは働かれている方々がとても充実しているように見えたことです。それぞれのお仕事に誇りを持たれ、やり甲斐を感じておられる様子を見て、将来、私もそうありたいと思いました。二つ目はグローバル化が進む社会で必要とされる能力がコミュニケーション能力だったことです。意外にも語学力より重視されているところが多く、しっかりと身に付けたいです。最後に、企業内ではもちろんのこと、お客様、そして取引企業の方々との間に信頼関係を築かれていることです。信頼と信用があってこそ、地域や企業に貢献できると思います。私も失敗を恐れずに様々なことに挑戦し、信頼される人になりたいと思います。

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N.Sさん(福岡県立香住丘高等学校出身)

この研修の知らせを聞いたときも、チャンスだと思いました。実際に参加して、たくさんのことを学ぶことができたと同時に、4年次に入る前にもう一度、自分の人生を見直すことができました。私のなかで最も興味深かったのが、佐賀県庁で産業労働部に所属していらっしゃる宮沢様のお話です。宮沢様は、ちょっとしたきっかけでカナダへの留学を決意し、帰国後は青年海外協力隊で活動するなどの経歴を持っていらっしゃいました。私はその人生がとても魅力的に思いました。私自身もどうしてもやりたいことがあり、周りの友達とは違う道に進もうか迷っている時期です。それに対して、期待よりも不安の方が大きい時もあり、まさに人生の分岐点に立っているような感覚です。しかし、人と少し違う人生を送ることは、自分の特徴、魅力として発信できるのだと、宮沢様が話されている姿から感じることができ、勇気を頂けました。これからも視野を広げるために、今後もたくさんの失敗をして濃い経験をしていきたいと思います。

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M.Mさん(沖縄県立普天間高等学校出身)

様々な業種の企業を訪問させていただきましたが、どの企業の方々とても楽しそうにお話をされてて、感銘を受けることが多々あり、将来、私もこの方々のようにいきいきとした働き方をしたいと思いました。また、就職活動に向けて自分がどうするべきなのか、何が足りないのかが再確認できました。研修のなかで特に印象に残ったことは、日本航空様での研修で教わったJALフィロソフィーです。​JALフィロソフィーには「人生・仕事の結果=能力×熱意×考え方」という方程式があり、最後の考え方は生きる姿勢です。考え方次第で物事は変わるということがわかりました。この成功方程式を今後の自分の人生の様々な場面で思い出し、就職活動の時に役立てたいと強く思いました。座学後には、北九州空港で航空機が離着陸する現場を生で見る機会をいただきました。お客様を安全に次の目的地まで運ぶために、様々な部署の人たちが連携して一秒単位で動かれていることを近くで拝見させていただき、とても貴重な体験になりました。

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M.Nさん(福岡県立ありあけ新世高等学校出身)

IMG_5978.JPG今回、研修を終えて、それぞれの企業で取り組まれていることが日本の経済と地域経済活性化に大きく影響していることがわかりました。なかでも、私は将来、航空業界を志望しているため、日本航空様での研修が非常に興味深く、同社が目指されている姿やそのための取り組みについて深く学ぶことができました。特に心に残っているのは日本航空様が大切にされていることについてのお話です。お客様に最高のサービスを提供することはもちろん大切ですが、社員の物心両面での幸福も大切にされている点に感動しました。働いている社員一人一人の満足度が高くなければ、楽しく働くことはできません。私は、よく旅行の際に日本航空様を利用させていただいておりますが、どの社員の方も笑顔で質の高いサービスを提供されていると感じています。きっと、それは会社全体がそのような雰囲気を保てるような温かい社風であり、かつ誰からでも愛されるような会社を作っていくための取り組みをされているからではないかと思います。そのような会社で私も働き、自分自身をスキルアップさせたいという強い思いを持ちました。

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N.Hさん(自由ヶ丘高等学校出身)

IMG_6167.JPGこの研修では、製造業、貿易業、航空運輸業、金融業、公的機関など、様々な業種、職種で働かれている方々から詳しくお話を伺うことができ、今後の就職活動に向けて視野を広げるいい機会になりました。特に私の出身地である北九州市の明治以降の産業の歩みと現状などについて深く知ることができ、ぜひこの北九州で地域の発展のために貢献できるような職に就けるよう取り組んでいきたいと思いました。

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R.Tさん(佐賀県立佐賀北高等学校出身)

IMG_5963.JPG国際ビジネス・フィールドワークを通して、大きく気づいたことは、発展されている企業は時代、社会に適応していること、地域の特色を活かしていることの二つの点です。今回、学んだことを活かして、企業の今だけでなく、その歴史、現在に至るまでの過程を調べたり、地域の特色をどのように活かしているのかなどを踏まえて、企業研究を進め、今後のビジョンと日本や世界の動向と照らし合わせて、卒業後どのように社会に貢献し、活躍したいのか考えていきたいと思います。

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M.Iさん(鹿児島県立加治木高等学校出身)

IMG_6053.JPG私がこのプログラムに参加したことで得た一番の収穫は、様々な企業に関心を持ったことです。参加してから一週間ほど経ちますが、テレビで見かけた企業や女学院の先輩方が就職された企業について調べるようになりました。また、社員の方々のお話のなかで特に共感した部分は自分の大切にしたい軸であると気づき、将来について考えるいいきっかけになりました。これからも様々な企業について調べて、来年の就職活動に向けて役立つ情報をたくさん吸収していきたいです。

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A.Kさん(福岡県立伝習館高等学校出身)

IMG_6173.JPG凝縮された短い期間で多くの企業、機関の方々のお話が聞けました。今回、お話を聞いた企業、機関は自分がこれまで就職を特に意識していないところがほとんどだったのですが、意識していないからこそ新しい考え方や発見ができました。例えば、門司税関では様々な方法で金塊や覚せい剤が日本に持ち込まれようとしており、それを税関職員の方々がいかに阻止されているのかを目の当たりにしました。申告書類を確認されているお仕事も実際に拝見しましたが、日本語だけでなく英語でも細かく書いてある資料を片手に機械や自動車から洋服や食品まであらゆる製品を担当されており、たくさんの専門知識が必要とのことでした。職員の方は「この仕事は大変だけれど、洋服など毎年、トレンドが変わるため、飽きないから楽しい。オススメの仕事」とおっしゃっていました。多くのことを学べた充実した研修でした。

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H.Nさん(大分県立大分舞鶴高等学校出身)

今回のフィールドワークは、様々な企業に赴き、実際に仕事の現場を見ることができ、それぞれの業界の動向や企業の経営理念が分かりました。また、それぞれの企業ではどんな人が、どんな思いを持って働かれているのかもわかった気がします。例えば、門司税関では実際の業務の現場を見ることで、雰囲気を感じることができました。例えば、広報の方は明るく社交的な印象で、事務作業をしている方はまじめできちんとしている印象を感じました。

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K.Fさん(福岡県立光陵高等学校出身)

このフィールドワークを通して私は自分の住んでいる北部九州地域の魅力をきちんと理解できていなかったのだと実感しました。こんなにも素晴らしい企業が多く立地していることを知り、視野を大きく広げることができました。特に関心の高いホテルの業務については、宿泊させていただいたリーガロイヤルホテル小倉の加来様に講義いただき、ホテルの仕事はチームワークが大切であること、目配り、気配りを大切にし、思いやりの心をもってそれぞれのお客様にサービスを提供することが大切であることなどを学びました。今回の経験を活かし、果敢に挑戦し、最後までやり遂げれる人になろうと思います。

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K.Mさん(福岡県立春日高等学校出身)

今回のフィールドワークは「働く」ということにフォーカスしていたため、様々な業種の方々から「いかに働くことが大変なことなのか」、そして「誰かのために、何かのために働くことがいかに素晴らしいことなのか」を教えていただき、濃密な時間を過ごすことができました。研修行程以外でも初日に宿泊したリーガロイヤルホテル小倉で、それぞれのお客様に寄り添ったサービスを実感し、働かれている方々に対して心から敬意を持ちました。翌日のリーガロイヤルホテル小倉の加来様の講義からも様々な部署の方々がそれぞれが誇りを持って働かれているということがひしひしと感じられました。私も、自分らしくしっかり胸を張って社会に還元できる仕事がしたいと思います。

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国際ビジネス・フィールドワークはこれまで学生の進路決定に大きな影響を与えており、今春、卒業した一昨年度の参加者(国際キャリア学科一期生)を例にとると、日本航空やスターフライヤーでの研修でエアライン産業への関心を深めた卒業生は日本航空、アイベックスエアラインズ、マカオ航空などに就職し、現在、客室乗務員(CA)として活躍中です。また、地域経済に果たす金融機関の役割に関心を持った卒業生は西日本シティ銀行や福岡ひびき信用金庫の新入行員として活躍しています。昨年度の参加者(現4年生)でも北九州港太刀浦コンテナターミナルと北九州市港湾空港局での研修で海上物流に強い関心を持った学生は海運会社に、安川電機等での研修で製造業に関心を深めた学生は国際ビジネスを展開している製造業企業に、ドーワテクノスでの研修で貿易業務に関心を持った学生は貿易商社に、それぞれ内々定をいただいています。

今回のフィールドワークに参加した学生たちは、その翌週からは国内、海外の企業・機関でのインターンシップ(国際ビジネス・インターンシップ)を経験し、さらに貴重な経験を積みました。国際ビジネスの「現場」を体験した学生たちの今後の成長が楽しみです。

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