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2018.03.22

国際キャリア学科

2017年度後期国際キャリア学科インターンシップ④:ホテル日航福岡でのインターンシップ

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国際キャリア学科では、国際ビジネスの「現場で学ぶ」機会を豊富に設けています。2016年度以降の2年間で学科独自のインターンシップを中心に、九州インターンシップ推進協議会を通した大学全体でのインターンシップ、その他学科が企画、支援したプログラムなどでインターンシップや実務研修を経験した学生はのべ289名にのぼります。

今年度後期の国際キャリア学科のインターンシップ「Business Internship」は20名が受講し、多くの学生が将来の就職先として志望している旅行・観光、航空、貿易、金融業界の企業及びに公的機関を中心にインターンシップを実施しました(*)。このうち福岡を代表するシティホテルであるホテル日航福岡様でのインターンシップには、Y.Mさん(佐賀県立佐賀北高等学校出身)とK.Nさん(日向学院高等学校出身)が参加しました。
http://www.fukujo.ac.jp/university/kokusai_c/archives/604

K.Nさんは客室課とベルの業務を、昨年夏に続き2度目のインターンシップとなったY.Mさんは期間を通してベルの業務を、それぞれ社員の方々にご指導いただきながら学び、ホテル業務に対する関心をより深めてきました。春節のハイシーズンでたいへんお忙しいなか、ご指導いただきましたホテル日航福岡の皆様、本当にありがとうございました。

憧れのベルの制服姿でロビーに立つY.Mさん(佐賀県立佐賀北高等学校出身)とK.Nさん(日向学院高等学校出身)​

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K.Nさん(日向学院高等学校出身)​

今回、ホテル日航福岡様でのインターンシップを体験させていただき、働くことの大変さ、そして接客というものの奥深さを知ることができました。

ホテル業界には関心がありつつも、これまで参加した他のインターンシップでは企業の説明で終わってしまうことが多く、「ホテルで働く」ということについてごく表面的なことしか分かっていませんでした。しかし、今回のインターンシップでは1週間、みっちり現場での業務を体験させていただき、本当に貴重な経験でした。

最初の二日間は客室課に配属されました。この部署はお客様と直接、接することは少ないですが、客室をお客様にご提供できる状態に整えるためにすべてを管理している部署でした。一つの部屋が整うまで40分かかり、ベッドメーキング専門のベッドマンの方、清掃担当の方、最終チェックをするチェッカーさんなど、様々な方が少しも妥協せずにチームで連携して取り組んでいらっしゃいました。今までホテルに泊まる時は普通に綺麗な部屋が用意されていると思い込んでいましたが、その裏には様々な方々が関わっているのだなと思い知らされました。

残りの期間は宿泊課フロントサービス係を経験させていただきました。この業務は宿泊にいらしたお客様に最初にお声をかけ、お荷物を持ちながらお部屋までご案内する仕事でした。最も楽しみにしていたお仕事でしたが、思った以上に体力を要し、精神的にもとても疲れました。細やかな気配りが重要で、常に視野を広く持っていなければなりませんでした。ご指導いただいた社員の方は、「ありがとうございます」「行ってらっしゃいませ」など、お客様の状況によってご挨拶を使い分けること、そしてお声がけやお辞儀のタイミングもとても大切だと教えてくださいました。「十人、お客様がいらしても十人全員に接客することはできない。時と場合、そしてお客様の状況を考え、一人だけに対応していても他の九人の方が納得される接客を」、これはベテランの社員さんがおっしゃっていた言葉です。接客というものに対する考え方が変わりました。何気ない会話でお客様が笑顔になってくださったり、部屋をご覧になり、とても喜ばれているお姿を目の当たりにして、接客業務を通して味わうことのできる喜びも感じることができました。

この1週間、ホテル日航福岡の皆様には本当にお世話になりました。皆様お一人お一人がご自身のお仕事に誇りを持たれており、プロ意識の高さには驚きの連続でした。そして、とてもお忙しいのにも関わらず、様々なことを教えてくださり、お仕事も任せてくださいました。この貴重な経験を活かして、これからの就職活動も頑張っていきたいと思います。

Y.Mさん(佐賀県立佐賀北高等学校出身)

1週間、ホテル日航福岡様のベル係として研修をさせていただきました。昨年夏に続き2度目の研修でしたので、前回よりもより深くベル係のお仕事を理解することができました。頭では仕事内容を理解しているつもりでも、実際に仕事をしてみると意外と戸惑うことも多く、経験の大切さを感じました。

ベル係はホテルの顔です。お部屋までお客様をご案内することもあり、何よりもお客様と接する時間が長いところに魅力を感じました。前回の研修でも、今回の研修でも、お客様により快適に過ごしていただいたいという気持ちは、表で仕事をされている方も裏でそれを支えられている方も共通にお持ちだということが、社員の皆様を見ていて感じました。皆様が同じ思いを持たれているから、すみずみまで行き届いたサービスができるのだと分かりました。社員の方々からそれぞれの接客の姿を学ばせていただきましたが、接客の仕方はそれぞれでもやはりお客様のことを思う気持ちは共通していました。また、「サービスというのは常に先を観察することだ。観察力と洞察力が必要だ」と教えていただきました。そして、仕事をする上で大切なのは「予習と復習」だとお聞きしました。私もその日にできたこと、できなかったことを復習し、お客様にこのようにして差し上げたいという次の日の目標を決めて、思いを持って行動することで、実際にお客様に「ありがとう」と喜んでいただけ、自分はお客様と接しているときが一番好きだと気づきました。海外からのお客様がほとんどだったのですが、社員の方は英語圏のご出身でないお客様にはわかりやすい英語の言い回しで話されるなど、言い回し一つにも工夫されていました。

このインターンシップを通して、ホテルのお仕事、特にベル係のお仕事はお客様に接することで自分自身も成長できる、人間力が試される、また人間力の上がるお仕事だと感じました。ホテル日航福岡の社員の皆様はお客様に敬意を払われることはもちろん、社員の方々同士でも敬意をもって仕事をされていました。

社員の皆様全員でホテル日航福岡をよりよくしていこうというお姿を身近に拝見することができ、ぜひ私も一緒に加わりたいという思いが強くなりました。社員の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

Y.MさんとK.Nさんがホテル業務を経験させていただいた福岡を代表するシティホテル、ホテル日航福岡

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