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2018.03.03

心理学科

富永ゼミ(『卒業研究』)~研究活動を通じて得る成長~

 心理学科には必修科目として『卒業研究』という授業があります。この授業は4年次のゼミであり、学生たちはそこで各々の卒業研究に励むことになります。3年次のゼミと同じく、4年次のゼミもまた教員の個性が強く反映された場所であり、心理学科の特長が端的に表れた授業と言えます。そこで『心理学科Today』では、心理学科の学生や教員たちが4年次のゼミでどのような活動を行っているのかを紹介していきます。
 第3回となる今回は、富永准教授のゼミです。
 

 

 今年の4年生たちももうじき卒業を迎えます。4年次からゼミに加わった学生もいますが、ほとんどのゼミ生とは3年次から2年間、卒業研究の完成・発表に向けて共に学んできました。必ずしもスムーズにここまでたどり着けたわけではありませんが、それぞれの素朴な興味・関心から出発した十人十色の面白い研究が、最後には完成したと思います。
 この2年間を2人のゼミ生に振り返ってもらいました。この経験を糧に、社会に出てからも頑張ってください!
(担当:富永)
 
 富永ゼミでは、3年次の前期で先行研究の追試を行い、卒業研究を進める上で必要なスキルを学びました。後期では、卒業研究に向けて興味のある分野の論文を読み、それらをまとめ、発表するという作業を行いました。そして4年次では、1から自分で卒業研究を作り上げていきます。
 研究は行き詰まったり進んだりの繰り返しですが、親身になってアドバイスをしてくださる富永先生やゼミの友人達の助けもあり、大変でしたが無事に完成させることが出来ました。富永ゼミの2年間はあっという間でしたが、1つの研究を作り上げる難しさや達成感、友人と協力し助け合う大切さなど学ぶことが多く、とても充実した大学生活を送ることが出来ました。
(S.T.さん:鹿児島純心女子高等学校出身)
 
 3年次に行った追試研究では、私たちのグループは、女子大生の化粧について研究を行いました。メンバーで役割分担を決め、1つのことを作り上げるという作業は、とても良い経験になりました。4年次の前期では、少人数のグループに分かれて、先生にアドバイスをいただきながら卒業研究を進めていきました。後期になると、個々のPC作業が中心になりましたが、分からないところを教えあったり、質問紙調査に協力し合ったりと、仲間意識が高まったと思います。
 『卒業研究』は大学生にとっての集大成と思いますが、同時に、協調性や思考力を高めるものでもあると考えています。苦労した分の達成感は感慨深いもので、富永ゼミでの経験はかけがえのないものになりました。
(R.S.さん:博多高等学校出身)
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