福岡女学院大学心理学科では、学生の可能性を開花させるための講義や演習が数多く準備されています。では、そこではどのような授業が行われ、学生たちは何を学んでいるのでしょうか?このような疑問にお答えするため、本ブログ『心理学科Today』では担当教員による授業紹介を行っています。
今回ご紹介する授業は、本年度から始まった『心理学フィールドワーク(キャリア)A』です。本科目では、身近な社会人へのインタビューから企業訪問などを通じて「今後の自分」を明確にすることで、学生たち自身のキャリア形成能力を高めることを目的としています。
この授業の形態は、「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる形態の代表的なものとなっており、先生の講義を聴くだけではなく、学生自身がいくつかの調査や課題を計画し、主体的・実践的に学んでいきます。そのため、本科目では学生が知識を実際に活用し、組織や自己を理解するために、いくつかの課題を行います。
もちろん、学外だけでなく学内でもワークを行っています。インタビュー調査後には、得られた情報への気づきを深めたり、次の活動へのヒントを得たりするために、グループでの情報共有と振り返りを行います。また、曖昧な問題意識を明確にするために、キャリア心理学の領域でよく使用される自己理解のためのツールも使用しています。
今回ご紹介する授業は、本年度から始まった『心理学フィールドワーク(キャリア)A』です。本科目では、身近な社会人へのインタビューから企業訪問などを通じて「今後の自分」を明確にすることで、学生たち自身のキャリア形成能力を高めることを目的としています。
「心理学フィールドワーク(キャリア)A」は、今年度より始まった新しい科目です。心理学科の主に3年生が受講し、授業を通して「組織で働くこと」について考えます。特に、本学科の特徴的な講義である「キャリア心理学」や「ジェンダー心理学」などの授業と関連しており、1・2年次での学びも踏まえて社会と自己の理解を深めることを目的としています。
この授業の形態は、「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる形態の代表的なものとなっており、先生の講義を聴くだけではなく、学生自身がいくつかの調査や課題を計画し、主体的・実践的に学んでいきます。そのため、本科目では学生が知識を実際に活用し、組織や自己を理解するために、いくつかの課題を行います。
学生たち自らで調査を企画
ひとつは、友人や社会人の方々を対象としたインタビュー調査です。「働くこと」について考えるために学生自身でテーマ設定を行い、社会人などを対象にインタビュー調査を実施します。その際には、心理学で用いられる面接調査の技法を実際に活用し、研究法の理解も深めます。また、授業の終盤では、企業や自治体での一日研修を行います。今年は、外食事業やホテル事業を行う企業、そして、地方自治体の産業振興課のふたつのフィールドにて就業体験を予定しており、学生はその準備を始めています。もちろん、学外だけでなく学内でもワークを行っています。インタビュー調査後には、得られた情報への気づきを深めたり、次の活動へのヒントを得たりするために、グループでの情報共有と振り返りを行います。また、曖昧な問題意識を明確にするために、キャリア心理学の領域でよく使用される自己理解のためのツールも使用しています。
調査の振り返り
これらの作業を通じて、学生たちは「働くこと」や「キャリア」の意味を自分で考え、見つけ出していくことになります。(担当:藤村・佐野)