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2018.03.05

国際キャリア学科

2017年度後期国際キャリア学科インターンシップ ②:福岡観光コンベンションビューローでのインターンシップ

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国際キャリア学科では、国際ビジネスの「現場で学ぶ」機会を豊富に設けています。2016年度以降の2年間で学科独自のインターンシップを中心に、九州インターンシップ推進協議会を通した大学全体でのインターンシップ、その他学科が企画、支援したプログラムなどでインターンシップや実務研修を経験した学生はのべ289名にのぼります。

今年度後期の国際キャリア学科のインターンシップ「Business Internship」は20名が受講し、多くの学生が将来の就職先として志望している旅行・観光、航空、貿易、金融業界の企業及びに公的機関を中心にインターンシップを実施しました(*)。このうち福岡市の観光・コンベンション誘致機関である福岡観光コンベンションビューロー様でのインターンシップには、M.Iさん(福岡市立福翔高等学校出身)とM.Iさん(大分県立中津南高等学校出身)が参加しました。
http://www.fukujo.ac.jp/university/kokusai_c/archives/604

ふたりはコンベンションビューロー内での業務に加え、観光案内所やクルーズ客船の受入対応、福岡街歩きなど、観光・コンベンション誘致に関する様々な業務を経験し、多くのことを学んできたようです。お忙しいなか、ご指導いただきました総務企画課の坂口課長、永峯係長はじめ福岡観光コンベンションビューローと関係機関の皆様、本当にありがとうございました。

福岡観光コンベンションビューローでのインターンシップ:坂口課長、永峯係長にご指導いただきながら観光・コンベンション誘致業務を経験したM.Iさん(福翔高等学校出身)とM.Iさん(中津南高等学校出身)

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以下では国際都市、福岡の観光・コンベンション誘致の最前線の業務を経験したふたりの感想をご紹介します。なお、ふたりの活躍ぶりは福岡観光コンベンションビューローのフェイスブックでも紹介されました。◎https://www.welcome-fukuoka.or.jp/info/2541.html

M.Iさん(福岡市立福翔高等学校出身)

今回の福岡観光コンベンションビューロー様でのインターンシップでは、多くのことを学ぶことができました。そのなかで痛感したことは、故郷の福岡をより活性化させ、世界に知っていただく仕事に就きたいという夢を持ちながら、実際には自分が九州・福岡の歴史や文化、地域を盛り上げるために行われているプロジェクトについて十分な知識を持っていなかったということです。福岡まち歩きや福岡城跡の観光案内を体験したり、博多伝統芸能館へ研修に行ったりしましたが、全てが新鮮で魅力的なものばかりでした。今まで、どうしたら福岡の活性化の貢献に携わることができるのかを必死に考えていましたが、実際に参加してみることが一番の近道だったことが分かりました。今回のインターンシップで様々な経験をさせていただき、多くの知識を得ることができ、福岡の魅力を多くの方に伝えたくてたまらなくなりました。

QTIC(九州インフォメーションセンター福岡)と天神観光案内所での業務の体験では、民間企業と市の運営との違いやサービス内容の違い、どのようにして利益を得ていて、目的は何なのかなどを実際に比較することができました。同じ観光案内所でも多くの違いがありましたが、一つだけ共通するものがあり、それは従業員の方々の語学力でした。従業員の皆さんは、英語に加えて、韓国語、中国語、フランス語のいずれかを習得されており、お客様のニーズに合わせた言語で対応されていました。

クルーズ客船の対応は一番の楽しみだったので、前もって福岡の観光名所や行き方などを頭の中に入れて臨みましたが、予想していた質問はことごとくはずれ、お客様からの質問はブックオフなどのセカンドハンドショップばかりで、あたふたしてしまいました。以前はベスト電器やヨドバシカメラなどでの「爆買い」が主流だったのに対し、今は日用品を求めている方が多く、その影響もあるのかと思いました。クルーズ客船対応を通じて、福岡市が外国人観光客の誘致のために、どれだけ取り組んでいるのかを感じ取ることができました。

今回、ご指導いただいた方々は皆さん、親切で優しく、気さくな方ばかりでした。これもまた福岡の魅力だと思います。このインターンシップで多くの刺激を受け、もっとたくさんのことに挑戦して、福岡のことを知り、将来の夢へとつなげていきたいと思いました。とても貴重な体験をすることができました。本当にありがとうございました。

クルーズ客船マジェスティック・プリンセスで来訪されたお客様への対応

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QTIC(九州インフォメーションセンター福岡)の業務を体験

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福岡城跡での観光案内業務を体験

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M.Iさん(大分県立中津南高等学校出身)​

福岡観光コンベンションビューロー様でのインターンシップでは、観光誘致業務を中心にたくさんの経験をさせていただきました。

初日は緊張していましたが、ビューローの皆様がフレンドリーに接してくださり、少しずつ緊張を解くことができました。初日は事務作業のお手伝いをさせていただき、業務内容や事務所の雰囲気を把握することができました。事務職を考えていた私にとって今後の就職活動を行ううえで、とても参考になりました。

二日目は福岡市で開催されているまち歩きに参加させていただき、福岡の歴史や伝統を学びました。大学生になってから住み始め、もうすぐで4年になる福岡ですが、知らなかったことがたくさんありました。普段、何気なく歩いている街にも長い歴史や発展に貢献された多くの方々の活躍があったことを痛感しました。特に、アクロス福岡が建造物としてとても優れたものであることに興味を持ちました。アクロス福岡で取り入れている福岡式の下水処理が世界に広まるほどの高い技術であること、自然と共存するため、水はけなどの細かな工夫がされていると聞きました。続いて、QTIC(九州インフォメーションセンター福岡)で観光案内業務を学び、体験させていただきました。

三日目は福岡城と九州国立博物館での観光誘致について学びを深め、四日目には日本一の入港者数を誇る博多港中央ふ頭でクルーズ客船で来訪された外国人の方々への案内業務を体験しました。ちょうど旧正月ということで、中国や韓国などから多くの旅行者が来訪されていました。港では旧正月をお祝いして太鼓の演奏が行われており、案内業務を担当されていたボランティアの方も「新春快楽」と中国語で歓迎の言葉をかけておられました。案内所には韓国語、中国語、英語版など様々な言語に対応した地図や資料を用意してあり、案内される方も二カ国語以上、話せる方が多くいらっしゃいました。五日目は天神観光案内所の業務を体験するとともに、コンベンション誘致の業務を体験させていただき、職員の方の営業に同行し、企業様向けの営業について学びました。

今回のインターシップでは、企業同士の横の繋がりの大切さを多く感じました。B to Bの関係では、自社の利益を考えるだけでなく、他社と協力し、お互いにプラスの関係になるよう努めることが大切だと営業の方から伺いました。観光案内所やQTIC、クルーズ客船対応はB to Cの場でしたが、それぞれお客様の層が違うことから接客の内容が異なり、興味深かったです。実際に働かれている方に接客の難しさについて質問したところ、「毎日、反省することばかりで難しいが、正解がないからこそ楽しい仕事」とおっしゃっていました。

短い期間でしたが、今まで知らなかった福岡について、そして働くうえでの考え方や心構えについて多くの発見ができ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。今後の就職活動やその後の社会人になった時も今回、教えていただいたこと、業務体験を通して学んだこと、感じたことを忘れずに活かしていきたいと思います。

天神観光案内所の業務を体験

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博多伝統芸能館での研修:ご指導いただいた永峯様、永田様と艶やかな芸妓さん

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福岡市立博物館での研修

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Welcome to Kyushu!  欢迎来到九州! Selamat datang di Kyushu!(ご指導いただいたQTICの方々と)

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ICD *I Can Do
International Career Development

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