安部恒久 教授
私の得意とする専門領域は、サポートグループ(セルフヘルプグループ)やグループカウンセリングや集団療法などのグループアプローチです。孤立した人々を、どのように、ひととの関係へとつなぎ、人間関係を発展させることができるのかを研究テーマとしています。
したがって、授業でも、それこそ小グループとなって進めることが多いです。受講者のそれぞれの考え方や感じ方などの持ち味が、グループとして共有されることによって、発揮される大切な機会だと考えるからです。
教育や医療や福祉や司法矯正や産業など、どの領域でも、個人をとりまくグループ(組織)の力動を理解することが、心理支援プログラムを作成するのに必須となると言っていいでしょう。
皆さんといっしょに、現場で役に立つグループアプローチの活用方法を考えていきたいと思います。