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2018.01.14

国際英語学科

【授業紹介】「English for Young Learners Fieldwork」をご紹介します

2020年から小学校でも英語が必修化されることとなり、注目を集めておりますね。福岡女学院大学には、児童英語指導員養成コースという独自の資格コースがあります。この資格コースは児童英語教育分野の理論や技術を学び、子供達に英語を教えるための総合的な力を育成するコースです。本コースでは、子供の第2言語習得の知識、子供の発達段階に応じたカリキュラム、教材、授業づくり、効果的な指導法などを専門的に学んでいきます。様々な授業で基本的なスキルや知識を身につけた後、「English for Young Learners Fieldwork」という科目を履修します。この科目では近隣の小学校で実際にゲストティーチャーとして英語を教えるという実習を行います。そのために大学の授業では、レッスンプランを立て、教材を作成し、模擬授業を重ねていきます。加えて、授業時間外でも空き時間を利用してグループで授業の準備をすることが求められます。担当は、国際キャリア学部国際英語学科の大橋由美教授です。

今回のコーナーでは、この科目を履修されているOTさんのご活動内容等をご紹介致します。

 

Q1: このFieldworkに向けて、どのようなご準備をされましたか。

A1: クラス毎に授業内容の差が出ないように、実習のメンバーや担当の大橋先生と授業中は勿論授業外でも情報の共有を、その都度行いました。又、指導対象の小学生低学年の授業態度をある程度予想したり、先生や教職を履修しているメンバーからのアドバイスを参考に、準備を進めました。

Q2: 今回のFieldworkの模擬授業で上手くいったところ、上手く行かなかったところがあれば教えて下さい。(この授業で学んだ事、楽しかったところ、大変だったところなど)

A2: 各メンバーの役割分担(指導案の作成と提出、教材の作成等)が明確にされていないことがありました。そのため、一部のメンバーに負担がかかることがあり、焦ったことがありました。その一方で、実習先の児童が私達の名前を覚えてくれていたり、授業後の廊下などの場で、クラスに関係なく習った英語で、児童が私たちに話しかけてくれたりした時は、とても嬉しかったです。

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小学校での実習の模様(その1)

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小学校での実習の模様(その2)

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小学校での実習の模様(その3)

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小学校での実習の模様(その4)

Q3: 大学での模擬授業の時の様子を教えて下さい。

A3: 大学での模擬授業は、担当クラス毎に行われます。そして、履修している他の学生を児童とみなして、模擬授業が行われました。後期では実習メンバーが不足していたため、複数の学生に補助教員として参加してもらいました。模擬授業後には先生と学生とからフィードバックをその都度もらい、より良いものにすべく、修正を重ねました。

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大学のクラスでの模擬授業風景(その1)

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大学のクラスでの模擬授業風景(その2)

Q4: どのように将来に役に立てたいですか。

児童に対してだけではなく、一般に人に対して何かを教える時には、相手の立場になって考えなければならないことの重要性を、この授業を通して深く学ぶことができました。又、このFieldworkはメンバーと協力して初めて成り立つものであり、その意味ではチームワークを大切にし、お互いの意見を尊重することの大切さも学べました。これらのことから、授業を通して得た客観的に物事を見る力、そしてチームワーク力を、将来に於いては特に役立てたいと考えています。

国際キャリア学部・国際英語学科では、児童英語教育分野の理論や技術を踏まえて、子供達への英語教育に向けた総合力を備えた教員の育成に取り組んでいます。