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2017.07.20

国際キャリア学科

(授業紹介)Japanese Industry(日本産業論:3年前期選択科目)

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国際キャリア学科3年生を対象とする「Japanese Industry(日本産業論)」(担当:山口)では、戦前から太平洋戦争の敗戦、戦後復興、高度経済成長、石油ショックと安定成長への移行、プラザ合意からバブル景気、バブル崩壊と長期デフレ、現在のアベノミクスまでと戦後日本経済の変遷をたどりながら、各時代の日本経済を牽引した繊維、鉄鋼、自動車、電機、総合商社、金融など主要産業の概要と現況を日本語と英語で学ぶ講義を進めました。

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授業最終日には期末テストを実施しました。テストはそれまで学んだ戦前から現在までの日本経済とそれを支えた主要産業の歩みに関する問題で構成され、学生たちは真剣な表情で取り組んでいました。

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以下は「Japanese Industry」を受講した学生の感想です。

Y.Iさん(福岡県立三池高等学校出身)

この講義を受講してから経済への関心が増して、ニュース等もよく見るようになりました。講義中もわからない専門用語はすぐに調べるようになって、よい習慣が身についてきたと感じています。先生がしてくださる就職活動に関するお話も本当にためになります。来年、後悔しないようにしっかりと企業研究を行い、知識を増やしていこうと思います。

M.Oさん(福岡県立三池高等学校出身)

経済は歴史を知るためだけでなく、将来を予想し、予測するいいツールだと思いました。日本や日本と世界の関わりの流れをわかりやすく学ぶことができ、これから自分たちに何が求められているかを考える良い機会にもなりました。

Y.Iさん(福岡県立糸島高等学校出身)

この講義では戦後の日本の経済発展について実際の企業の動きなど豊富な実例を紹介しながら解説してくださったので、日本の経済、産業の歩みがリアルに理解できました。主要な産業や企業の盛衰など、私たちの将来を考える際に役立つ知識も得ることができ、来年の就職活動に活かしていきたいと思っています。

M.Iさん(福岡市立福翔高等学校出身)

「Japanese Industry」は自分の将来に直結した講義で、就職活動の前に視野を広げるという意味でもとても重要だと思います。いただいた黄色い教科書は大切に持っておこうと思っています。世の中の流れをしっかりつかめるように新聞を読む習慣を身につけて、いろいろと吸収して、来年の就職活動で後悔しないようにしたいです。

S.Iさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

「高度経済成長」などよく知られた言葉も英語で学ぶことにより新たな発見がありました。グローバルな現代社会で生きていくためのはやはり自国の経済のことを説明できないと恥ずかしいし、知らないことと同然だと思います。この講義では、日本の経済や産業について基礎からまず日本語で理解し、さらに英語でも学ぶことができたので、ここで得た知識をぜひ将来、役立たせていきたいと思います。

M.Eさん(純心女子高等学校出身)

戦後の困難を乗り越えた当時の人々のことを考えると相当な苦労や忍耐があったことと思います。こうした人々のおかげで、今の私たちは自分次第でやりたいことに挑戦することができます。この講義は私たちが置かれている状況を見つめなおす機会にもなったので、とても良かったです。これまでの講義を振り返り、深く掘り下げ、勉強を続けていきます。

A.Eさん(熊本学園大学付属高等学校出身)

昔から社会科が好きで、特に政治・経済の分野が好きだったのでとても楽しく学べました。戦後の日本がどのようにして経済大国に発展してきたのか、ここも現代史の中で最も好きなテーマなので、この講義で学べてよかったです。大学に入ってから商社の仕事に興味を持ったので、これからもっと詳しく調べていこうと思っています。

S.Oさん(宮崎県立小林高等学校出身)

今も続く有名な企業の歴史についても学ぶことができました。まったく知らなかったことばかりで、たいへん興味深かったです。

M.Oさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)

高校の日本史の授業では表面的なことしか知ることができませんでしたが、この講義で日本が敗戦の焼け跡から復興し、経済大国と呼ばれるに至るまでどのように歩んできたのか、何が起き、日本人の生活や文化がどのように変化してきたのかを含め、詳しく学ぶことができました。特に、高度経済成長を支えた繊維産業や鉄鋼業の発展のプロセスを学ぶことで、開発途上国が工業化し、テイクオフするプロセスについても学ぶことができました。

M.Oさん(鹿児島県立加治木高等学校出身)

戦後の経済の流れが論理的にわかるので、聴講していてとても興味がわきます。高校までの日本史や政治・経済の授業では事実を淡々と教わるのに対し、この講義では身近な実例や商品、企業が紹介されるので、いろいろと考え、新しい着眼点を得ました。今、商社の仕事に興味を持っているので、今回、総合商社の歴史や機能、現状について教わったことをもとに自分でも調べていこうと思っています。

M.Eさん(九州国際大学付属高等学校出身)

講義で紹介いただいた松下幸之助や早川徳次、安藤百福、稲盛和夫など戦後の日本の産業界をリードした経営者の方々の言葉には深いものがあり、考えさせられました。いつか役に立つ、心の支えになる言葉になるだろうと思い、ちゃんとメモしています。しっかりと学び、将来に役立てていきたいです。
 
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後期に開講する「Current Business」では、「Japanese Industry」の学びを踏まえ、今度は実際に国際ビジネスの第一線で活躍されてきた様々な業種の方々を招き、実務の視点から日本の産業や企業経営、国際ビジネスについて講義いただきます。

現在のところ、鉄鋼(新日鐵住金)、輸送機器(ヤマハ発動機)、繊維・ファッション(HITOYOSHI、FURLA)、観光・旅行(ハルトラベル)、航空運輸(日本航空)、ホテル(リーガロイヤルホテル)、金融(西日本シティ銀行)、メディア(西日本新聞社)、官公庁(公正取引委員会)、商工団体(福岡県信用保証協会)などの方々に講義を依頼する予定で、このうちヤマハ発動機との提携講義は「グローバルビジネスの舞台で翔ぶために~第一線の現場から~」と題して同社の各部門で活躍されている女性社員の方々による講義を3回シリーズで開催します。

「定評のある英語教育で英語力を総合的、かつスキル別に高めながら、専門科目については実務、現場からの視点を重視しながら学ぶ」、これが国際キャリア学科のカリキュラムの特色といえます。

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前期テストを終え、ガッツポーズの3年生
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