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2018.07.05

国際英語学科

(授業紹介) International Exchange:   学生と米朝首脳会議を読み解く!!

3年生以上の専門選択科目であるInternational Exchange (来年度科目名 International Affairs) は、国連本部で25年間にわたり政務官を務めた川端清隆教授が担当しています。

国際英語学科の教員の一人でもある川端教授
国際英語学科の教員でもある川端清隆教授


授業では主に「Basic Facts about the United Nations」(42nd Edition)を使用して、原書(英語)で国連総会や国連安全保障理事会の機能や権限をつぶさに勉強します。国連の基礎知識に加えて、授業では時々の重要な国際問題を取り上げて、その背景や解決法を学生とともに考えます。
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例えば先月は、6月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会議で、トランプ大統領と金正恩委員長によって署名された合意文書の原書を読解しました。

その過程で、北朝鮮の核放棄に向けた米朝合意の可能性や危うさ、そして日本への影響を掘り下げて議論してみました。また、メデイアによる米朝首脳会議の評価を理解するため、ニューヨークタイムズ紙が掲載した風刺画を取り上げ、学生に「何がおかしいのか」、「何を風刺しているのか」をじっくりと考えてもらいました。

この授業ではどんな事を勉強していますか?授業への取り組み方やクラスの雰囲気を教えて下さい。

H.R.さん (福岡県立三池高等学校 出身) 
2年次 短期 オーストラリア留学を経験

この授業では、国際連合の機能を中心に世界で起きている問題について学習しています。今までは日本の視点でしか考えていなかった問題に対して、他国の異なる見解を知ることができ、とても勉強になります。この授業によって、思考の幅を広げることができました。
授業では、生徒自身が最近気になっているニュースも取り上げるため、新聞などを日頃からチェックすることを意識しています。関心のある問題に対して、先生の意見が聞け、新聞やネットだけでは分からなかったことも知ることができ、とても楽しいです。

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T.M.さん (川島学園れいめい高等学校 出身)
この授業では、国連にはどのような機関があるのか、どのような役割を果たしているのかについて英語で書かれた教科書を自分たちで訳しながら勉強しています。使われている英語には専門的なものが多く、訳するのは難しいですが、先生が国連にいた時の話も交えながら進めてくださるため、興味深く、勉強になります。
 授業の初めで、先生が今起こっている国際的なニュースについて質問をされます。そのため、ニュース番組を観たり、新聞を読んだりする機会が増え、それらのニュースについて自分なりの考えを持つようになりました。クラスの人たちも予習をしてきて積極的に授業に参加しているため、周りから良い刺激を受けているように感じます。
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G.M.さん (久留米信愛女学院高等学校 出身) 
2年次 前後期 アメリカ留学を経験

この授業では、国際連合の存在意義や国際問題について学んでいます。この授業を通して、国際連合は戦争の悲惨さや将来の理想の平和を語る場ではなく、今、そこにある紛争を政治的制約の中で、どう具体的に解決するか考え、行動に移す場所であるということが分かり興味深いなと思いました。その中で綺麗ごとだけでなく、グローバル化した世界で、どのように国同士が相反する国益を調整しているのかを、最新ニュースなどをとおして先生と議論するのが私は好きです。
グローバル化し、国と国とが密接に関わり合っている現在、私は国内だけでなく、海外の出来事も密接に関係しあっていると理解できるようになりました。主に日本の新聞とCNN10ニュース、BBCニュースから情報を収集しています。またその中でも気になった記事などがあればニュースのウェブサイトに飛んで詳しい情報を得ています。クラスでは、疑問に思った事や自分の意見を言いやすい雰囲気で、なかなか授業が進まないほど毎回盛り上がっています。
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