国際キャリア学科3年生は、今年から国際キャリア(国際経済・経営)、国際協力、地域研究、異文化コミュニケーションの各専門分野のゼミ・クラスに分かれ、専門科目を重点的に学んでいます。

経済・経営分野では、3年生を対象に「Human Resource Management(人的資源管理論)、「Japanese Industry(日本産業論)、「Company Law(会社法)」などの専門科目が開講されるとともに、国際ビジネスの現場を体験するインターンシップやフィールドワークが実施されます。このうちインターンシップは九州インターンシップ推進協議会を通じた大学全体でのインターンシップのほか、学科独自の科目として「Business Internship」が開講されます。

先日は、前期に開講する「Business InternshipⅠ」で実施予定のアシアナ航空本社での研修に先立ち、アシアナ航空福岡支店スーパーバイザーの横山誠様と、同社と提携して韓国向けの旅行手配を行っているタビックス・ジャパンの野口美和様をお招きし、研修参加候補者の面接・選抜、そしてアシアナ航空の概要や業務などに関する事前授業を実施しました。

事前授業で横山様からは、資本金、株主構成、部門別従業員数、組織体制、保有機材などアシアナ航空の概要について解説いただくとともに、同社を例にとって外資系航空会社の業務全般と韓国の航空会社の日本への就航状況、さらには世界の航空会社の三大アライアンスの動向まで詳しくご説明いただきました。学生たちは真剣な表情で聞き入っていました。

9月初めに実施される航空実務研修はアシアナ航空が外部から受け入れる研修では最も長い3日間の集中コースで、学生たちは客室乗務員としての身だしなみ(メイク等)、表情・挨拶・対話・立ち居振る舞いを中心としたイメージ・メイキング、歩き方や姿勢、ボイス・トレーニングと機内アナウンス実習、機内サービス実習、非常着水訓練、模擬面接などをアシアナ航空の教官や客室乗務員の方から指導を受けながら学びます。

研修が行われるのはソウルの金浦空港に近いアシアナ航空本社の研修施設、アシアナ・アカデミーで、研修期間中は全員、同社の客室乗務員の制服を着用し、昼食、夕食も社員食堂で社員の方々と一緒にとります。現役の客室乗務員の方々との交流も実施されます。

次回の事前授業は、韓国の経済や対日ビジネスの現状について知るため、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)から金性煥館長を講師としてお迎えして実施する予定です。
 


アシアナ航空と外資系航空会社の業務に関する講義


研修希望者の面接-航空会社を志望する理由等についてはきはきと答えていました


横山様、野口様と面接を終えた研修参加者代表
右からK.Sさん(福岡県立春日高等学校出身)、N.Hさん(福岡県立香椎高等学校出身)、M.Mさん(福岡県立須恵高等学校出身)、先生方をはさんでN.Sさん(福岡県立柏陵高等学校出身)、S.Mさん(那珂川町立福岡女子商業高等学校出身)


アシアナ航空本社で研修をご担当いただく同社サービス・コンサルティング課のウォン・ヒヨン課長(右)とジョン・ミリョン教官(左)。ジョン教官は現役の国際線客室乗務員です。