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2018.01.12

国際キャリア学科

(授業紹介)経営学・ビジネス領域科目-Human Resource Management:人的資源管理論(担当:山口)

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企業の経営資源は、一般に「ヒト」(従業員を中心とする人材)、「モノ」(製品・サービス、設備・機械など)、「カネ」(資金)、「情報」の 四つからなるといわれてます。人的資源管理(Human Resource Management)とは. このうちの「ヒト」に関する企業の管理活動(マネジメント)を指します。

「ヒト」に関する企業の管理活動は以前は「労務管理」や「人事管理」と呼ばれていました。しかし、1980年代頃から米国を中心に「ヒト」=「人的資源」という考えが広がり、日本でも徐々に「人材は企業競争力の強化のための経営資源」という考え方が一般的となりました。そして、「ヒト」に関する企業の管理活動も次第に人的資源管理」と呼ばれるようになりました。

それに伴い人的資源管理に関する学会である「日本労務学会」の英語の呼称もJapan Society for Personnel and Labor Research から2001年にはJapan Society for Human Resource Managementに改められました。 近年では、例えば西日本シティ銀行のように「人材」を「人財」と呼ぶ企業も増えてきています

国際キャリア学科3年生を対象とする「
Human Resource Management:人的資源管理論」(担当:山口)ではこの「人的資源管理」の基本を学びます。内容としては、日本経済新聞出版社の『人事管理入門<第二版>』(今野浩一郎著、2014年)を教科書として、人材の確保・育成と配置、報酬の決定などを通じて人材の有効活用を図る人的資源管理の仕組みを、採用、配置と異動、人事評価と昇進管理、給与と福利厚生、教育訓練、労働時間管理、労使関係など順を追って学んでいきます。そのなかで、日本的経営に関する英語の文献も読み解きながら日本企業の人的資源管理の特徴やそれを生んだ歴史的背景、企業経営を取り巻く環境の変化などについても学んでいきます。

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就職活動を控えた3年生たちは毎回、真剣な表情で受講しています。

なお、国際キャリア学科ではこのほか1年次に「国際キャリア入門」、2年次に「経済学入門」「国際マーケティング」「国際金融」、3年次に「会社法」「日本産業論」「カレント・ビジネス」(国際ビジネスに関わる様々な産業で活躍されている方々による講義)、「国際ビジネス・フィールドワーク」「ビジネス・インターンシップ」など、将来、世界とつながる仕事で活躍するために必要なことを学ぶカリキュラムを揃えているほか、語学でも「Business Reading」「Business Communication」などのビジネス英語や「中国語ビジネス会話」などの実践的な科目を設けています。

以下では、「人的資源管理論」を受講している学生の感想のいくつかをご紹介します。

Y.Iさん(福岡県立三池高等学校出身)  

就職活動のためにも、そしてその後の将来のためにも知っておけば必ず役に立つと思い、受講しました。前期には「日本産業論:Japanese Industry」を受講しましたが、後期のこの授業ではさらに専門用語が多く、難しく感じました。十分にわからなかったことは教科書とノートで復習し、何度か父にも聞いてみました。春休みも継続して学び、就職活動に備えたいと思います。ありがとうございました。

M.Iさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)

企業というものは「人」(従業員)がいて働くからこそ成り立っているものであり、その「人」を経営資源として有効に活用していくためには適切な人的資源管理が重要であると改めて思いました。講義を通じて、企業側はどのような人材を求めているのか、どう評価しているのか、そのうえで就職活動ではどう自分を表現し、アピールすればよいのかなど、多くのことを学ぶことができました。

K.Yさん(福岡県立糸島高等学校出身)

企業の仕組みやマネジメントについて多くを学ぶことができました。パワーポイントにまとめられた図を見ながら聴講できたので、わかりやすかったです。今後の就職活動も楽しみになってきました。募集要項やホームページなどをみて、じっくりと検討していきたいです。

M.Iさん(福岡市立福翔高等学校出身)

とても将来に役に立ち、知識を増やせる講義だと思います。経済や経営に関する専門用語が多く、難しいところもありますが、海外(欧米)と日本の企業経営の違いや日本企業を取り巻く環境の変化はとても興味深く、面白かったです。

M.Iさん(大分県立中津南高等学校出身)  

就職活動を行うためにも、そして社会人として必要な知識としても、今後の自分に役立つ多くのことを学ぶことができました。日本の人的資源管理の制度や仕組みを日本経済や企業経営を取り巻く環境の変化とともに学べたことでさらに理解が深まり、前期に受講していた「日本産業論:Japanese Industry」で学んだ第二次世界大戦後の日本経済の流れについてもより深く理解することができました。
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M.Eさん(純心女子高等学校-長崎-出身)

日本企業が構築してきた人的資源管理の特徴だけでなく、欧米の企業との違いやそれぞれが持っているメリット、デメリットを学ぶことができました。この講義で学んだことは就職活動にも直接、関連してくるので、就職活動前に受講できてとてもよかったです。

M.Oさん(鹿児島県立加治木高等学校出身)

人的資源管理へのアプローチの違いを通して海外の企業と比較して日本企業のマネジメントがどのような特徴を持っているのかを理解でき、視野が広がりました。

Y.Cさん(山口県立下関南高等学校出身)

就職する前に知っておくべき社会や企業のことについて多くを学ぶことができています。この講義を受けてから企業を舞台にしたドラマのセリフも以前よりはるかに理解できるようになりました。

S.Nさん(宮崎県立都城西高等学校出身)

最初に講義を受けた時は聞きなれない専門用語が多くて戸惑いましたが、回を重ねるにごとに次々と新しい知識を身につけることができてきて、とても楽しくなりました。この講義で学んでいることは今後、どんな企業に入っても役に立つ知識だと思います。講義が終わった後もこまめに復習していこうと思っています。

S.Oさん(宮崎県立小林高等学校出身)

社会人になって上司や同僚からこんなことも知らないのかと思われないようにするためにも、この講義はとても大切だと感じています。聞きなれない用語も残りの講義で知っている言葉にして、自分のものにしていきたいです。
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Y.Tさん(福岡県立香椎高等学校出身)

この講義は単に学問としてだけではなく、就職活動が始まる私たちにとって勉強になることがたくさんあったと思います。就職活動の前にもう一度、この講義で学んだことを勉強しておきたいと思います。

A.Kさん(福岡県立筑紫高等学校出身)

経営学科系に入らないと学べないと思っていたことを勉強することができ、非常にためになりました。マネジメントには以前から関心があったので、こんな仕組みになっていたのかという発見がたくさんあって、たいへん面白かったです。

Y.Iさん(久留米市立久留米商業高等学校出身)

企業側から見てどのような人材が求められているかを知ることができたことは、今後の就職活動に大きく役立つと思います。また、人事評価や昇進管理、異動について学んだことで就職後も社内で先んじて対応することができるので、将来に向けてとても有意義な講義であったと思います。

Y.Mさん(佐賀県立佐賀北高等学校出身)

社員がどのように雇用され、異動・配置されるのかなど、働く前に絶対に知っておいた方がいいことを多く学べた貴重な時間でした。なかでも採用に関する講義はとても興味深かったです。内容は少し難しかったですが、学ぶことができて本当によかったです。

S.Iさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

日本企業の現状や人的資源管理の仕組みなど、今後、役に立つ知識や常識を英語でも学ぶことができてよかったです。春闘やコンプライアンスなど、よくニュースで聞くものの意味が分かっていなかった言葉についても解説してくださったので、とても勉強になりました。今後もニュースを見る際に復習しながら見るようにしたいと思います。
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