福岡女学院大学国際キャリア学科では学科独自のインターンシップ科目であるBusiness InternshipⅠの一環として、昨年度に引き続きアシアナ航空の全面的な協力を得てソウルで客室乗務員実務研修を実施しました。
研修プログラムはアシアナ航空の新入社員教育課程に沿って構成され、参加した学生たちは客室乗務員としての身だしなみ(メイク、髪型等の指導)にはじまり、表情・挨拶・対話・立ち居振る舞いを中心としたイメージ・メイキング、歩き方や正しい姿勢の実習、ボイス・トレーニングと機内アナウンス実習(英語、韓国語、日本語)、訓練用モックアップ(実物大の航空機模型)を使った機内サービスと非常着水訓練、模擬面接などをアシアナ航空の教官や客室乗務員の方々からご指導いただきながら行いました。
研修が行われたのはソウルの金浦空港に近い同社本社に隣接するアシアナ航空トレーニング・センターで、研修期間中は全員、同社の客室乗務員の制服を着用し、昼食、夕食も社員食堂で社員の方々と一緒にとりました。
本研修はアシアナ航空が外部から受け入れる研修としては最も長い集中コースで行われましたが、その間、学生たちは目に見えて成長し、最終日に行われた修了式では同社サービス・コンサルティング部のウォン・へヨン次長はじめ教官の方々から高く評価いただきました。研修終了後は、学生たちも、教官の方々も感極まって涙ぐみ、教官の方々からは「この研修期間でみなさんを私たちの会社、アシアナ航空の後輩だと思うようになりました。ぜひ夢を叶えるよう、これからも頑張ってください」との励ましのお言葉もいただきました。
昨年度、本研修に参加した現4年生は航空会社(客室乗務員、グランドスタッフ)のほか、旅行会社、金融機関、アパレル・ファッション企業などから内々定をいただくなど、それぞれの夢を叶えてきています。今回の研修も航空会社志望者にはもちろんですが、違う業界を目指している学生にも自分を知り、理解し、今後どのように努力していけばいいのかを考えるとてもよい経験になったようです。次回は参加した学生の感想をご紹介します。
なお、本研修はアシアナ航空のフェイスブックでも取り上げられました。
https://www.facebook.com/asiana.jp/?hc_ref=ARQlJUKN5xqBAZ2yP09OwcRcLL3e1orMc
また、韓国のメディアからも注目され、2017年8月30日付の「ソウル経済新聞」の産業面では下記のとおり学生の写真入りで紹介されました。
日本の大学生にサービスマインドを伝えたアシアナ航空
(2017年8月30日付ソウル経済新聞)
福岡女学院大学の学生達が、29日、ソウル江西区のアシアナ航空本社教育訓練棟で行われた客室乗務員研修で笑顔でメイクアップ講義を受けている。アシアナ航空は福岡女学院大学の学生を対象にイメージメイキング課程、ヘアドゥ&メイクアップ課程、サービスロールプレイ課程、非常着水訓練課程などを行う。アシアナ航空関係者は、「この研修は将来の客室乗務員の育成という目的に加えて韓国を広報する効果まであげている」と話した。
アシアナ航空トレーニング・センターへ、少し緊張気味です
開講式:ご指導いただく現役の客室乗務員の先生方のご紹介
アシアナ航空客室乗務員の制服を着用して研修の開始
いい笑顔
歩き方と正しい姿勢の訓練
ボイス・トレーニングと機内アナウンス実習(英語、韓国語、日本語)