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2016.09.26

心理学科

就職・進学支援活動~家庭裁判所調査官の方に現場の話を聞く~

 心理学科では、学生達が今後の生き方を選択するための就職・進学支援活動を行っています。今回は、心理学の知識が活かされる職業として家庭裁判所調査官の方を講師にお招きし、4ゼミ合同で3年生対象に話をしていただきました。
 調査官の具体的な仕事内容、心理学の知識が現場でどのように活かされるかなど、貴重な話を聞くことができました。また、女性が働きやすい職場、年齢を重ねた経験が活かされる職業についてなど、今後の進路選択のための様々なヒントを得た有意義な時間となりました。以下、参加した学生の感想の一部を紹介します。                           (担当:重橋)
 
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学生の感想                                      

今日の話から、心理学が世の中で役に立っている現場のことや、心に悩みを抱えている人が多くいることを知り、今、心理学を勉強しているからこそ思うことが多々ありました。前期で学んだ家族心理学の中でも少年事件の話や家事事件のことなどを学んだため、より興味をもった内容でもありました。
(Mさん:西南学院高等学校出身)
 
印象に残った話は、少年事件についての話です。事件を起こした少年に対して、裁判官、医師、調査官など複数名で相談しながら、家族関係や環境などを考え処分を決定していくという話を聞いて、心理学はやはり様々な場面で活かされているのだなと感じました。私も心理学が活かせるような、対人関係が関わる職業を中心にこれからの職業選択を考えていきたいという気持ちが強まりました。
(Aさん:福岡市立福岡西陵高等学校出身)
 
年齢と共に落ちていく能力は多けれども、家庭裁判所の調査官という仕事は人生経験を積むことが成長に繋がる職業であり、そのことが講師の方の職業を選ぶきっかけになったという言葉がたいへん印象に残りました。これから就職活動について考えていく私たちとって、視野が広がる話でした。
(Rさん:福岡県立嘉穂高等学校出身) 

今日の話は、家庭裁判所調査官のことだけではなく、自分の将来の進路について考える良い機会ともなりました。行政の仕事は女性が働きやすい環境を整えてあると思い、進路選択の1つとしてより意志が固まりました。現場で働く調査官の方から、心理検査が役に立つと聞くと、私たちが今勉強していることが活かされる時が来ることを実感しました。これからの勉強に一層力を入れようと思います。              (Uさん:久留米信愛女学院高等学校出身) 

家庭裁判所調査官は、大学卒業後になれる心理学系の職業だということを知り、自分の世界が広がりました。少年事件を起こした子と向き合い、どうすれば立ち直れるのか考え、家族関係の再構築に向けて活動することは、とても大変で難しく根気が必要で、心理の知識が必要な仕事だと思いました。
(Mさん:大分県立日田高等学校出身)