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2018.03.12

国際英語学科

(授業紹介)Global English Fieldwork: 参加学生11名のベトナム縦断紀行(その2/5)

霧雨の街、ハノイ

連日、霧雨に見舞われたハノイでは、早朝6:00のランニングエクササイズに始まり、しっかり朝食を取り、プレゼンの練習とミーティングの時間をたっぷり持つことで、参加学生全員の士気とモチベーションの高揚が図られました。11名は、まだまだ元気一杯です。今回は、三番目の訪問先である日越大学での活動内容をご紹介いたします。

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思いがけなくも日越大学側からご用意いただいたベトナムの伝統的アオザイとともに

日越大学(VJU)訪問

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日越大学(Vietnam Japan University : VJU)は、2010年10月末に、当時の野田佳彦首相とグエン・タン・ズン首相との間で交わされた日越共同声明の精神に則り、日越友好の象徴として、またベトナムでの最高水準の教育・研究・人材育成の拠点として、2016年の9月に開学されました。現在は『地域研究』・『公共政策』・『企業管理』・『ナノテクノロジー』・『環境工学』・『社会基盤』・『気候変動』の7分野のカリキュラムと、共通科目としての『日本語教育プログラム』を有する大学院大学です。近い将来、学部学生の受け入れのためのカリキュラムの拡大が予定されており、現在そこに向けての取り組みが進められています。

日越大学では本学学生を迎え入れる周到な準備がなされており、教職員の皆さん、そして多くの学生が様々な趣向を凝らした交流プログラムをご準備下さいました。その中でも取り分け私たちを驚かせたのは、日越大学側が本学学生のためにアオザイの用意をしてくださっていたことです。11名の学生は、ご準備いただいたアオザイを身にまとい、日越大学の学生の皆さんとの交流会に臨みました。

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ベトナムのアオザイとともに

交流会のアジェンダは、まず日越大学側からのカリキュラムや研究内容のご紹介プレゼンテーション。そして、本学側からは福岡女学院大学の歴史・組織概要、国際交流の取り組み、キャンパスライフについての紹介プレゼンテーションを行い、その後に質疑応答が交わされました。ややかしこまったディスカッションの後に、日越大学学生の皆さんによる交流プログラムが始まりました。本学学生は複数のグループに分かれ、日越大学学生と一緒のゲームに臨みました。交流会の中では、旧正月(春節)で必ずベトナム家庭の食卓に出される、伝統食材がふるまわれました。餅米の中に豚肉や鶏肉を入れ、それを丸ごとバナナの皮に包んで一昼夜発酵させるものです。

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終始和やかな友好的ムードに包まれながら、約3時間半に渡る長時間の交流プログラムを無事終えることが出来ました。
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チーフアドバイザー米田様(JICA派遣)へ記念品(博多人形)を手渡し

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日越大学の教職員・学生の皆さんとともに
 
ハノイでの3機関(中央管理経済研究所(CIEM)、国際協力機構(JICA)、日越大学(VJU))への訪問を無事に遂行し終え、11名の参加学生は愈々英語とベトナム語でのコミュニケーションスキルに自信を深めた様子です。ハノイでの滞在期間中は、旧正月(春節)が明けて間もない例年の天候の通り、やや肌寒さが残って霧雨が終日降り続く毎日でした。明日は曇天のハノイを抜けて、常夏のホーチミンへ、さらにその先の南部バリア・ブンタウへと翔び立ちます。次回の「国際英語学科Today」では、灼熱の陽光が降り注ぐバリア・ブンタウでの活動の模様をご紹介いたします。