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2018.07.04

心理学科

授業紹介『心理学フィールドワーク(臨床)A』(福祉領域)

 心理学フィールドワーク臨床では、福祉領域の実習を行っています。発達に遅れや偏りがある就学前の小さな子ども達に対して、親子支援を行う施設での実習です。こどもの成長・発達への支援だけではなく、親子の関わりや親の心理支援も行われます。実習では、発達障がいがある子ども達の療育の場に関わり、親子への支援について学んでいます。今回は、2名の学生の感想を紹介します。
Hさん、Iさん、ありがとうございました。
(担当:重橋)
 
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福祉領域実習に参加した学生の感想

 大学の講義の中で、発達障がいについて学び、実習に臨みました。しかし、同じ発達障がいがある子どもでも、得意なこと苦手なことが違い、一人一人が抱えている生きづらさがあること、親子の関わりや親が抱える苦悩があることを実習に参加する中で知ることが出来ました。このことは、実習という現場でしか体験出来ないことだったと思います。
 また、継続して参加することによって、子ども達の成長を見守ることが出来ました。場面の切り替えが苦手でおもちゃを片付けると癇癪を起こしていた子は、活動に参加する中で気持ちをコントロールすることが出来き、楽しそうな表情をみせるようになりました。実際に支援に参加することで、その場でしか感じることのできない達成感や臨床現場で求められる姿勢や振る舞いを身につけることが出来ることを実感しています。
(心理学科3年Iさん:城南高等学校出身)
 
 子ども達は、一人一人障がい特徴が異なります。活動では、自由遊びや親子遊びを通して子どもを支援しています。日常とは異なる体験の中で、遊びを通して子ども達が成長する様子が感じられます。また、親子関係の変化も学ぶことができます。初回は緊張していた保護者の方も、回数を重ねるごとに一緒に楽しむようになり、子どもを見守る姿勢に変化があるように感じます。
 私は障がいがある小さなこども達と関わる経験が少なかったので、実習開始時は不安がありましたが、先生方が優しく教えてくださり不安がなくなりました。こどもにとっての遊びの意味など、実習を通して学ぶことがたくさんありました。参加した活動の場は、子ども達、お母さん達、実習生、それぞれが成長し学べる場だと感じました。
(心理学科3年Hさん:別府鶴見丘高等学校出身)