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2017.06.14

心理学科

オーストラリアでの留学を終えて

 先日発行された『AERAムック 大学ランキング2018年版』(朝日新聞出版)の女子大ランキングの留学生派遣部門で本学は全国1位となりましたが、心理学科も留学する学生を例年輩出しています。今回は、大学の留学制度を利用して10ヶ月間海外留学をしたK.C.さんに寄稿していただきました。ありがとうございました。
(担当:藤村)
 

 

 私は、本学の留学制度を利用して、オーストラリアに留学しました。留学で最も感じたことは「感謝」です。他国へ学びに行くことは簡単ではありません。様々な人に助けられ支えられて、私は無事に留学することが出来ました。留学前からサポートしてくださる国際交流センターのスタッフの方、大学の先生方、ホストファミリー、オーストラリアのスタッフの方、先生、友人、そして何より両親のおかげです。心より感謝したいと思います。
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留学先

<留学から得たもの>

 留学先で他の人と交わることは、私を大きく成長させてくれました。ホストファミリーと英語でコミュニケーションを取ることはとても大変で、最初は電子辞書片手に必死に伝えていました。相手も一生懸命私のことを知ろうとしてくれたため、最後まで諦めないで伝えることを大切にしました。また、私にとってホストマザーは尊敬する先生でもありました。マザーはとても優しく、ときには厳しくたくさんのことを教えてくれました。マザーは「私も英語が母国語ではないので、子どもから学ぶことが多く、今でも英語を勉強中だ」と教えてくれました。私はこの言葉から、よく観察して関わることが他者から学ぶ上で重要であることを知りました。
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授業風景
 
 留学中はよく旅行にも行きました。長期休暇がほとんどないため、土日を使う旅ばかりでしたが、国境を越えてニュージーランドにも足を伸ばしました。そこでは、映画の舞台を見学する日帰りツアーへ参加しましたが、バスの中で行われた乗客同士の自己紹介では日本との文化の違いを感じることができました。旅行では多くの人との出会いがありました。その人たちは優しく、どの人も私の拙い英語を聞いてくれ、理解しようとしてくれました。
 留学を通して、今までどれほど多くの人に支えられてきたのかにも気づくことができました。私自身も、他の人を支える、頼りになる存在になり、出会った人々から頂いた優しさを返せるような人になりたいと強く思っています。
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旅先にて
 

<後輩の皆さんへ>

 私は福岡女学院大学に進学し、学ぶ機会を与えられました。学生の間は自由に使えるお金は多くありませんが、時間はあります。この時間をどう使うかは、皆さん自身にゆだねられています。時間の使い方をよく考えて、慎重になり過ぎずにまずは行動してみてください。
 実は、一年生のときから留学を考えていたわけではありませんでした。しかし、大学の英語の授業を受け、だんだんと留学したいという思いが芽生えてきました。そこで、5月にある留学説明会へ参加したところ、先輩方の留学体験の話を聞き、考えが変わりました。留学制度を使って留学するためには、書類審査や面接審査が行われます。簡単なことではないかもしれませんが、まずは最初の1歩をぜひ踏み出してみてください。
 今回私は留学から学びましたが、他にもまだ知らないことや経験したことないことがたくさんあります。日ごろから情報を収集するアンテナをたて、自分に合った学びを見つけてください。新たな発見があなたの人生を豊かにすると思います。