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2017.01.19

心理学科

社会に貢献する心理学2016 ~心理学の学びをいかすボランティア活動 その3~

 心理学科では、大学内で知識を得るだけではなく、実際に「動く(行動する)」学びも重視しています。実社会との関わりを大切にし、他者の援助に主体的に取り組む活動は、社会貢献だけではなく、学生自身の自己成長を促します。2016年度3回目の報告は、「春日西中学校ボランティア活動」についてAさんに体験を報告してもらいます。Aさんありがとうございました!
(担当:米川)
 

 ボランティア活動では、中学生の学習支援を行っています。勉強している中で分からない問題を解説し、一緒に問題を解くなどの活動を行っています。休み時間になるといろいろな生徒と交流します。また、先生方やその他の専門家の活動を見ることもできます。教育に関わる専門家の方々と接する機会は、この活動に参加していなければ体験することがない非常に貴重な体験です。心理学以外の視点から子どもを捉え、考える機会にもなっています。また、大学の講義では学ぶことが難しい実際の教育現場の雰囲気を体感できることも、ボランティア活動の醍醐味だと思います。さらに活動を続ける中で、生徒が成長する過程を近くで見ることができることも大事な体験だと思います。
 生徒がつまずいている問題や分からない問題について解説をする時に、「教育心理学」の講義で習った内容が役立ちます。学習支援を通じて、何かを「教える」ことや「理解できる」ように援助するためには、自分の経験に頼るだけではなく、理論的に裏付けがある方法を用いることが大切なことを考える機会になりました。休み時間に生徒と話す時に、ふと「発達心理学」や「青年心理学」の講義の内容が頭をよぎることもあります。この活動に参加することを通して、もっと心理学について学んでいきたいという気持ちが強くなりました。
 大学の講義で心理学に関する知識を学ぶことは大切です。しかし、心理学を学ぶことでどのような貢献が出来るのかを頭の中で考えるだけでなく、実際にボランティア活動を体験する中で考えることも大切なことだと思います。活動を通してしか得られない気づきもあるからです。大学では様々なボランティア活動の募集があります。後輩の皆さん、何か1つでも参加してみてはどうでしょうか。
(心理学科4年 Aさん)
 
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