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2017.05.12

心理学科

卒業生紹介:臨床心理士として活躍中のS.M.さん

 福岡女学院大学の心理学科は、心の問題を抱える人たちの理解や支援を目指す臨床心理学に特に力を注いでいます。授業では、臨床心理士の資格を持った6名の専任教員が講義や演習、実習を通じて学生を教育しており、学外では学童ボランティアや震災支援などにも取り組んでいます。また、大学院の臨床心理学専攻は臨床心理士第1種指定を受けており、他大学からの進学者も迎えています。このような特徴から心理学科の卒業生の中には、学部卒業後に大学院にまで進み、臨床心理士として現在活躍している先輩たちが多数います。
学科Todayでは、これから2回にわたり、そのような先輩を紹介していきたいと思います。第1回は、心理学科を卒業後、本学大学院で学び現在臨床心理士として関東で活躍中のS.Mさんに、児童発達支援の仕事について紹介してもらいます。
(担当:重橋)
 

簡単に自己紹介

 私は福岡女学院大学人間関係学部心理学科を卒業後、福岡女学院大学大学院を修了し、臨床心理士の資格を取得しました。現在は、東京で2~5歳を対象とした児童発達支援に携わっています。

大学時代に良かったことは?

 積極的にボランティア活動に取り組んでいたことです。学部の3・4年時に、大学院の実習に参加させて頂ける機会がありました。院生の方々と直接コミュニケーションを取ることで、大学院の生活や進路についての不安を相談することができました。学外では不登校支援のアルバイトをするなど、学生生活の余裕のある時間を使って積極的に行動したことで、より明確に自分のやりたいことについて考えることができたと思っています。
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大学院時代にプレイルームで同級生達と
 

今の仕事を紹介

 2歳から小学校に入る前までの、発達に気がかりのある子ども達を対象に療育を行っています。日々、ゲームや遊びを通して言葉やコミュニケーションの練習をしています。グループ支援と個別支援があり、グループ支援では5~6人の小集団で、集団のルールに応じることや周りのペースに合わせること、友達と遊びを共有して他者意識を高めることなどを目的に支援をしています。個別支援では言葉や概念の理解、言葉や文章で上手に相手に気持ちを伝える練習などをしています。その他にも、発達検査の実施や保護者の相談、幼稚園・保育園・就学先(小学校)の先生との連携なども行い、子ども達の発達の特徴をより的確に伝えることも大切な仕事です。
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子どもと一緒に感触遊びをした後に

これから大学生活を始める方へのメッセージ

 大学時代はたくさん時間があります。ぜひ、興味のある分野に飛び込んでみてください。百聞は一見に如かず。アルバイトや海外旅行など、とにかく行動してみてください。失敗していいと思います。その経験から、自分の興味・関心や向き・不向き、そして自分の強みをたくさん見つけられればいいと思います。そして、周囲にいる先生や先輩を大いに頼ってください。頼れる安心感が福岡女学院にはあると思います。皆様の大学生活が素晴らしいものになりますように。
(S.M.さん)