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2016.09.26

国際キャリア学科

「Business Internship」(国際キャリア学科インターンシップ) ④ -カンボジアでの国際協力インターンシップ-

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夏季に実施した「Business InternshipⅠ」のうち海外では韓国、イタリア、カンボジアで、それぞれ航空会社、食品商社、NGOの協力を得て実施しました。このうち、カンボジアでは恵まれない家庭の子供たちのための養護・教育施設を運営しているKhmer Foundationでのインターンシップを実施しました。

参加したのは、昨年、福岡県と国連ハビタットが主催する「国際協力リーダー育成プログラム」の最年少団員に選ばれ、スリランカでの研修に派遣されたK.Sさん(鹿児島県立大島高等学校出身)で、養護・教育施設(ホーム)でカンボジアの子供たちと寝食を共にしながら国際協力の現場を体験しました。

K.Sさん(鹿児島県立大島高等学校出身)

養護・教育施設(ホーム)で毎日、子供たちと同じ生活、同じ時間を過ごすなかでたくさんの発見があり、考えさせられることがありました。特に最終日に聞いた「ここには日本のように何でもあるわけではない。だから毎日何かしらの問題が起こる。しかし、問題があるからこそ、それを解決しようとするし、解決することで(解決する過程で)色々なことが学べる。問題があるからこそ学べるのだ」という言葉には強く心を打たれました。ホームの子供たちは、私より何倍も学ぶことに対する意欲があり、自分の考えの狭さを知るとともに、これからの学習のモチベーションにもなりました。

ホームのマネージャーのベックさんからホームの歴史や現状について話を聞いたときにも学ぶことが多くありました。私はこれまで「自立するための支援」というキーワードで国際協力について勉強してきましたが、このホームでは経営費のほとんどを養鶏や農業で作り出しており、まさに自立して運営されていました。また、ホームでは夕食時にはいつも高校生から大人の女性が同じテーブルで話し合いながら食べ、毎週金曜日には子供たち全員のミーティングも行われていました。やはり、話し合う、対話することが何より大切なのだと感じました。

Khmer Foundationでのインターンシップを通し、皆様からたくさんのことを教わりました。今回、感じたことや考えたことを忘れず、もっと深く学んでいこうと思います。

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ホームの子供たちに日本語を教えるK.Sさん

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現地スタッフの方とホームの施設のペンキ塗り

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ホームを経営する方々や子供たちと一緒に木陰で昼食