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2016.01.08

国際キャリア学科

​授業紹介:Business Communication II:株式会社 一蘭 サラ・ペレス様による講義

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12月11日のBusiness Communication II(2年生必修科目)の授業では、株式会社 一蘭で活躍されているペレス・サラ様をお迎えして、特別講義を開催しました。

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ペレス様はスペインのマドリードの出身で、2005年に来日し、日本語学校での2年間の勉強を経て、福岡女学院大学人文学部英語学科に入学、2011年3月に卒業されました。その後、とんこつラーメン店を展開する株式会社一蘭に入社され、現在は海外事業部で総務と研修を担当されています。同社は、2013年の香港1号店、昨年の香港2号店のオープンに続き、目下、ニューヨーク進出に向けて準備中とのことです。

ペレス様の担当業務には、海外出店に際しての事前調査、政府機関や弁護士などとの折衝のほか、他部署との調整や情報収集が含まれます。さらには海外社員の日本での研修も担当されており、文化の違いを考慮しながら日本のブランドを海外で発信するための基礎知識の養成に尽力されています。店長および副店長に向けて必要な厨房スキルの教育にも携わられています。

講義ではペレス様のこれまでのご経験や現在のお仕事などについてわかりやすくお話いただきました。講義の後は、後輩たちから活発な質問が寄せられました。ペレス様は本学在学中に日本語教師資格も取得され、母語であるスペイン語に加え、卓越した日本語力、英語力を修得されました。

入学前から英語の日常会話に不自由はなかったそうですが、日常語とは異なるビジネス英語の運用力を高める上で、大学での「Business Communication」の授業はたいへん役立ち、また、「異文化コミュニケーション」の授業で学んだことも、今のお仕事に生かされているとのことです。

ペレス様が日本留学や就職を通し、これまで大切にしてこられたことは、チャレンジ精神、人との出会い、たゆまぬ努力です。日本文化を愛し、「本物」の博多の味を国内外で提供する自社商品への誇りに満ちたペレス様の姿は、後輩たちに大きな励ましと希望を与えました。

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憧れの先輩と記念撮影(ペレス様の後ろは科目担当の千葉准教授)

以下は受講した学生の感想です。

N.Iさん(Golden Secondary School-カナダ-出身)

アニメから始まった日本への関心が大きくなって、今となっては海外展開を進める日本企業にとって必要不可欠の存在になられているペレスさんのお話を伺い、私も将来、日本と海外の仲介役になって会社から頼られるようなビジネス・ウーマンになりたいと強く思いました。スペインの大学を中退して日本へ来られた行動力、決断力も素晴らしいと思います。就職が決まるまでのお話では、多くの人との出会いを大切にするということを教えていただきました。

H.Mさん(福岡県立城南高等学校出身)

講義の時間、ずっと楽しくお話を聴くことができました。最も印象深かったのは、ペレスさんが人との出会いやつながりを大切にされているということでした。母国語ではない日本語であんなに明るく楽しくお話ができるのは本当に素晴らしく、とても素敵な人だと思いました。
日本へ留学し、大学に入学し、さらに日本で就職をするというのは簡単なことではないはずなのに、それをやってきたペレスさんはとても努力されてきたのだと感じました。私も、大学の勉強や自分の好きなことに精一杯取り組んでいきたいと思います。

N.Mさん(福岡県立福岡中央高等学校出身)

単身で来日され、たくさんの活動をされているペレスさんのお話に感動しました。私も留学を考えているので、ペレスさんのように言語も勉強しながら、学習以外の活動も積極にできればと思います。一蘭は幼い頃から大好きでよく食べに行っています。今回のお話で素敵な企業であることがよりわかったので、もっと食べにいきたくなりました。

A.Nさん(福岡市立福翔高等学校出身)

一番印象に残った言葉は、「すべての出会いが繋がっている」ということです。ペレスさんは多くの出会いを一つ一つ大切にされ、その結果、これまでの人との出会いが今のキャリアに繋がっているということを知り、感銘を受けました。また、何事にも前向きにやる気を持ってチャレンジし、失敗を恐れない姿勢がとても尊敬できます。

Y.Bさん(筑紫女学園高等学校出身)

ペレスさんの行動力に驚きました。外国人が日本で就職することは無理だと言う人がいても、それをやる気に変えて挑戦されたペレスさんを見て、何でも熱心に取り組めばできないことはないと実感しました。今回の講義は私にとってとても刺激になりました。大学生活の残り2年間、何事にも向上心を持って取り組みたいと思います。

H.Gさん(福岡市立福岡女子高等学校出身)

ペレスさんのお話を心躍らせながら聴きました。印象に残っていることの一つは、海外に出店する時の難しさです。現地の法律や文化の違いなどで多くの時間がかかることを知りました。「本物を伝える」ことに尽力し、こんなに日本を好きでいてくださることにとても感動しました。

K.Hさん(大分県立大分雄城台高等学校出身)

先輩であるペレスさんの話はとても面白く、勉強になりました。来日されるまで、さらに、日本語学校から大学に入学するまでのお話を聴いて私が思ったことは、「行動する」ことの大切さでした。自分の好きなこと、興味があること、「知りたい!」「学びたい!」と思ったことには、まず「行動」するしかないのだと改めて考えさせられました。
就職までのお話では、ペレスさんの人脈づくり、出会いに感動しました。私もたくさんの出会いや今、まわりにいる人たちに感謝し、これからの出会いも大切にしていこうと思います。私はラーメンが好きですが、まだ一蘭に行っていないので、近いうちにぜひ行こうと思います。

K.Sさん(鹿児島県立大島高等学校出身)

今回の講義ではたくさん学ぶところや発見がありました。エンジニアになるために通っていた大学を中退してまで来日されたペレスさんの行動力は素晴らしいと思います。早めの就職活動や、アルバイトや音楽を通しての多くの人との出会いについてお聞きし、積極的に行動することの大切さを学びました。
また、日々とても努力されていたのだと思いました。現在のお仕事については、正しいマナーなど私たち日本人以上にご存じで、すごいと思いました。外国人に日本の文化や味をどう伝えるかなど、新しい考え方や価値観についても学ぶことができました。

M.Yさん(長崎市立長崎商業高等学校出身)

一蘭では、店舗は全て直営と聞き、驚きました。海外出店でも本物を伝えたいという気持ちで、どこでも同じ味、クオリティで提供するため、尽力されていることがよくわかりました。出会いを大切にされ、異文化との間で活躍されているペレスさんのような女性になれるように、また自分の好きなことを仕事にできるよう頑張りたいです。

K.Tさん(聖和女子学院高等学校-長崎-出身)

お話を聴いてとても刺激を受け、尊敬しました。ペレスさんのお話から、どれだけ一蘭のことが好きなのか、強い想いが伝わりました。私もそのような想いで働く人になりたいと思いました。また、オープンなお人柄にも惹かれ、人としてこういう人になりたいと思いました。

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最後はHUGで感謝