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2018.02.07

心理学科

三井住友銀行×心理学科連携事業:心理学をもとに新たな金融サービスを提案する

 2017年度、心理学科とキャリア開発教育センターでは、株式会社三井住友銀行様との連携事業として「心理学を活かした金融サービス向上プロジェクト」を進めてきました。
 
 このプロジェクトは、心理学科の学生たちが、実社会の課題に対して心理学的観点から分析を行い、解決策を考え、提案する、「課題解決型学習(PBL)」です。参加学生は、つい先日まで高校生であった1年生を中心とした2つのグループで、三井住友銀行の口座管理アプリの課題とその解決策を考えるべく、4月から取り組んできました。その最終報告会が、去る12月15日に三井住友銀行福岡支店にて行われました。
 
 当日は、三井住友銀行の九州法人ソリューションセンター長、福岡法人営業部部長、また東京会場から法人戦略部部長、ITイノベーション推進部上席推進役といった錚々たる方々にご参加頂きました。学生たちは緊張しながらも、人格心理学と認知心理学の知見を融合させ、「口座管理アプリを『利益が増えるように行動するタイプ』『損失が減るように行動するタイプ』という個人差を基準にカスタマイズ可能にすることで、顧客側は自分に合う資産形成戦略をとれるようになり、銀行側も効果的なマーケティング戦略をとれるようになる」などの提案を行いました。三井住友銀行の皆様からは、着想の有用性や実ビジネス特有の留意点などの観点から講評を頂きました。
 
 今回のプロジェクトを通じて学生たちは、心理学の知見や金融業をより深く学ぶことができただけではなく、新たな価値を創出する力、課題を発見・分析・解決する力、自身の考えを発表する力、グループメンバーと協同する力、そして就業意識などを培うことができました。貴重な機会を提供して頂いた株式会社三井住友銀行の皆様に、改めて深く御礼申し上げます。
 
 2018年度から本プロジェクトは、正課の『心理学プロジェクト演習』として再スタートしますが、学生の更なる成長のために教職員一同、今まで以上に励んで参ります。
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