国際キャリア学科3年生は、今年度から各専門分野のゼミ・クラスに分かれ、専門科目を重点的に学んでいます。経済・経営分野では、3年生を対象に「人的資源管理論」「日本産業論」「会社法」「カレント・ビジネス」などの専門科目が開講されるとともに、夏と春には国際ビジネスの現場を体験するインターンシップやフィールドワークが実施されます。このうちインターンシップは九州インターンシップ推進協議会を通じた大学全体でのインターンシップのほか、国際キャリア学科独自の科目として「Business Internship」が開講され、今年度前期には約90名の学生が参加します(*)。
*http://www.fukujo.ac.jp/university/kokusai_c/archives/654
先日は、前期に実施予定のアシアナ航空本社での客室乗務員研修に先立ち、同社の横山誠スーパーバイザーをお招きし、研修参加候補者の面接と選抜、そしてアシアナ航空の概要や業務などに関する事前授業を実施しました。
アシアナ航空の横山スーパーバイザーによる事前面接を受けるK.Iさん(福岡県立久留米高等学校出身)とM.Iさん(福岡県立筑紫中央高等学校出身)
事前研修で横山様からは、資本金、株主構成、部門別従業員数、組織体制、保有機材などアシアナ航空の企業概要について解説いただくとともに、同社を例にとって外資系航空会社の業務全般と韓国の航空会社の日本への就航状況まで詳しくご説明いただき、学生たちは真剣な表情で聞き入っていました。
今年8月27日から実施されるアシアナ航空客室乗務員研修は同社が外部から受け入れる研修では最も長い集中コースで行われ、参加する21名の学生たちは客室乗務員としての身だしなみ(メイク、ヘア等)、表情・挨拶・対話・立ち居振る舞いを中心としたイメージ・メイキング、歩き方や姿勢、ボイス・トレーニングと機内アナウンス実習、機内サービス実習、非常着水訓練、模擬面接などをアシアナ航空の教官や客室乗務員の方から指導を受けながら学びます。
研修が行われるのはソウルの金浦空港に近いアシアナ航空本社の研修施設「アシアナ・アカデミー」で、研修期間中は全員、同社の客室乗務員の制服を着用し、昼食、夕食も社員食堂で社員の方々と一緒にとります。現役の客室乗務員の方々との交流も実施されます。
一昨年度、第1回のアシアナ航空客室乗務員研修に参加した一期生(2018年卒)は同社のほか、日本航空、全日本空輸、アイベックスエアラインズ、マカオ航空、西鉄エアサービスなどの客室乗務員やグランドスタッフとして現在、活躍中です。航空会社以外でもエイチ・アイ・エスやJTBなど、研修の成果が活かせる旅行やホテル、ウエディングなどの業界で活躍しています。昨年の第2回研修に参加した現4年生も1週間の研修で大きく成長しました。今年も参加する学生の成長がとても楽しみです。
アシアナ航空の横山様、同社提携旅行会社MSツーリストの八尋様、キャセイパシフィック航空での勤務経験のある中島学科長と研修生
☆昨年度のアシアナ航空客室乗務員研修☆