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2017.04.30

現代文化学科

【ユニークな授業】 4月に入学した1年生の授業が本格化してきました。

4月に入学した1年生の授業が本格化してきました。今回は現代文化学科独自の取り組みを2つご紹介します。

まず、現代文化学科に入学した1年生が履修する必修科目として「スタディスキル」があります。大学で学ぶためのスキルを身につけつつ、学科のキーワードである文化の多様性を学ぶことを目的とした初年次演習科目です。授業のイントロダクションとして、第1回、第2回の授業で、現代文化学科で文化を学ぶことについて考えてもらった後、第3回の今回からは、ミニ講義が始まりました。スタディスキルを担当する5人の教員が、それぞれの専門分野から文化の多様性や文化を学ぶ面白さを解説します。
 
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トップバッターは、中国文化を専門とする高戸總准教授による「美人は得か?-古代中国の場合-」でした。4大美女や3大悪女の事例を紹介しながら、古代中国における「美人」とはどのような女性か、美人であることはどのように考えられていたのか、1年生に考えてもらうというものです。美人を通して、古代中国と現代日本を文化比較することにもつながる内容でした。
 
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もう一つの科目は「プロジェクト演習」です。こちらは、課題解決型のグループ学習の手法を取り入れた現代文化学科ならではの取り組みです。与えられた課題をグループワークで取り組むことを通して、プレゼンテーション力、思考力を身に着けながら、チームで働くとはどういうことかを学んでいます。1年生はくじ引きで分かれた12のチームで毎回課される課題に取り組みます。

前回、12のチームに分かれて最初の課題が与えられました。図に描かれた三角形の数をわかりやすく説明するプレゼンテーションをするというものです。初めてのプレゼンテーションで緊張気味でしたが、どの発表もそれぞれのチームがいかに相手にわかりやすく伝えるか、一生けん命考え、工夫した発表を行いました。
 
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わかりやすい良いプレゼンテーションを考えてもらうために、1年生自身にも他のチームの発表を評価することも行っています。ほかのチームの工夫を自分のチームの今後のプレゼンテーションに生かしていくことを狙いとしています。こうしたプレゼンテーション課題をこなすなかで、わかりやすく伝える手法が身についていきます。採用面接で自己PRのプレゼンテーションを課す企業も増えています。将来、この授業でプレゼンテーションの場数を踏んだ経験が生きてくることを期待したいです。
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