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2016.11.24

メディア・コミュニケーション学科

授業紹介:福岡のマスメディア各社を訪問

メディア・コミュニケーション学科の人気科目のひとつ、福岡の新聞社と放送局の現場を体験する集中講義の様子をご紹介します。今年も例年通り夏休み中に4日間のスケジュールが組まれました。事前レクチャーで「文字メディア」と「電波メディア」のふたつを軸に現代的な報道の基礎を学び、いざ現場へ。

まず訪れたのは、JR博多駅前の朝日新聞西部本社です。朝日新聞社の現体制を映像資料をもとに学び、東京とのビデオ編集会議を見学します。注目記事をいくつかピックアップし、どれをトップにもってくるのか話し合う重要な場です。新聞ならではのレイアウトが決定される現場に立会える、貴重な機会でした。

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さらに、大学をご卒業されて入社一年目で福岡に赴任したばかりの記者の方から、働き方や学生時代の過ごし方について、じっくりお話をうかがいました。報道の最前線に立つ同世代の声に、真摯に耳を傾けます。「新聞離れ」がさけばれる昨今に、新聞社がどのようにウェブやスマートフォンと連動していくべきなのか、時代が変わっても曲げられない新聞の理念とは一体なんなのか、議論は深い領域にまで及びました。

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日を改めて、次は長浜にあるKBC九州朝日放送本社を訪問。午前中から夕方まで、たっぷり時間をかけて放送局の仕事を肌で感じる一日です。

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集合して早々に、生放送中の朝ワイド番組『アサデス。九州・山口』のスタジオ・フロアへ。物音を立てては放送にさしつかえるので、足音がしにくい履物は必携。携帯電話の持ち込みもNGです。すっかりおなじみの番組を、いつもとは違う角度から緊張の面持ちで見守りました。そのあとは、スタジオ上部の副調整室(通称サブ)、報道フロア、ニュース番組や『ドォーモ』のスタジオセット、ラジオの収録ブースなど、放送局の裏側をくまなくまわります。

お昼休憩を挟んでからは、怒涛のレクチャー4連続。ディレクター、記者、ラジオの広報など、さまざまな仕事についている現職の方々からお話をうかがいました。

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もちろんただその場で見聞きするだけではなく、現場で学んだことを大学に持ち帰って反芻し、卒業研究や進路選択に活かすまでが大切です。集中講義最終日は、学外で得た知識を普段の授業で体得した理論的な枠組と照らし合わせてレポートを仕上げ、じっくり知識を定着させました。朝日新聞西部本社およびKBC九州朝日放送のみなさま、ありがとうございました。

(報告:高橋聡太)