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2016.06.29

国際キャリア学科

​授業紹介:Critical Thinking (1年生必須科目、担当:千葉浩美)

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メディアが発達した今日、私たちの周りには多くの情報が氾濫しています。特に急速なインターネットやSNSの普及で、情報の入手は格段に容易になり、便利になりましたが、さまざまな危険もはらんでいます。私たちはどの情報を信じていいのか、何を指針として行動すればよいのか、わからなくなることもあると思います。

そのような状況の中、本科目は良識ある判断力に基づいて行動できるグローバル人材を育成するための重要科目です。科目名は直訳すると「批判的思考」ですが、それはあら探しをしたり、すべてを疑ってかかる姿勢ではありません。物事を先入観、固定観念、偏見にとらわれずに理解し、色々な角度から複眼的に検討し、自分の行動の指針とすることです。

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授業では英語のテキストを使用し、ディクテーション、リーディング、英作文、ボキャブラリー問題、グループ・ディスカッションなども取り入れています。また、テーマごとに学生による口頭発表があり、テーマの要約や各自の意見発表が行われます。テーマの例としては、思考の整理法としてのブレイン・ストーミング、メディア・リテラシー(メディアを読み解く力)、ステレオタイプの危険、事実と意見の違い、英語学習者の落とし穴(英語圏からの視点に影響を受けやすいこと)、ジェンダーの偏見などがあげられます。

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以下は受講学生の感想です。

M.Sさん(福岡県立三池高等学校出身)

以前は他人から聞いたり、少し調べたりしたことを信じ込む傾向にありました。しかし、この授業を通して、今までの行動や考えを振り返ると矛盾だらけだったと気づきました。固定観念を持って何かをしようとすると間違った方向に進んでしまうこともわかりました。今、私たちに必要な思考能力が身につけられる良い機会となっています。

N.Uさん(日向学院高等学校-宮崎-出身)

この授業で、物事を鵜呑みにしないことの大切さを知ることができました。また、国境を越えて海外と日本の文化の違いも知ることができました。クラスの皆の発表を聞くことで、色々な意見や考えを知るのも面白いです。この授業は「不思議」を追求していく授業だと思いました。

K.Tさん(佐賀県立神崎高等学校出身)

内容はどれも自分の身の回りのことに関係があって、とても勉強になります。国際キャリアを目指す者として、世界の出来事に目を向けることの大切さも再認識しました。

Y.Iさん(鹿児島県立志布志高等学校出身)

人それぞれの見解や意見が聞けてとても面白いです。自分を見つめ直す良いきっかけになっています。これから社会に出た時に活用できる内容です。

M.Iさん(九州産業大学付属九州産業高等学校出身)

内容がとてもためになりますし、英語力もつき、私の中では一番力を注いでいる授業です。学力向上の必要性を感じさせてくれるこの授業に感謝です。

K.Aさん(福岡県立嘉穂高等学校出身)

情報を鵜呑みにせず、さまざまな角度から物事を見る能力をこの授業で養うことができています。Critical Thinkingは、現代社会で積極的に行動するための鍵となると感じました。

H.Nさん(鳳凰高等学校-鹿児島-出身)

色々な情報が飛び交う世の中で、自分で正しい考え方で、正しい情報を得て、正しく知識を駆使することが非常に大切になっています。Critical Thinkingは、その一連の流れを行えるようになるためにとても役立つ道具だと感じています。

M.Fさん(福岡県立直方高等学校出身)

今、私たちは情報社会で生活していながら、うまく情報と付き合えておらず、逆に痛い目にあう場合が非常に多いことがわかりました。

S.Fさん(佐賀県立神崎高等学校出身)

広告やコマーシャルを見る時には、気をつけて細部まで見ようと思いました。何気なく使用している情報も慎重に取り扱うことが大切だということを学びました。

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