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2017.07.31

心理学科

授業紹介『社会心理学』

 福岡女学院大学心理学科では、学生の可能性を開花させるための講義や演習が数多く準備されています。では、そこではどのような授業が行われ、学生たちは何を学んでいるのでしょうか?このような疑問にお答えするため、本ブログ『心理学科Today』では担当教員による授業紹介を行っています。
 今回ご紹介する授業は、『社会心理学』です。この科目を通じて、学生たちは、他者との“つながり”における人間について学び、考え、実感します。なお本科目は、昨年度の卒業生アンケートでも多くの学生が「取って良かった科目」に挙げており、心理学科の代表的科目の一つになっています。

 

 心理学科では、1年次に心理学の幅の広さや奥の深さを知って頂くために、幾つかの必修科目が準備されています。その一つが『社会心理学』です。
 心理学というと、多くの高校生が「悩みなどの問題に対処する学問」や「性格に関する学問」といったイメージを持っています。しかし、これらは心理学の一部でしかなく、実際には様々な視点での研究が行われ、色々な場面で活用されています。
 社会心理学は、個人の心の中ではなく、個人と他者(集団や環境も含む)との関わりに注目する心理学です。「人は他者をどう理解するのか」「人は他者からどのような影響を受けるのか」「どのような人が魅力的だと思われるのか」「集団はメンバーにどんな影響を与えるのか」など、テーマを上げると切りがありませんが、この授業では、代表的な研究や理論を紹介しています。心理学に慣れていない新入生の対象の授業ですので、身近な例を挙げて理論を考察したり、簡単な心理検査を実施して他者の影響を実感したりするなど、「なるほど」とスッキリ判る授業を心がけています。
 本学科の授業としては、100名を超える大人数のものとなりますが、黙って講義を聴くのみでなく、周囲の人と意見を交換したり発言したりと、受講生たちは積極的に授業に参加しながら、4年間の第1歩を踏みだし、新たに知る心理学の魅力に出会っています。
(担当:佐野)
 
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