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2017.03.07

心理学科

他大学との交流:オーケストラへの参加

 大学生活は、授業だけではなく部活やサークルなどでの成長も体験できます。キャンパスを歩くと運動場からは、暑い日も寒い日もラクロス部のかけ声が、体育館からはバスケ部やバレー部のかけ声が聞こえてきます(ラクロス部は、今年度なんと九州学生ラクロスリーグ戦2位でした!)。女学院ならではのサークルには、ハンドベル部があり、入学式や卒業式など大学の大事な行事では美しい音色を披露してくれます。学内の活動だけではなく、思い切って他大学との交流を行うサークルに参加する学生達もいます。様々な大学の学生達と活動する中で視野を広げ、大学での学びにつながることもあるようです。今回は、他大学の学生と行う活動について、A.Tさんに紹介してもらいます。A.Tさん、ありがとうございました。
(担当:富永)

参加している活動について紹介してください

 私が参加している九州大学芸術工学部フィルハーモニー管弦楽団は、通称「芸工オケ」は、主催の芸術工学部の学生はもちろん他学部、他大学の学生も多く所属している福岡の学生オーケストラです。定期演奏会をアクロス福岡のシンフォニーホールで、学内演奏会を大橋キャンパスで行うと共に、年間を通して様々なイベントにも参加しています。
 私は小学3年生から小学校の金管バンドで打楽器を始め、6年生で地元鹿児島のMBCユースオーケストラに入団しました。それ以降オーケストラでの打楽器を続けてきました。福岡女学院大学に入学した時、学生オーケストラがないことを知り、「大学でもオケがしたい!」と思っていた私は残念な思いをしました。しかし、2年生の時、大学から少し離れた九州大学の大橋キャンパスに芸工オケという学生オーケストラが存在していることを知り、すぐにアポイントを取って見学させてもらったのが、私の芸工オケとの出会いです。芸工オケの方々は、先輩も同じ代の人も他大学生の私をすぐに受け入れてくれて、優しく接してくれました。当時の芸工オケのパーカッションには男性の先輩2人しかいなくて、最初の頃は不安や緊張もあったのですが、日々の練習や合宿などのイベントを通して、同じパートや同じ代の人、管楽器の人、弦楽器の人とどんどん仲良くできる人の輪が広がっていきました。大学入学時に他県から福岡に出てきて、何となく慣れない大学生活を過ごしていたのですが、芸工オケに通い始めるようになってから、気持ちの余裕や楽しさが増していったように思います。

活動と大学生活の関係について

 新しい集団や組織の中に一歩足を踏み入れる事は期待やわくわく感はもちろんありますが同時に不安感や緊張感も存在していると思います。私は芸工オケで音楽というものを通して全く関わったことのない人とも演奏で気持ちが繋がれることを学び、集団における対人関係はどんな場所、環境、人でも築くことは可能なのだということを強く感じました。こうした経験は、私が心理学を学ぶ上でも大変意味のあるものとなっています。大学生活の短い4年間で芸工オケの仲間たちと一つの音楽を作っていくこと、またその音楽を聴いてもらえる舞台があること、さらに楽器の演奏が大好きな私自身が成長していけることを、私は今、幸せに感じています。他大学だからといって縮こまらず、一歩踏み出してみて本当に良かったと心から思っています。
(A.T.さん:鹿児島純心女子高等学校出身)
 
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