学科 Today

  1. HOME
  2. 学科 Today
  3. 人間関係学部
  4. 心理学科
  5. 授業紹介:3年次 米川ゼミ(『専門演習』)

2018.08.10

心理学科

授業紹介:3年次 米川ゼミ(『専門演習』)

 3年次になると学生たちは“ゼミ”に所属し、指導教員のもと、ゼミの仲間たちと研究や学外活動に励むことになります。ゼミは大学の中で最も教員の個性が反映された場所と言えますが、そこでの取り組みはなかなか見えにくいものです。そこで『心理学科Today』では、心理学科の教員たちがゼミでどのような活動を行っているのかを紹介していきます。第1回となる今回は、米川教授の3年次のゼミです。

 

 3年生になると、「専門演習」という名のゼミ形式の授業を行います。学生は各自希望してゼミ担当の教員に所属して、少人数に分かれて勉強します。通常は4年生までの2年間をこのゼミで過ごして、卒業研究論文を仕上げます。卒業研究は、4年間の心理学の専門的な勉強の集大成となるもので、4年制大学で勉学に努めた証となるものです。授業内容について、ゼミ生のM.Y.さん(香住丘高校出身)に紹介してもらいました。
 
s_today180810.png
 米川ゼミでは、興味のあるテーマを各自が自由に設定して研究に取り組んでいます。3年次ゼミ前期では、各々が関心を持った心理学に関する本を読み、全体的な要約を作成しました。後期は、より実践的に心理学の論文を読み解いていきます。本文を読み解きながら重要な部分を引き出す作業を行うことで、読む力と自分なりに文章をまとめる力が身につきます。臨床心理学といった特定の領域や分野、研究テーマに限らず、様々な心理学を学んでいます。毎回のゼミでテーマが変わるので、多種多様な心理学に触れることができ、面白いです。時には映画も鑑賞し、心理学的な観点の習得を目指しています。
 米川先生から資料や情報についてのアドバイスを受け、自分なりの考えを皆の前で発表することで「自ら考え発信する力」が身につきます。ゼミのみんなと共に「なぜ」を追求しながら、議論を交わすことで視野が広がります。
 これからもゼミの活動を通じて、よりバランスのとれた真偽の判断が出来るように、日頃から物事を多面的に深く考える姿勢を大切にしていきたいと思います。
(担当:米川)