3年生を対象とする必修科目「Junior Seminar」の蘭ゼミでは、2年次の科目「Intercultural Communication」の内容を踏まえ、日常生活のコミュニケーションにおいて関心を持つ研究テーマを1つ選択し、それに関する先行文献を調べ、中間口頭発表及び最終口頭発表を通して、最終的に論文を作成します。また、他の学生が取り扱うさまざまな分野のテーマについて意見交換しながら、コミュニケーション分野全域の理解を深め、4年次の論文作成のための準備を進めます。
前期はConflict、Intercultural Relationship、Tourism、Popular Cultureについて、後期はBusiness、 Education、 Health Careについて検討しています。主体的にテーマを選択し、自ら積極的に先行文献を読み、研究を進めていくことが望まれます。また日常生活の中で、Intercultural Sensitivity:異文化コミュニケーションについて常に意識するように心がけてもらいたいと思っています。
以下はゼミ生の感想です。
S.Nさん(佐賀県立鳥栖高等学校出身)
コミュニケーションについて、英語の教科書で学び、いろいろな視点から目を向け、グループを作って話し合いを重ね、意見交換を行います。自分では気付けなかった点が見えてきたり、新しい発見があり、とてもおもしろいです。日頃の生活の中にもたくさんの課題が転がっていることに気付かされ、意識も高まります。Y.Kさん(中村学園女子高等学校出身)
私たち蘭ゼミは「異文化コミュニケーション」について研究しています。まず、自分の関心のあることからコミュニケーションに関するものを選択し、研究(アンケート調査など)を行い、報告にとりまとめ、発表します。アンケート調査では質問を考えるところが大変でしたが、協力してくださった時は大変うれしかったです。A.Nさん(福岡県立筑前高等高校出身)
自分で研究を進めていくので、計画力が身につけれるゼミです。また、グループで意見交換する機会が多く、相手の考えを自分のものでき、自分の考え方の幅も増やせます。実際に自分が研究したテーマを発表するときは、やりがい、達成感を感じることができます。M.Mさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)
このゼミでは人とコミュニケーションをとるときの「なぜ」、「どうして」を解決できる場があります。また、人の意見を聞き、それを活用でき、自分がこうするべきだと学べることがたくさんあります。M.Yさん(佐賀県立佐賀東高等学校出身)
ゼミでの学習を通して、文化によってコミュニケーションのやり方が異なることが当たり前だと気づき、他の人との違いから自分自身にどういう特徴があるのかを知るきっかけにもなりました。研究や他の人の発表を聞くことにより、身近な問題や話題について詳しく知ることもできます。M.Uさん(佐賀県立唐津東高等学校出身)
「コミュニケーション」と聞くと、漠然としているようですが、非言語や対立など対象を絞って研究し、ひも解いていき、楽しみながら学べています。ゼミ生それぞれに着眼点が異なり、人の考えを知ることもでき、おすすめです。蘭先生の頭文字のLでポーズ
*専門分野を深く学ぶ国際キャリア学科3年のゼミは下記をご参照ください。
1.中島ゼミ(英語研究、異文化コミュニケーション分野)
http://www.fukujo.ac.jp/university/kokusai_c/archives/337
2.千葉ゼミ(地域研究、アメリカ研究)
http://www.fukujo.ac.jp/university/kokusai_c/archives/326
3.山口ゼミ(国際政治経済、中東・北アフリカ研究)
http://www.fukujo.ac.jp/university/kokusai_c/archives/298
4.朴ゼミ(経営学)
http://www.fukujo.ac.jp/university/kokusai_c/archives/328
5.南川ゼミ(国際協力研究)