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2016.07.08

国際キャリア学科

​授業紹介:国際キャリア入門 (1年生前期科目)

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国際キャリア学部1年生を対象とした「国際キャリア入門」(担当:山口)では、将来、世界とつながる仕事に就くために必要な経済と国際情勢に関する基礎的な知識を身につけることを目標としています。より具体的に言うと、将来、皆さんが就職活動をする際、訪問した企業の方から以下のようなお話があったとします。

◆人口減少、少子高齢化などによる国内市場の伸び悩みに対応してわが社では海外事業に力を入れている。

◆わが社の海外展開の歴史は1980年代初めに遡るが、そのころは欧米先進国との貿易摩擦に対応したいわば「仕方なしの海外進出」だった。これに対し、現在の海外展開は発展著しい新興国の市場開拓を目指した攻めの展開といえる。

◆わが社が特に力を入れようと考えているのが、BRICSに代表される新興国のなかでも生産年齢人口の継続した増加が見込め、国内政治とマクロ経済がともに安定している国、例えばインドネシアやトルコなどである。


何を言っているのかわかりますか。できれば前期の講義が終わった段階で内容を理解したうえで、自分なりの考えを述べることができるようになっていただければと思っています。

この授業には国際キャリア学科を中心に142名が受講していますが、1年生たちは聞きなれない専門用語にときに戸惑いながらも熱心に取り組んでいるようです。担当教員も例えば国内総生産(GDP)に関する講義では2015年の一人当たりGDPで世界188カ国中下位30カ国の9割(27カ国)を占めるサブサハラ・アフリカ諸国の貧困の要因を広大な国土とコバルトや金、ダイヤモンド、銅など豊富な鉱物資源を有しながら最貧国のひとつにとどまっているコンゴ民主共和国(旧ザイール)の現代史を追いながら解説するなど、できるだけカレントな国際情勢を織り交ぜながら具体的な事例を含めて、わかりやすく伝えるよう努めています。

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2年次以降の国際キャリア学科のカリキュラムには経済学の基礎や国際金融、国際マーケティング、日本産業論、人的資源管理論、会社法など、より専門的な知識を得るための経済・経営関連科目や国際ビジネスの現場を体験するインターンシップやフィールドワークの授業も設けられています。「学院創立以来、130年以上の歴史を持つ定評のある英語教育と海外留学やインターンシップで実践的な語学力を高めながら、経済や国際情勢など世界とつながる仕事で活躍するために必要な科目を集中的に学ぶ」、これが国際キャリア学科のカリキュラムの大きな特色といえます。

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以下は「国際キャリア入門」を受講している学生の感想です。

A.Oさん(鹿児島県立加世田高等学校出身)

高校時代、受験勉強で政治経済を毎日、勉強していたので、色々と知っているつもりでしたが、この講義を受けて初めて知ることがたくさんありました。日本だけでなく、外国の経済についても知ることができ、世界の動きにさらに関心を持ちました。難しいと感じる部分もありますが、これから時間を見つけてニュースも見て、色々なことを学んでいきたいと思います。

S.Kさん(佐賀県立鳥栖高等学校出身)

高校で習った倫理、政治経済よりも実用的で、自分の将来に直接、役立ちそうな気がします。説明もわかりやすく、たまに豆知識なども教えてくださるので、とてもありがたいです。英語の授業だけでなく、日本と世界の経済の動きを学ぶことは、将来、英語を使った仕事をしたい私にとってとてもプラスになると思います。今後も頑張ります。

N.Sさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)

今回、国際キャリア入門の講義を受講して経済の仕組みや現状についてきちんと勉強することができて本当によかったです。自分の国の現状を知っておくことはとても大切なことだと感じました。

M.Tさん(れいめい高等学校-鹿児島-出身)

私は高校の時に地理を選択しており、また政治経済が必修だったため、そのふたつを合わせたような国際キャリア入門はとても興味深く、一番、面白くて楽しい授業のひとつです。

K.Rさん(福岡県立光陵高等学校出身)

私は将来、開発途上国が抱える貧困問題の解決に携わりたいと思い、この講義を受講しました。先生の様々な国に行っての経験の話がとても興味深く、海外で働くためには自分がやりたい仕事についての専門知識だけでなく、その周りにある経済についての様々な知識も必要だということが改めてわかりました。

K.Aさん(福岡県立嘉穂高等学校出身)

変わりゆく日本経済の状況を知ることにより、将来の自分がどうすべきなのかが学べて、とても自分のためになる授業です。今年から選挙権が18歳である私にもあります。これからの日本を作っていくのは若者であり、将来や今の私達であることを実感します。

C.Iさん(長崎県立佐世保南高等学校出身)

この学科を選んだ理由の一つに「言語、文化以外のことも学びたい」ということがありました。そのため、この授業は毎週、とても楽しみにしています。

A.Uさん(熊本信愛女学院高等学校出身)

日本の経済だけでなく、国際経済についても学べるため、とても自分のためになります。これから世界の経済についてよく知り、知識を増やしていきたいと思います。

N.Kさん(福岡県立香住丘高等学校出身)

経済学を学びたかった私にとって一番、興味のある授業で、とても楽しいです。経済のことだけでなく、世界との関連についても教えてくださるので、とてもためになります。この授業を機に学びを深めていきたいと思います。

M.Kさん(大分県立臼杵高等学校出身)

日本や世界の過去と現在の経済状況を知ることができるため、新しい知識を増やすことができます。この講義を受けてから、テレビで放送している政治や経済のニュースを理解できるようになりました。

H.Kさん(福岡県立春日高等学校出身)

高校までは世界の政治や経済について学ぶときに日本を中心に世界を見ているような感じで学んでいましたが、この講義を受けて、世界から見た日本を学ぶことができたと感じます。

M.Kさん(福岡県立八幡高等学校出身)

高校までの政治経済の授業に内容は似ていますが、国際キャリア学科ならではの国際的な問題や海外の政治、経済の比較など学ぶところがたくさんあり、面白いです。過去の政治や経済の変遷からその国の本来の姿が見えてきて勉強になります。

E.Sさん(福岡県立伝習館高等学校出身)

高校の時に学んだ政治経済よりもレベルアップしていて、いろいろな国の歴史や文化と一緒に学べるのでとても楽しいです。これから学ぶ為替レートのことが正直、苦手なので、少しでも理解できるようになりたいと思っています。

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