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2018.07.22

国際キャリア学科

(授業紹介)国際キャリア入門 (1年生選択科目、担当:山口)

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国際キャリア学部1年生を対象とした「国際キャリア入門」(担当:山口)では、将来、世界とつながる仕事に就くために必要な日本の経済とビジネス、そしてそれを取り巻く国際情勢に関する基礎的な知識を身につけることを目標としています。

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より具体的に言うと、将来、皆さんが就職活動をする際、訪問した企業の方から以下のようなお話があったとします。

◆人口減少、少子高齢化などによる国内市場の伸び悩みに対応してわが社では近年、海外事業に力を入れています。

◆わが社の海外展開の歴史は1980年代初めに遡ります。そのころは欧米先進国との貿易摩擦に対応したいわば「仕方なしの海外進出」でした。これに対し、現在の海外展開は発展著しい新興国の市場開拓を目指した攻めの展開です。

◆わが社が特に力を入れようと考えているのが、新興国のなかでも生産年齢人口の継続した増加が見込め、国内政治とマクロ経済がともに安定している国、例えばインドネシアやインド、トルコ、ミャンマーなどです。


何を言っているのかわかりますか。できれば前期の講義が終わった段階で内容を理解したうえで、自分なりの考えを述べることができるようになっていただければと思っています。

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この授業には103名が受講していますが、1年生たちは聞きなれない専門用語にときに戸惑いながらも熱心に取り組んでいるようです。担当教員も例えば国内総生産(GDP)に関する講義ではサブサハラ・アフリカ諸国の貧困の要因を広大な国土とコバルトや金、銅など豊富な資源を有しながら最貧国にとどまっているコンゴ民主共和国の現代史を追いながら解説したり、日本のバブル崩壊に関する講義では当時のファッションやヒットソングの映像を見たうえで進めるなど、できるだけカレントな国際情勢や身近な話題を織り交ぜながら、わかりやすく伝えるよう努めています。

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以下では、受講している学生の感想のいくつかをご紹介します。

K.Aさん(福岡県立春日高等学校出身)

この講義を聴いて、改めて国際経済に強い関心を持つようになりました。高校の政治経済の授業も真面目に聴いておけばよかったと思うくらい、面白いです。パワーポイントを使った授業なので写真もカラーでわかりやすく、先生の説明もわかりやすいです。

S.Mさん(福岡県立春日高等学校出身)

この講義を受講してニュースの見方が変わりました。日本や世界で何が起こっているのか、より知りたいと思うようになり、自分から意識してニュースを見る時間を作るようになりました。また、将来の進路として関心を持っている航空業界に関する新聞の記事を切り抜いて、ノートに貼ることも始めました。

A.Nさん(福岡県立筑紫高等学校出身)

先生の説明が丁寧で、わかりやすく、好きな授業のひとつです。学生同士で考える時間も設けられ、また先生が学生の状況を見ながら進行のスピードを調整してくださるので、授業に集中することができます。

A.Mさん(福岡県立宗像高等学校出身)

国際キャリア入門の授業では、日本だけでなく、世界の情勢についても歴史を踏まえながら学ぶことができるので、今まで知らなかった国のことを学べ、社会的な視野を広げることができました。高校まで社会科はあまり得意ではありませんでしたが、この授業で勉強すればするほど、経済や社会について理解できるようになり、今ではとても好きな分野になりました。

N.Sさん(福岡県立新宮高等学校出身)

国際キャリア入門の講義を受けて、今まで知らなかった経済の仕組みを学ぶことができ、経済とは奥深いものだと感じています。昔から様々な国で様々な経済政策が試みられ、その成功と失敗から、新たな政策が生まれてくることに関心を持ちました。これからも学習を続け、日本や世界の経済に目を向けていきたいと思います。

Y.Sさん(福岡大学附属若葉高等学校出身)

もともと海外の文化や社会、言語に関心があったので、大学に入って学びたかった内容でした。講義も楽しく、受講してよかったと思っています。

R.Tさん(久留米市立久留米商業高等学校出身)

一人当たりGDPが世界で最も高い国と低い国の概要や主要な産業についてレポートを書く課題では、自分で調べたからこそ、その知識がより定着したと実感しています。ルクセンブルクも南スーダンも名前を聞いたことがあるくらいでしたが、その社会や経済について深く知ることができ、自分のなかで知識が倍になったようで、本当に嬉しかったです。これからも知識を増やせるように、頑張っていきます。

Y.Mさん(佐賀県立鳥栖高等学校出身)

高校時の政治経済の復習もしながら、まったく新しいことも学ぶ科目であるので、毎回、興味深く聴講しています。バブル経済に関する講義では、過去に様々な国がバブルを経験していたこと、特に17世紀のオランダのバブルではチューリップの球根が投機の対象となったことを知り、たいへん驚きました。

S.Mさん(熊本県立玉名高等学校出身)

経済についてはこれまであまり関心がなかったのですが、この講義はとても分かりやすく、しっかり学ぶことができました。特に私は日本とは異なる環境にある国々のことを学びたいと思っていたので、基本的な生活をおくることすら困難な状況にある国のことなどをこの講義で学ぶことができてよかったです。もっともっと学びたいと思いました。

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A.Tさん(大分県立大分鶴崎高等学校出身)

高校までよりもより深いことを学習できる国際キャリア入門の授業はとても刺激的で、楽しいです。経済についてより詳しく学ぶことで、もっと知りたいと思うようになりました。今ではニュースの経済に関する報道を聴き、スマートフォンで世界経済の動向についてフォローするようになり、自分でも驚いています。

A.Tさん(鹿児島県立加治木高等学校出身)

高校の時から経済の授業が好きで、関心を持っていました。国際キャリア入門の授業では、高校までのように日本の経済について学ぶだけでなく、それと密接に関連している世界の政治や経済についても学ぶことができるため、たくさんの興味深い知識を得ることができ、好きです。先生は時々、興味をそそるような質問を私たちに投げかけてくださるので、楽しく学ぶことができました。これからも熱心に学習に取り組み、たくさんの知識を身につけていきたいと思います。

Y.Kさん(宮崎県立宮崎大宮高等学校出身)

はじめは「少し難しそう」「苦手かもしれない」と思っていましたが、日本だけでなく、世界の国々についても学ぶことができるため、とても充実した講義だと思うようになりました。特に、今までの自分の認識と違ったときは感動します。先入観にとらわれないことがいかに重要かが、この講義を通して学べたと同時に、経済の仕組みについても理解できるようになりました。

H.Mさん(山口県立西京高等学校出身)

世界や日本の経済に関する知識が増えたことを実感しています。時々、教えてくださる先生の様々な国での実体験やその時に感じられたことなどが一番、面白く、関心があります。

S.Kさん(愛媛県立新居浜西高等学校出身)

高校までの現代社会では用語の意味を理解することが中心で、自分で説明するとなるとうまく表現できないことが多かったのですが、国際キャリア入門では今の社会と結びつけて学んでいくスタイルなので、理解が深まりました。学習したことでニュースの内容もより理解できるようになり、とても嬉しいです。

M.Sさん(東明館高等学校-佐賀-出身)

会社を経営している父の話を聞くなかで少しは経済について知っていましたが、この講義でちゃんと一から教えていただき、とても関心を持つようになりました。講義はとてもわかりやすく、国際キャリア学科では外国語だけでなく、ビジネスについても学べることが魅力だと感じています。これからも経済について学んでいきたいと、強く思っています。

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