学科 Today

2016.09.20

心理学科

教員の研究紹介

 私の研究テーマは、「遊び」です。
 皆さんは最近遊んでいますか?嫌なことがあっても、楽しく遊んでいるうちに忘れてしまった、落ち込んでいても元気になれた、という経験はありませんか?また、遊ぶことでいつの間にか誰かと自然に友達になれた、という経験はありませんか?
 「遊び」は私たちの心を元気にし、人と人をつなぐ力を持っています。さらに、自分の考えや気持ちを言葉で十分に表現できない子ども達にとっては、「遊び」が言葉に代わる(言葉を超える)表現の方法になることもあります。
 このような「遊び」の豊かな力を用いた心理療法が、「プレイセラピー」です。プレイセラピーでは、遊びを通して子ども達のストレスや不安がきちんと表現され、受け止められ、成長へとつながっていくように援助します。
 私は、「遊び」が心の発達や健康に及ぼす影響を明らかにし、より有効なプレイセラピーの実践を目指したいと考えています。また、「遊び」の力を子どもだけでなく、大人の心のケアにも導入していくことが現在の関心事です。
(担当:白澤)
 
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