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2017.07.23

国際英語学科

TOEIC 750点:2ヶ月で175点アップの秘密は?

国際英語学科3年生の M.O.さんが TOEIC スコアを2ヶ月で175点アップさせ750点に到達しました。今回はその秘密に迫ります。

注:TOEICは990点満点。文科省が英語の先生に求める英語力が730点と言われています。

1.TOEICのスコアについて教えてください。

前回: 2017年 3月 スコア:575点(L:335点、R:240点)
今回: 2017年 5月 スコア:750点(L:395点、R:355点)

2.スコアが2ヶ月で175点アップしました。勉強法で工夫したことがありますか。

毎日英語に触れることを意識し、通学時間を利用してTOEICのリスニングを聞いたり、あまり気が乗らないときはお気に入りの洋楽を聞いたりしていました。また、本番では問題が流れる前に設問に目を通したり、分からない問題があっても次の問題で取り返そうと気持ちを切り替えたりするように意識しました。
リーディングは今まであまり良い成果が得られなかったので、問題を解く順番を変えてみました。また、文法に充てる時間をできるだけ短くして長文読解に時間を割けるよう訓練しました。

3.3年生ですが毎日どのような英語学習をしていますか。

現在教職課程を履修していて自学の時間があまり確保できていません。そこですき間時間や通学時間を英語学習の時間に充てています。電車の中で単語帳を使ってできるだけ多くの単語に目を通しています。知らない単語は忘れやすいので何度も見直すことによって定着を図っています。また、留学中にできた友達と連絡を取り続け、会話を楽しみながら英語を学んでいます。特にネイティブの人に単語の使い方や似ている単語の意味の違いなどについて尋ねることもあります。

4.2年生の時に留学しています。何が勉強になったと感じていますか。

学科の留学プログラム(「Study Abroad」科目)を使ってテネシー大学(USA)に9カ月間留学しました。上の写真はその時の先生です。色んな国の人と関わる中で、コミュニケーションの取り方を学びました。拙い英語を使って人とのコミュニケーションを図る中で、どのように伝えれば相手に伝わりやすいか考え、例を挙げて内容を分かりやすくするなど努力をしました。また、9カ月過ごした中でアメリカの文化に多く触れました。独立記念日やThanksgivingなど日本にはない祝日も多かったので見るものすべてが初めてで驚きの連続でした。アメリカの良さを多く発見できた一方で世界に誇れる日本の素晴らしさにも改めて気づき、もっと日本を世界に発信したいと思いました。

5.将来どのような職業に就きたいですか。夢があれば教えて下さい。

将来は入社後も自分の才能を伸ばせるような企業に就きたいと考えています。そして英語を継続して勉強し海外勤務をするのが夢です。また、いずれは自分で英語教室を開いてみたいと考えています。

6.最後になりますが、受験生へのメッセージをお願いします。

TOEICのスコアがなかなか上がらず苦戦している人も多いと思いますが、継続して勉強をすれば必ず結果はついてくると思います。わたしもその内の一人で帰国後に受けたTOEICのスコアが帰国前よりも悪く、それがきっかけで真面目に取り組むようになりました。またTOEICの点数は就職に影響し、学生時代に勉強をどれほど真面目にしたかの証明になります。日々の積み重ねを大事にして一緒に高得点を目指しましょう。

※解説

留学をしたからといってTOEICのスコアが上がるわけではありません。TOEICは正確な英語知識と自分の持つ一般知識を瞬時に使いこなせることが求められます。つまり、思考力が求められる試験なのです。この部分が誤解され、留学すれば自然とスコアが上がると考えている人が多くいます。M.O.さんは勉強法を工夫する努力を続けました。実際7月に受験したTOEICではさらにスコアが上がりました。勉強法を自ら学ぶ、つまり「メタ認知力」が今回のスコア上昇の秘密だったと言えるでしょう。