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2017.07.06

国際キャリア学科

(授業紹介)国際キャリア入門 (1年前期選択科目)

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国際キャリア学部1年生を対象とした「国際キャリア入門」(担当:山口)では、将来、世界とつながる仕事に就くために必要な日本の経済とビジネス、そしてそれを取り巻く国際情勢に関する基礎的な知識を身につけることを目標としています。

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より具体的に言うと、将来、皆さんが就職活動をする際、訪問した企業の方から以下のようなお話があったとします。

◆人口減少、少子高齢化などによる国内市場の伸び悩みに対応してわが社では近年、海外事業に力を入れています。

◆わが社の海外展開の歴史は1980年代初めに遡ります。そのころは欧米先進国との貿易摩擦に対応したいわば「仕方なしの海外進出」でした。これに対し、現在の海外展開は発展著しい新興国の市場開拓を目指した攻めの展開です。

◆わが社が特に力を入れようと考えているのが、新興国のなかでも生産年齢人口の継続した増加が見込め、国内政治とマクロ経済がともに安定している国、例えばインドネシアやインド、トルコ、ミャンマーなどです。


何を言っているのかわかりますか。できれば前期の講義が終わった段階で内容を理解したうえで、自分なりの考えを述べることができるようになっていただければと思っています。

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この授業には国際キャリア学科と国際英語学科から134名が受講していますが、1年生たちは聞きなれない専門用語にときに戸惑いながらも熱心に取り組んでいるようです。

IMG_2766.JPG担当教員も例えば国内総生産(GDP)に関する講義では2015年の一人当たりGDPで世界188カ国中下位30カ国の9割を占めるサブサハラ・アフリカ諸国の貧困の要因を広大な国土とコバルトや金、銅など豊富な資源を有しながら最貧国にとどまっているコンゴ民主共和国の現代史を追いながら解説したり、日本のバブル崩壊に関する講義では当時のファッションやヒットソングの映像を見たうえで進めるなど、できるだけカレントな国際情勢や身近な話題を織り交ぜながら、わかりやすく伝えるよう努めています。

以下は受講している学生の感想です。

N.Aさん(熊本市立千原台高等学校出身)

 この講義を受けて、経済について興味がわき、ニュースも積極的に見るようになりました。これからもっと視野を広げていきたいと思います。

T.Oさん(九州産業大学付属九州高等学校出身)

 この講義は国際キャリア学科向きの講義だと思いますが、国際英語学科(EAGL)の私でも十分に楽しみ、知識を深めることができています。EAGLの後輩たちにもぜひ受けてほしい講義です。将来、どんな仕事に就くとしても、この講義で学んだことは絶対に役に立つと思います。 

E.Sさん(福岡女学院高等学校出身)

 日本のことも世界のことも知ろうとするには歴史を学ぶことが大切だとこの講義を受けて思いました。様々なことを知ることができる楽しい講義だと思います。 

S.Nさん(佐賀県立鳥栖高等学校出身

 どうして長期デフレが起きたのだろうか、日本の現在の経済はどうなのだろうかと一緒に考える授業は楽しいです。授業はあと数回になりましたが、経済についての基本的な知識を身につけた人間になりたいと思います。 

M.Hさん(宮崎県立宮崎大宮高等学校出身)

この講義では世界経済について学ぶことができます。この分野は難しい専門用語が多いため、苦手意識がありましたが、教科書やパワーポイントにわかりやすくまとめてあり、先生も難しいところをかみくだいて、詳しく教えてくださるので、助かっています。世界の状況はもちろん、日本の状況についても学ぶことができるので、とてもためになる授業です。 

Y.Mさん(福岡市立福翔高等学校出身)

高校の時の政治経済や日本史などの授業よりも詳しく、グローバルな内容を学ぶことができ、授業が毎回、楽しみになりました。先生はたくさんの国に行かれ、私たちが驚くような経験もされているので、その話がとても面白く、私も世界の様々なところを見てみたいと思うようになりました。 

A.Mさん(福岡県立八幡中央高等学校出身)

日々の授業では「どう思いますか」「何だと思いますか」と先生から学生に問いかけられる機会が多いため、自分の意見を自分なりに考えてまとめることが身につきました。また、気になった世界の出来事について積極的に調べるようになり、世界についてさらに興味を持つようになりました。

A.Yさん(福岡県立香住丘高等学校出身) 

「国際キャリア入門」の講義では、世界で今、起こっていること、昔、起こったこと、これから起きることについて学ぶことができるので、とても自分のためになる授業だと思います。説明もわかりやすくて、楽しいので、いつも楽しみにしている講義です。

M.Yさん(八女学院高等学校出身)

 「国際キャリア入門」では将来、世界で活躍する女性になるために、どのような人材が必要とされているかを学ぶことができます。私がこの大学に入って学びたいと思っていたことが実現されている授業です。ここで学んだ知識は必ず将来にも役に立つと思っています。

M.Iさん(福岡女学院高等学校出身)

 一見、関係のない出来事が経済に大きな影響を与えるところがとても興味深いです。毎回の授業での教科書には載っていない経済を絡めた先生のお話がとても興味深いです。今までは飛ばして読んでいた新聞の経済欄もちゃんと読むようになり、ニュースも見るようになり、自分の中で少し意識が変わったかなと感じています。

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S.Iさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

 「国際キャリア入門」の教科書を初めてみた時は苦手だった高校の政治経済の内容と似ていたので、目を伏せたくなりました。しかし、この授業では画像等を使いながらわかりやすく説明してくださり、先生の実際の体験談も聞けるので、かしこまった授業というよりもお話を聴いているという感覚で、理解を深めながら、授業に臨めるようになりました。また、授業を通して自分には今、何が足りないのか、今後、どうしなければならないのか、どうしたいのかなどを、考えられるようになってきたと思います。

R.Iさん(福岡県立武蔵台高等学校出身)

  日本と世界の経済を比べることによってこれからの私たちがどうすればいいのかということを考えることもできて、一番、好きな授業です。 

R.Oさん(福岡県立玄界高等学校出身)

 今までは経済と聞くと堅苦しくて難しいと思い、あまり興味を持てませんでしたが、この講義を受けてからは経済やビジネスに関するテレビの番組も積極的に見るようになりました。これは講義で多くの知識を得て、もっと知りたいと思えるからだと思います。

R.Sさん(佐賀清和高等学校出身)

 日本の経済状況はもちろん、世界全体の経済状況について知ることができ、その中で日本が、自分がどうしていくべきなのかを考えるよい機会になっています。

Y.Tさん(九州産業大学付属九州高等学校出身)

 国際キャリア学科に入って一番、学科らしい講義を受けさせていただいていると思っています。今、日本がどのような状況に置かれているのか、世界から見てどのくらい発展しているのか、現状だけでなく、歴史も学ぶことができ、キャリアウーマンとして身につけるものをたくさん得ることができています。

M.Tさん(宮崎県立小林高等学校出身)

 高校の時まで経済や金融の仕組みがとても苦手であまり積極的に学習してきませんでした。しかし、この講義を受けるようになってから見方や考えが変わりました。講義は分かりやすく、なぜかとても関心をそそられます。そのため、苦手意識が日に日になくなっていき、経済や財政の詳しいところまで知りたいと思うようになりました。 

Y.Tさん(熊本信愛女学院高等学校出身)

 初め教科書を目にした時、とても難しそうな科目だというのが第一印象でした。しかし、毎週、講義を受けるなかでわかりやすい説明のおかげで少しずつですが、経済のことに興味を持ち始めました。そして、将来、国際的な場で働けるようなキャリアウーマンになりたいという気持ちがこの講義を通してさらに強くなりました。

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M.Hさん(福岡県立久留米高等学校出身)

「国際キャリア入門」の授業では日本と世界の経済の過去と現在を学ぶことができ、この積み重ねはきっと就職活動に役立つと思います。たまに数学的要素があり、難しいと思うこともありますが、大学生として知るべきことを学ぶことができます。また、政治や経済に興味を持つようになり、図書館で日本語、英語の新聞を読む機会も増えました。

K.Yさん(純心女子高等学校出身)

学生である私たちが気軽に質問や発言できる環境のため、楽しく経済について学ぶことができています。

N.Tさん(大分県立国東高等学校出身)

世界史が好きなので歴史上の人物が出てくるとより興味がわいてきます。歴史的背景を通し、今の社会について学ぶことができるこの講義はとても面白いです。ただこうなったというのではなく、なぜこうなったのかと理由付けがされていて、記憶にも残りやすく、とてもためになっています。

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2年次以降の国際キャリア学科のカリキュラムには経済学の基礎や国際金融、国際マーケティング、戦後日本経済史と日本の産業、人的資源管理論、会社法など、より専門的な知識を得るための経済・経営関連科目や国際ビジネスの現場を体験するインターンシップやフィールドワークの授業も設けられています。「学院創立以来、130年以上の歴史を持つ定評のある英語教育と海外留学で実践的な語学力を高めながら、経済や国際情勢など世界とつながる仕事で活躍するために必要な科目を集中的に学ぶ」、これが国際キャリア学科のカリキュラムの大きな特色といえます。

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