国際キャリア学科2年のA.Aさん(福岡県立筑紫高等学校出身)は今年5月、「miss JAPON2017」に選ばれ(*)、日本の伝統文化である着物について学び、 国内外で開催される着物ショーに出演するなど、着物を通じて日本文化を世界に向けて発信する活動に従事しています。
また、そのご縁でA.A.さんが新たにモデルとして参加しているのが「KIMONO PROJECT」です。日本の伝統技術の継承と普及のための活動を行っている一般社団法人「イマジン・ワンワールド」が進めるこのプロジェクトは、2020年に向けて世界各国の文化や歴史、風景をイメージしてKIMONOとOBIを制作し、おもてなしすることを目指しています。KIMONOとOBIの制作には日本を代表する老舗の染元や織元、染色作家の方々が携わっています。
先日は九州の著名な経済人が出席されるイベントで、これまでに制作されたKIMONOとOBIを披露し、A.Aさんはベルギー王国の歴史と文化をモチーフにした着物のモデルとして出演しました。
「KIMONO PROJECT」は2020年までに196カ国それぞれの国をモチーフにしたKIMONOとOBIを完成させる予定でモデルとして参加しているA.A.さんのさらなる活躍が期待されます。
「KIMONO PROJECT」のご紹介(国際キャリア学科2年A.A)
私は現在、「miss JAPON」という着物を通した人づくり事業の2017年度モデルとして活動しており、そのご縁で、一般社団法人「イマジン・ワンワールド」が進めている「KIMONO PROJECT」に参加させていただいております。このプロジェクトでは「世界はきっとひとつになれる」「日本の技術でおもてなしをしたい」という想いで、2020年に向けて世界各国をモチーフにしたKIMONOとOBIを制作しています。先日行われたお披露目で私はベルギー王国のモデルを担当しました東京友禅の西森和美さんにより制作されたこのKIMONOは、北部、南部、首都と三つの文化圏を持つベルギー王国のそれぞれの良さを取り入れてデザインされ、彩色もベルギー人の好みを反映しています。ラーケン王宮の温室の誕生の文様やフクシアの花、レース文様、南部の祭りの衣装、ロードレース自転車、アールデコ文様など、文化や歴史、自然のデザインも随所にちりばめられています。宮内庁御用達の龍村美術織物が制作したOBIは背景にベルギー王国の名物のワッフルを文様化し、2年に一度、首都ブリュッセルの世界遺産、グランプラスを生花で埋めつくす人気イベント「フラワーカーベット」で使われるベゴニアや、アントワープに研磨産業が集積しているダイヤモンドをモチーフに織り上げてあります。
* I Can Do:International Career Development *