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2017.06.30

心理学科

授業紹介『経営心理学』

 福岡女学院大学心理学科では、学生の可能性を開花させるための講義や演習が数多く準備されています。では、そこではどのような授業が行われ、学生たちは何を学んでいるのでしょうか?このような疑問にお答えするため、本ブログ『心理学科Today』では担当教員による授業紹介を行っています。
 今回ご紹介する授業は、『経営心理学』です。本科目は3年次前期に配置されており、採用やリーダーシップといった企業の活動を心理学的に学ぶことになります。これらは、学生が就職活動をしたり卒業後に企業で働いたりする際に大きな助けとなるものです。
 

 

 この講義では、「企業における採用」「企業文化と風土」「ネゴシエーション(交渉)」など、就職活動や企業で働く際に不可欠となる理論などについて学びます。経営学は企業の活動に焦点を当てた学問ですので、経営学を学ぶ心理学科は稀です。しかし、心理学科でも大半の学生は卒業後に企業で働くことになりますし、経営心理学は経営活動を人の心理から捉えるものです。そのため、心理学科で経営心理学を学ぶ意義は大きく、ささやかではあっても学生の幸せにつながると考えています。
 
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 企業間合併による組織の統廃合、成果主義等の導入による業績評価の変化、就職活動や採用活動の変化など、企業を取巻く環境は年々複雑になっています。それに伴い、企業で働く人々の意識や働き方も従来とは異なるものになりつつあります。本講義では、企業における人のマネジメントに関する基礎理論を学び、それらをどのように実践に結びつけて行くのかを考えながら授業を展開しています。履修している学生には、同時に、それらの知識を自分の経験や生き方にどうつなげるのかを内省しながら、学びを深めてもらうようにしています。
 何歳になっても新しく学ぶことがあるというのは、人にとって幸せなことです。経営心理学を通じて学生の学びが深まればと思っています。
(担当:大里)