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2016.07.26

国際キャリア学科

海外留学先からの報告㉙:K.Sさん(カナダ:セントメアリーズ大学-九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

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このコーナーでは留学中の学生からの報告をシリーズで紹介します。以下はカナダのセントメアリーズ大学に留学中のK.Sさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)からの報告です。

留学先からの報告-K.Sさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

私は福岡女学院大学国際キャリア学科に入学することを決めた時に、留学に行く決意をしました。留学をしたいと思った理由は、英語が話せるようになり、世界中に友達を作り、将来は英語を使って仕事をしたいと考えたからです。

入学後の最初の説明で、留学に行く為にはGPAが2.8以上必要だと知りました。そこでまず2.8以上のGPAを取ろうと決意して、学校生活を送りました。特に学校を絶対に休まない、課題をきちんと行う、勉強してテストで良い点数を取ることの三つのことを意識し、全力を尽くしました。また、留学に行くまでに英語力を向上させたかったので、毎月、TOEICのテストを受けました。

TOEICを受けることによって、自分の実力を知ることが出来て、英語の勉強をする意欲につながりました。留学が決まってからは、日常会話や海外の文化を知るために、洋画を週に4本見ました。字幕なしでは分からなかったので、英語の字幕を付けて見ました。様々なジャンルの洋画を見ましたが、とても良い英語の勉強になったと思います。音楽を聞くときも洋楽にしました。あとは文法の確認や英単語の暗記をして留学に備えました。

留学して感じていることは文化の違いと英語を学ぶ楽しさです。例えば、他の国の友達と話す時、母国語の話をしたりします。あるとき、中国人の友達が「おはよう」の意味を聞いてきました。教えてあげると、それから毎朝、「おはよう」と私に挨拶するようになりました。 韓国人の友達は、私が小物を見て「かわいい」と言っていると、意味を聞いてきます。答えると、とても喜んで次の日からあらゆる私の持ち物(日本の小物)に「かわいい」と言ってくるようになりました。イントネーションが異なっていて不自然な感じがしましたが、日本語に興味を持ってくれていることがとても嬉しかったです。

他にも私の「キムチ」の発音で韓国人の友達に「No, your pronunciation is wrong.」と言われました。最初、私は何が違うのか分かりませんでしたが、韓国語には口を閉じて行う発音があり、キムチのムは口を閉じて発音しなければならないと教わりました。私も時々、友達に韓国語や中国語やアラビア語を教えて貰います。とても難しいですが、言語を知ることで相手によりづけたような気がしてとても嬉しいです。

言語以外にも漫画などの話をよくします。中国人の友達は「中国人は皆、日本の漫画が好きだよ」と教えてくれました。特にどんな漫画を知っているか聞くと「NARUTOやONE PEACEや鋼の錬金術師やコナンやドラゴンボールを知っているよ」と教えてくれました。私も日本の漫画が好きなので登場人物の話やストーリーの話をしました。映画の話になった時は、ジブリの話をしました。韓国人の友達も中国人の友達も宮崎駿を知っていて、「とても面白い」と絶賛してくれました。ジブリの中の好きな登場人物の話でも盛り上がりました。

日本のことを知って貰えていることや日本を評価してくれているということがとても嬉しかったです。生活する上でも、もっと他の国の友達と話をしたいので、カナダの文化や中国の文化や韓国の文化を常に意識するようになりました。例えば、どんな音楽が流行っているのか、どんな映画が流行っているのか、どんな食べ物を食べるのか、どんな習慣があるのか、日本と共通している物は無いかを生活の上で常に考えるようになりました。

留学してしばらくは、他の国の人には英語も通じないし、何を話していいか分からなくて、とても困りました。他の国の人と仲良くなる為には、相手の文化を知ることと英語を流暢に話せるようになることだと考えました。その習慣を続けていくうちに、他の国の友達と仲良くなれました。英語が通じてくると、とても嬉しいです。他の国の友達が笑顔になってくれると、もっと英語を勉強しようという気持ちになれます。毎日、英語を学ぶことができて、とても楽しいです。

学校のクラスは6クラスに分けられていて、最初のテストの成績によって振り分けられます。授業は、テキストに基づいて行われます。テキストはクラスのレベルによって異なります。セミスターが変わる時(2ヶ月間)に、クラスが一つ上に上がります。授業内容としては、リーディングとスピーキングとライティングとグラマーを交互に行います。週に1回程度の頻度でテストが行われます。私のクラスには、中国人が3人、韓国人が3人、日本人が6人、アラブ人が1人います。授業は大体3時半に終わります。

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大学のキャンパス

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韓国人のクラスメイトとディスカッション


授業が終わるとレジデンスに帰ります。私は帰宅するとすぐに晩ご飯を作ります。晩ご飯は大体5時に作り終わります。作り終わったらルームメイトの様子を確認して、食べられそうな時間に皆で食事をします。8時位まで宿題や今日の復習や明日の予習を行います。8時からは大学のジムに行きます。そこには、沢山のマシーンとサウナがあります。私は毎日、ランニングして、サウナに入っています。ジムにはシャワーもあるので、お風呂にも入ることが出来ます。10時ごろに帰宅し、翌日の準備をして寝ます。休日は買い物に出かけたり、大学が企画するイベントに参加したりします。大学が企画するイベントには、ローラースケートやロッククライミング、動物園やアップルブロッサム・フェスティバル等の様々イベントがあります。私はカナダの文化に触れあうために、イベントにも積極的に参加しています。

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寮(レジデンス)の部屋です

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韓国人のクラスの友達とローラースケート

留学に来て私が頑張っている事は自分の欠点と向き合うことです。自分の欠点とは、安定していないことです。日本にいる時、私は起きる時間や寝る時間がバラバラでした。そして、頑張る時と頑張らない時にムラがありました。そのため、留学期間中は決まったリズムで生活することを意識しています。ある程度決まった時間に起きて、毎日ジムに行って運動をして、英語の勉強をして、晩ご飯を作るというようなリズムです。

その最低限の事をした上で余裕があれば、趣味など自分の時間を楽しむようにしています。まだ自分が特に頑張っていると思うことはありません。強いて言うならば、この4つの事をさぼったことが無いという事です。すぐに結果が出る訳ではないですが、留学から帰って来た時に、少しでも自分の力になっていてくれていたら良いなと考えています。

私は約8ヶ月の留学を予定しています。私がその中で成し遂げたいことは、英語を自分の物にすることです。毎日、英語の勉強はしています。しかし、まだまだこの勉強量では足りていないと考えています。今の生活にも慣れてきたので、勉強のレベルを少しずつ上げていきたいと考えています。目標としては、流暢に英語が話せるようになることとTOEICで最低700点以上を取ることです。

今はまだ自分の目標には追い付いていません。今の生活を続けたとしても、自分の目標を達成することは難しいと考えています。一日一日を大切にして、英語の勉強に取り組みたいです。そして日本に帰るころには、今後もずっと関わっていけるような他国の友達を作りたいです。私はこれから世界の色々な国に行ってみたいと考えています。この期間で親友と呼べるくらいの他の国の友達を作りたいです。

日本に帰ったら、3年生になります。就職活動まであと1年の年です。私は、就職活動の対策や英語の勉強を頑張りたいと考えています。春休みなどには短期留学も考えています。今後、この留学で学んだ他の文化を受け入れる力を生かして、様々な人と関わっていきたいです。その中で色々な話を聞いて、人生を豊かにしていきたいです。

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隣のクラスの友達とバスケットボール

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担任のダグラス先生と