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2017.11.30

心理学科

授業紹介『産業・組織心理学』

 福岡女学院大学心理学科では、学生の可能性を開花させるための講義や演習が数多く準備されています。では、そこではどのような授業が行われ、学生たちは何を学んでいるのでしょうか?このような疑問にお答えするため、本ブログ『心理学科Today』では担当教員による授業紹介を行っています。
 今回紹介する授業は『産業・組織心理学』。組織における人の問題は誰にでも関わりのあるものですが、それに対処するための理論やスキルを専門的に学ぶ機会は非常に限られています。本科目は、組織をより良く動かし、組織で“良い仕事”を行うために必要な理論や知識を習得するものです。

 

 大学を卒業すると多くの人は、会社をはじめとした組織の一員として働くことになります。組織は、「人が独りでは成し遂げられないことを『共働』を通じて実現する場」と言えます。しかし数名のグループワークでも見られるように、共働はしばしば困難を極めます。例えば、組織の成員に持続的に働いてもらうためには当人たちのモティベーションを刺激し、維持し続ける必要があります。また、成員の考えが完全に一致することは稀ですが、その場合は意見の調整をして対立を和らげる必要もあります。『産業・組織心理学』は、このような組織における人の問題に対応するための理論を心理学的な観点から学び、それらをどう実践に活かすかについて考える科目です。
 人が集う組織には人の問題が満ち溢れています。だからこそ、心理学を通じて組織の在り方を学び考えることは、組織で“良い仕事”を行うための大きな武器となります。
(担当:大里)

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