学科 Today

2016.06.16

国際キャリア学科

Japanese Culture Fieldwork

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国際キャリア学科では海外からの留学生対象の専門教育科目として「Japanese Culture Fieldwork」(担当:大里)を開講しています。6月8日(水)には2014年に学部が設立されて以来はじめてとなる研修を行いました。テーマを「日本の近代以降の産業」として、留学生10名と日本語教育関係に興味を持つ2年のM.Oさん(福岡市立福岡西陵高等学校出身)の参加を得て北九州地区(日産自動車九州株式会社,門司港レトロ地区)に出かけました。

留学生たちからは「ビジネス日本語の授業では国内外の企業を取り上げた教科書を使ったが、勉強をした内容が実際のサイトを訪れて現実のモノと結びついて本当に良かった。カルロス・ゴーン社長が身近に感じられた」という声も聞かれ、研修の目的が達せられたという思いでした。 二人の三年生は次のような感想を寄せてくれています。

L.Dさん(中国出身、九州言語教育学院出身)

「自動車工場は同社国内最大規模でヤフオクドームの34倍という広さがあるという説明を聞いて驚きました。ロボットがたくさん使われていて、検査の工程でようやく熟練作業を行う人の姿が目立っていたような印象です。 門司港レトロ展望室から見る関門海峡の景色もきれいでした。」

S.Sさん(中国出身、九州言語教育学院出身)

「自動車工場のロボットの活躍に驚きました。ロボットに名前が付けられていたり、自動運転で部品を運ぶ運搬車(AGV)が作業員とぶつからないようにサザエさんなどの音楽を鳴らしたりと楽しい工夫がされていると思いました。昼ご飯を食べたレストランは100年前のビール工場で煉瓦造りと板張りの床がレトロでした。」
 

日本人学生のみなさんはなんだか小学校の時の見学旅行みたいだと思われるでしょう。そうです、その時すでにみなさんの国際キャリアの道は始まっていたのかもしれませんよ。
 
(留学生日本語担当  大里記)

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日産の工場で