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2017.04.07

心理学科

フリースクールでのインターンシップ報告

 春休みも終わりを告げ、11日からは授業が本格的に開始されます。1か月前までは2年生だった学生は新たに3年生になるわけですが、この1か月、どのように過ごしていたのでしょうか?
 心理学科では「キャリア意識の教育」の観点から、2年次でのインターンシップ参加を推奨しています。そこで、この春休みの期間を利用してインターンシップに参加した学生に感想を寄せてもらいました。
 今回は、他の人や社会に頼る姿勢を育成することに対する熱意と関心から、インターンシップ先としてフリースクールを選んだF.N.さん(九州国際大学付属高等学校出身)です。F.N.さん、ありがとうございました!
(担当:分部)

学生の感想

 私のインターンシップ先はフリースクールで、主な活動はスタッフの一員として利用者をサポートすることでした。利用者の方と接する際には事前に接し方を考えて臨んでいましたが、接した後になって、「もっと良い対応の仕方があったのではないか」と後悔することが何度もありました。そのたびに、一日を振り返る時間にスタッフの方に相談したり日報で質問したりすることで、次に活かせるようにしました。
 例えば利用者の方とお菓子を作るという活動で、利用者の方から「レシピとは違う作り方が良い」と言われ、うまく対応することができないということがありました。そこで、その日のうちにスタッフの方に相談したところ、「一度相手の意見を受け入れることが重要」とアドバイスされました。このアドバイスをもとに、利用者の方との普段の会話の中でも「相手の意見を一度受け入れる」ようにしたところ、コミュニケーションがずっと取りやすくなりました。
 
 今までは、何か事が起きてからその場で対応を考えることが普通でした。しかし今回のインターンシップを通じて、そのような態度では自分の考えと違うことが起きたときに、焦ってしまい、冷静な判断ができないことが分かりました。また、乗り越えられたとしても、それは偶然に近いもので、自分自身も何も成長できないと感じました。対応策を相談し、学ぶことで、事態に対処するための本当の力を得ることができるのだと思います。
 このように今回の経験から多くのことを学ぶことができましたが、そのためには「インターンシップが有意義な時間になるように努力しよう」という姿勢が不可欠でした。インターンシップは企業やスタッフの方々にいただいた貴重な機会であることを理解し、学ぶ姿勢を忘れずに過ごすことが、今後に活かせることを学ぶために重要なのではないかと思います。
(F.N.さん:九州国際大学付属高等学校出身)