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2017.07.27

心理学科

三井住友銀行様との連携事業 『心理学を活かした金融サービス向上プロジェクト』が進んでいます!

 2017年度の4月より、心理学科とキャリア開発教育センターでは、「できる限り早い時期から、大学で学ぶ心理学の知見を活用して実社会の問題に取り組む」という理念のもと、ご賛同下さった三井住友銀行様との連携事業として課題解決型学習(PBL)を進めています。
 学生たちは毎週水曜日に定例ミーティングを行い、水曜日以外にも自主的に空き時間を作るなどして、「解決すべき課題と解決策」について議論してきました。最終的な提案は12月ですが、これまで考えた内容を一度形にして三井住友銀行様に聴いて頂くために、7月7日に「一次提案」が行われました。
 1・2年生という早い時期に挑戦するからこそ得られるものも多くなります。そこで、参加学生の一人であるH.I.さん(香椎高等学校出身)に、4月から7月までの取り組みについて振り返って頂きました。
(担当:分部)
 

 

 私たちは、“心理学を活かした金融サービスの向上”を目指し、毎週水曜日に課外活動を行っています。具体的な内容は、三井住友銀行の口座管理アプリの改善です。1年生6名と2年2名で、2つのグループに分かれ、それぞれ違う視点から改善点と改善策を考えています。「現在のアプリのどこをどのように改善するのか」「改善点と改善策を考える際にどのようなコンセプトにするのか」など、数多くの問題に直面しながら提案内容を固めてきました。
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 私がこの課外活動を始めて1番最初に感じたことは、「今までいかに考えることをせずに日常生活を送ってきたか」です。今回「アプリを改善する」というたった1つのことについて長く意識的に考えることとなりましたが、実際にやってみると想像以上にきつく、1つのことについて考えるという経験の少なさと重要性に気づくことができました。
 また、活動を進めていく中で、「メンバー同士で同じ単語を使っていてもお互いに異なる意味で使っていた」という経験があり、本当の意味での意思疎通の難しさを感じました。同時に、自分が考えたことの理由や背景を説明することや、相手は自分と違う考えかもしれないことを意識することで、意思疎通が上手くいかない事態を減少できるようにもなりました。そして何より、先生方や行員の方々の前で正式に話す機会が増えたことで、大きな場で話すことへの抵抗がなくなり、少しずつですが緊張にも負けず意見を論理的に話せるようになってきていると感じます。
 現在、1次提案で頂いた指摘や個々人の反省を活かして、提案内容の更なる改善に奮闘しています。最終提案では三井住友銀行の方々に私たちの成長を感じて頂けるように、今までよりも広い視野をもってこれからプロジェクトに取り組んでいきます。
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 私たちの取り組みの内容は8月5日と6日のオープンキャンパスで発表しますので、ぜひお越しください!